“ALWAYS SMILE”を理念に神奈川に根づく新事業へのチャレンジ。

株式会社SG神奈川 代表取締役  南 哲男

“ALWAYS SMILE”を理念に神奈川に根づく新事業へのチャレンジ。

株式会社SG神奈川 代表取締役  南 哲男

「お客様の立場に立って考え行動する」ーー。
アビバグループが創業以来、守り続けてきた基本精神だ。
30年以上続くアミューズメント事業を次のステージへ。2024年10月、グループの新事業としてSG神奈川が誕生した。挑戦の舞台は、業界最大手インドアゴルフ。ステップゴルフとの提携を通じ、神奈川県内で50店舗の展開を目指す。
代表を務めるのは、20年以上にわたりパチンコ業界の第一線で活躍してきた南哲男さん。なぜステップゴルフなのか。他のフランチャイズとの違い、そしてすべての起点にある“ALWAYS SMILE”という理念とは。SG神奈川の構想と想いについて、南さんに話を聞いた。

(取材・執筆:伊藤 千梅、編集:伊藤 知裕、中田 初葵)

基本精神を軸に“第二の柱”を育てる

――SG神奈川さまは2024年10月に新しく設立した会社ですが、南さんはどのような経緯で代表に就任されましたか?

私は大学を卒業後、パチンコ業界の大手企業で約20年間勤務し、営業職を中心にキャリアを積みました。その後も同じ業界で経験を重ね、いくつかのグループ会社で役員を務めるなど、経営管理全般に携わってきました。アビバグループに入社したのは約2年前と最近の話です。アビバグループにとって、これからの時代を見据えた「第二の柱」の育成は、まさに会社全体の未来を左右するテーマでした。そこにお役に立てるのではないかと考えてこの会社に入りました。

――事業として「第二の柱」を作ることでアビバグループの未来を明るくできる可能性があるんですね。

そうですね。今はパチンコ業界自体、市場規模が縮小しているので、そのなかで勝ち残っていく必要があります。アビバグループは現在32年目を迎えましたが、それをさらに発展させていかなければいけません。私はこれまで「1を10」にする仕事を多く経験してきました。営業の手法を改善していく、新しいやり方を導入していくといったやり方で会社をより良くしていくことは得意な領域です。新しい店舗を出すといった“攻め”の判断も早いほうだと思います。今回会社の代表に指名された時も、自分の強みを結びつけられる仕事だと思ったので引き受けました。

――第二の柱を作る上でもアビバグループとして大事にしていることはありますか?

グループ創業社長の光山がアビバを創業する時から「お客様の立場に立って考え行動する」を基本精神として大切にしています。会社の利益ばかりを考えて、お客様をないがしろにしてしまうと、お客様に見放されるということですね。うちのパチンコ店の事務所には、この言葉を額に入れて飾っています。アビバグループがこれまで生き残っている理由の一つにこの基本精神があると思います。儲け主義に走らないことは、我々の商売に限らず、すべての商売に共通していることですね。

――その精神をSG神奈川さまにも引き継いでいくのですね。

会社に入社してからまだ日は短いですが、僕よりもはるかに長く働いてきた人たちが、お客様の立場になって考え行動してきたからこそ今の会社の姿があると思っています。SG神奈川も、根底にある精神は変わりませんし、しっかりと引き継いでいきたいですね。

“プロでなくても活躍できる”仕組みがある

――SG神奈川さまで「インドアゴルフ」の事業を始めることになった時はどんな思いでしたか?

「できるな」と感じたのが率直な感想です。グループとして第二の柱を模索していく中で、インドアゴルフには元々着目していました。私は現在SG神奈川の代表取締役だけでなく、株式会社アビバの専務取締役や、グループ会社である株式会社湘南開発の代表もしています。湘南開発はフィットネスジム運営やゴルフレッスンスタジオ運営のスポーツ事業を行っていて、すでにインドアゴルフを2店舗運営しています。やり方次第でもっと伸ばしていけると思っています。

――すでに別のインドアゴルフ事業に携わっているとのことでしたが、なぜステップゴルフ事業を始めようと思われたのでしょうか?

一般的なインドアゴルフの多くは、元プロゴルファーがレッスンを担当するスタイルが主流です。プロが教えるレッスンの良さはもちろんありますが、必ずしも経営や接客が上手なわけではなく、コーチだけれど教え方が上手ではなかったり、コーチとは他に店舗スタッフの人件費が必要だったりします。ある程度売り上げがあるお店でもなかなか利益が出ないのは、インドアゴルフ業界全体の課題です。一方で「ステップゴルフ」の方針として、必ずしもプロである必要はなく、ゴルフ経験のある一般の方を採用しています。研修、教育を通してレッスンを提供できるスキルを磨いていくことで、インドアゴルフの課題を解決することが可能です。

――プロである必要がないという点で採用の幅に広がりを持たせているのですね。

そうですね。あとはコーチに店舗管理もしてもらうので、業務効率が高いです。そうすると、お客様にも安く会費を設定できる持続可能なビジネスモデルになるので、弊社の第二の柱になる可能性を感じています。

――「ステップゴルフ」事業をされている他のフランチャイズ企業との違いはありますか?

SG神奈川は、ステップゴルフ株式会社のフランチャイズの中で最大規模の会社の一つだと思います。会社としての財務や本部のサポート体制は、アビバグループとしての基盤がありますので、安心して業務に取り組める環境があります。店長兼コーチは大変そうだと感じるかもしれませんが、店舗運営に関するマニュアルや研修制度も整っているため、未経験の方でも着実に成長していける環境です。

求めるのは「お客様に寄り添えるコーチ」

――今回募集されるコーチ・店舗責任者を担う方々にはどんなことを大切にしていただきたいですか?

