スポーツ業界への深化。情熱をカタチに「深く関わる」私の道

「もっとスポーツ業界に深く関わりたい」
テレビ局でプロスポーツとの接点を得るも、さらに深くスポーツと関わる道を求めたのは、All-Grip株式会社で働く山木さん。
スポジョバを活用し、これまで知らなかったスポーツ業界の多種多様な仕事と出合うことで、自身のキャリアの視野を大きく広げました。
なぜ、彼女はテレビ局からスポーツエージェンシーという新たな舞台を選んだのか？そして、あまり聞きなれない「スポーツエージェンシー」とはどんな仕事なのか？
スポジョバを通じて入社された方のその後を追う企画「スポジョバ採用ファイル」。スポーツ業界への熱い想いを仕事へと活かす山木さんにお話を伺いました。

（取材・執筆：中田初葵、編集：池田翔太郎）

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スポーツ業界の視野を広げられたスポジョバ

―――本日はどうぞよろしくお願いいたします！早速ですが、山木さんはスポジョバをどのようにして見つけてくださったのですか？

「スポーツ業界　転職」と検索して上位の方にでてきたのがスポジョバでした。もちろん他の求人サイトも見ていましたが、スポーツのメイン求人は出てくるものの、コアな求人はなかなかなくて･･･。スポジョバは、スポーツに特化している点で使いやすかったです。

―――見つけてくださり非常に嬉しいです！まだ立ち上がって間もないところもあるので怪しくないかなと思ったのですが･･･（笑）

スポジョバは、LINEを登録することができると思うのですが、私自身はそのハードルが低くて、すぐに見てみようと思えました。他の求人媒体は必要項目の入力が多くて、たくさん連絡も来るイメージでした。仕事をしながらの転職活動だったので、私のスピード感に合うスポジョバを使えてよかったですね。

―――ありがとうございます！スポジョバでは今回のAll-Gripさま以外にもどんな求人をご覧になっていたのですか？

スポーツチームの求人はもちろんですが、リーグ全体に関する求人やスポーツグッズなどの求人も見ていました。なかなか普段であれば見ない求人ばかりだったので、こういう仕事もあるんだなと理解が深まりました。やっぱり転職活動を始めた当初は、漠然とスポーツ業界に興味があったので、自分がやりたかったことって何なのだろうと思っていて。スポジョバの求人を見れたことで、自分が本当にやりたかったことが見えてきて視野が広がりました。

―――スポジョバという媒体で視野を広げられたこと、本当に嬉しく思います！山木さんはスポジョバのキャリアアドバイザー（CA）を通じて転職に成功されましたが、スポジョバのCAを介して転職活動をすることの良さとは何でしょうか？

まず、CAを介すことで、その企業の表面的な部分以外のところまで知ることができるのは良さだと思います。
さらに、スポーツに特化している分、取り扱っているものも専門的だからこそ、相談に乗ってくださるCAの知識の深さに驚きました。スポーツ業界に行きたいと考えている人にとっては、最適なのかもしれません。

スポーツが今も昔も自分の軸

―――スポーツ業界への転職を志されたということは、どんなスポーツとの関わりがあったのですか？

自分がプレイヤーとして長く続けていたのは乗馬でしたが個人スポーツだったこともあり、幼い頃からチームスポーツの観戦を重ねていました。地元である宮城県は、プロスポーツチームがたくさんあり、見に行こうと思えばいつでも見に行ける身近な存在でした。

―――確かに宮城県にはサッカーや野球、バスケにもプロチームがありますね！どうして観戦が好きになったのでしょうか？

2004年、地元に楽天イーグルスができたことで一気に身近になりました。楽天イーグルスのボールパーク構想は誰でも、特に子どもたちが楽しめるエンターテインメントになっていると思います。だから幼い頃から見ていましたし、それがきっかけとなって観戦が好きになりましたね。大学時代は、楽天イーグルスのスタジアムでビールの売り子や、年間シートを購入いただいているお客様への接客も行っていました。

―――アルバイトまで！本当にスポーツが好きなことがわかります。大学卒業後はどうしてテレビ局の道を進まれたのですか？

地元のプロスポーツに接点がある企業だったからですね。取材という面でもスポンサーシップという面でも、地元のプロスポーツにつながりがあるのは数少ない。その中でも開かれているテレビ局を選びました。

―――なぜそこまでしてスポーツと関わりたいと思われたのでしょうか？

どうせやるなら好きなことを仕事にしたいと思いました。スポーツには、スポーツでしか得られない感動や人の心が動かされる瞬間があると思うんです。そういった点でスポーツにはずっと魅力を感じているのかもしれないです。

―――私もスポーツの魅力にどっぷり浸ってしまったのでお気持ちが痛いほどわかります！テレビ局ではどんなお仕事をされていたのでしょうか？

テレビ局で社長秘書や経営戦略室で周年事業などを行いながら、SNS運用もしていました。各スポーツチームとも密にコミュニケーションを取りながらコラボもしていて、地元スポーツと接することができたのが良かったです。