ゴルフコーチといっても大前提は接客業なので、身だしなみや表情、声のトーンといった立ち振る舞いに加えて、コミュニケーション能力も大切にしています。喋りがうまいかどうかというよりは、相手とのやり取りがスムーズにできるかどうか。お客様の話をきちんと聞いて、相手の目線に立つ。その上で、ニーズに合ったレッスンを提供すること。そういう能力がベースにあると、教え方もうまくなると思います。最終的には人柄を重視しますね。

――スキル面で必要なことはありますか?

もちろん、コーチも店舗責任者もお任せするので、接客スキルと店舗管理両方のスキルがあるといいですが、一番はゴルフが好きで、お客様のスキル向上に貢献することを自分の喜びとして感じられる方に来てほしいです。レッスンに比重を置いて、そこに興味のある人に来てもらえるとうれしいですね。経営管理の能力があることも確かに大事ですが、真面目でコツコツやることができたら知識がなくても大丈夫です。

――入ってきた方には、どのように成長していってほしいですか?

基本的にコーチ・店舗責任者をメインに採用していきますので、配属された店舗でお客様に支持される繁盛店を作ることが求められます。同時に、まだ始まったばかりの会社なので、まさに“これから”のフェーズ。神奈川にたくさんの店舗を作っていくことを予定しています。店舗展開が進んでいくにつれて、エリアを統括するマネージャーや、本部にはスーパーバイザーやサポートスタッフも必要になります。そのようなポジションには、コーチ・店舗責任者での勤務経験がある人がなっていくことが望ましいです。店舗が繁盛すれば、コーチ以外の職種も任せたいと考えています。

――立ち上げメンバーのような形ですね。

そうですね。最初の社員として採用した方も、これから会社と一緒に成長していくという思いで入社してくれています。コーチ・店舗責任者の業務を全うすることはもちろん「自分がこの会社を大きくする」という思いでいてほしいです。上昇志向がある方にもチャンスを感じてほしいですし、会社の成長に合わせて、人として、ビジネスマンとして成長していきたいという志をもっている人とぜひ一緒に頑張りたいです。

“ALWAYS SMILE”を目指して

――“これから”というフェーズのSG神奈川さまですが、今後のビジョンを教えてください。

ステップゴルフに関しては、まずは50店舗の展開を目標に動いています。ただこれはあくまで一つの目安です。100店舗、さらにその先を目指すことも視野に入れていて、新規出店していくだけでなく、既存店舗の買収や事業承継といった形でも拡大を進めていきます。その上で、神奈川を軸にゴルフ人口を増やしていきたいですね。地元の人たちに「ゴルフを練習しよう」と思ってもらえるような状況を作りたいです。

――アビバグループとして、ステップゴルフ事業を通してどのように社会に貢献していきますか?

ステップゴルフ株式会社の理念のなかに「ゴルフというスポーツを通じて、より良い社会を実現する」とあります。私たちもステップゴルフの事業を展開していく以上は、100万人のゴルファーを創出し、人々の健康にも貢献していくという同じ志を共にしています。
SG神奈川としては、この神奈川という地域に根ざして、暮らす人たちの健康や余暇の楽しみの一つになるようなお店を作っていきたいと考えています。そして、その根底にあるのが、アビバグループの掲げる企業理念“ALWAYS SMILE”です。これは「お客様の立場に立って考え行動する」という創業以来の精神に通じています。清潔で明るく、スタッフもお客様も笑顔でいられるような空間が私たちの目指す店舗のあり方です。そんなお店を、1店舗ずつ、丁寧に作っていきたいと思っています。

――“ALWAYS SMILE”の実現のために、日々心がけていることはありますか?

私が大切にしているのは、「まず、働く人が笑顔でいられること」です。笑顔が出るような会社でないと笑顔は作れません。経営や数字のことを追うことももちろん必要ですが、一緒に働く仲間のことを常に思いながら、日々の判断や行動をしています。SG神奈川に勇気をもって飛び込んでくれた方々、サポートしてくれるスタッフや人事部のメンバー、そういう人たちをまずは笑顔にしていきたいですね。それが結果的に、持続的な会社の成長につながると思っています。

――笑顔で働ける環境が、お客様にも伝わるということですね。

私は、笑顔を発することができる人こそ、社会の中で成功し、楽しく生きていけると思っています。だから“ALWAYS SMILE”という理念にはとても共感しますし、簡単に実現できる世界じゃないからこそ、目指したいですね。でも、“楽しい”というのは、“楽(らく)”とは同じ漢字でも意味はまったく違うと思っています。楽しい会社を作るためには、手を抜くのではなく、真面目に積み重ねていくことが必要です。自分の仕事に責任を持ち、丁寧にやり切る。その先にこそ、本当の笑顔があると思います。そうした価値観がブレずに、会社の未来を作っていきたいと考えています。

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【PROFILE】
南 哲男(みなみ てつお)
株式会社SG神奈川 代表取締役。株式会社アビバの専務取締役、およびグループ会社・株式会社湘南開発の代表取締役も務める。大学卒業後、パチンコ業界大手の株式会社マルハンに入社し、約20年間にわたり営業やグループ会社の役員などを歴任。経営管理全般の経験を活かし、2023年にアビバグループに参画。現在はグループの“第二の柱”となるインドアゴルフ事業の展開に注力し、ステップゴルフのフランチャイズ展開を軸とした店舗拡大を進めている。

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 2024年10月
代表者 南哲男
従業員数 7名(グループ合計712名)
業務内容

インドアゴルフスクール「STEP GOLF」のFCとして、
神奈川県を中心とした店舗展開、事業運営

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