―――スポジョバも各種SNSをしているのですが、フォロワーを増やすコツを教えていただいてもよろしいですか！？

単発の投稿ではなく、ある程度ストーリーを持たせて投稿していました。裏側が知れるといいのかもしれないですね。転職してからも、企業さんに提案するときにはある程度のストーリーを持たせたほうが提案しやすいと感じています。どうしてこの企業さんなのか、どうしてこのアスリートなのか、ストーリー作りを大切にしながら行っています。

テレビ局で働いたことで見えてきた本当の自分の夢

―――テレビ局でプロスポーツチームとの接点もあり、充実した生活を送られていたと思いますが、どうして転職をしようと思われたのでしょうか？

接点ができたことでさらに深くのめり込みたいなと思いました。テレビ局だとある程度はチームと関われるものの、深くはなかなか関われない立場にあります。スポーツといざ関わってみると楽しいな、こんなにも人を動かせるんだなと感じます。接点ができたことでテレビ局よりももっと深く関われる場所にいたいと思いましたし、テレビ局では成し得なかったことにも挑戦したいと感じ、転職を決意しました。

―――山木さんが考える、「スポーツ業界に深く入る」とはどのようなことなのでしょうか？

一つは接触回数ですね。テレビ局では、あくまでもプロジェクトの中の一つ。比重がどうしても重くないんです。また扱うスポーツの商材もどうしても限りがあるので、違うアプローチがしたいと考えました。

―――限界が決められてしまっているものから抜け出したいと思われたのですね。いつも取り上げられるスポーツ以外にも目を向けていきたいということなのでしょうか？

マイナースポーツの知名度を高めていきたいという思いがあります。テレビ局は声が届かない人の声を届けるというマスコミの課題の一つに取り組んでいますが、言ってしまえば取り上げることしかできません。私が注目したのが野球の独立リーグ。素晴らしい魅力を持っているはずなのにやはりまだまだ知名度は低いですし、リーグ運営も難しいと思います。それを取り上げるだけでなく、根本的な課題解決に取り組みたかったんです。

―――独立リーグに転職するという選択肢もあったと思うのですが、どうしてスポーツエージェンシーであるAll-Gripさまにご入社されたのでしょうか？

正直、私も最初は聞いたことがない会社でした。スポーツエージェントという言葉自体も日本では知名度が低い状態です。ですが代表の金子が、「スポーツの持つ力で世界を動かす」と何度も言っていました。最初は突拍子もない話のように聞いていましたが、確かにスポーツは世界中にあって、非言語コミュニケーションの一つ。実際に世界にまたがっているからこそ実現不可能なものでもないんだなと感じました。

―――話を聞いていくうちに現実味が増してきたのですね。

そうですね。スポーツエージェンシーは権利にまつわるビジネスをしています。無形商材のため自分たちの力で価値を高められたり、狭めてしまったり変化させられるんです。アスリートやスポーツそのものの価値を変化させられることで、競技自体のサポートやアスリートのサポートにつながります。All-Gripなら企業とアスリート両方の意見をフラットに聞きながらビジネスを進められますし、叶えたかった本来の目的が達成できるなと感じました。

スモールカンパニーだからこそ見つけたい自分の価値

―――ご入社されてまだ1年弱ではありますが、率直に今はいかがですか？

最初は自分にできないことばかりを発見してしまい落ちこむことばかりでしたが、不安に思っていることは金子と面談を重ねながら解消でき、今は楽しく働けています。具体的にはメインであるプロゴルファーやメジャーリーグのチーム・スタジアムとスポンサー企業の間に立ち、フォローをする業務をしています。実際に試合会場にも行って交流もしています。

―――できないことを発見できるのも山木さんだからかもしれません！前職のご経験が活かされたなと思う部分はありますか？

6月に開催されるゴルフの大会はこちらが中継や大会のプロデュース自体も行っています。だからこそ、中継の進め方や広告代理店とのやり取りなどは活かしていきたいですね。

―――逆に難しいなと感じる部分は何かあるのでしょうか？

今までは大きな組織にいたため、自主性というよりは組織の承認を受けて動いていく働き方をしていました。All-Gripはスモールカンパニーなので、仕事のフローも動き方も以前とは大きく変わりましたね。これはやっていいのかなと迷う部分が多く、考え方のスイッチを切り替えるのに数か月かかりました。

―――スモールカンパニーならではの良さを今感じながら働かれているのですね。まだ入社して間もない中ではありますが、All-Gripさまに山木さんがいることの意義は何か感じられているでしょうか？

今ちょうど私も探しているところで、私ならではの強みを見つけたいですね。自分と同じような人を見つけたいわけではない、と金子によく言われます。スポーツチームも同様で、能力が均一な人たちだけが集まってもいいチームは作れません。自分だからできること、自分の価値や魅力を見つけていきたいです。

―――今後自分ならではの強みを見つけていくうえで、All-Gripさまでどんな存在になりたいですか？

個人としても会社としても「All-Gripと仕事をしたい」と、アスリートからも企業からも思ってもらえるようになりたいです。スモールカンパニーだからこそ、一人ひとりの魅力が本当に大切だと思います。代表の金子と仕事をしたいという人はたくさんいます。今後は、私と仕事がしたいと言ってもらえる存在になりたいです。そのためにもまずは、関わってくださる方々と密にコミュニケーションを取りながら、信頼関係をつくっていきたいです。