「ナイターの試合は何時から?」
「ナイターでの試合時に注意することは?」
野球ではナイターと言って照明をつけて試合する機会があります。日中に行うデイゲームと違って、ナイターゲームではいくつか試合時の注意点があるんです。さっそく見ていきましょう!
日本でのナイターの歴史は1933年7月まで遡ります。照明器具が完成した早稲田大学の戸塚球場で同大学の2軍対新人の試合が行われたのが最初といわれています。プロ野球で最初のナイターは1948年8月。横浜ゲーリック球場(現・横浜スタジアム)で行われた読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズの試合が最初です。
それ以降、全国各地で夜間照明器具が設置されナイターゲームが行われるようになりました。
現在のプロ野球では、平日の試合のほとんどがナイターで行われています。
しかし、夏場の暑さ対策など時期によっては土日にもナイターゲームを開催する場合があり、花火などのイベントと組み合わせて観戦者が楽しめるよう、スケジュールを組んだりもしています。
ナイターの開始時間は一般的には18時ですが、球場の照明が点いて試合が始まったらナイターと言っていいでしょう。ドーム球場では昼間から照明が点いていますが夜に行われる試合のみがナイターと呼ばれています。
最近では新型コロナウイルスの影響で、試合終了時間を早めるために、18時開始のゲームを17時30分スタートにする場合もあります。
ちなみに昨今、街の運動公園の野球場や高校野球のグラウンドにも照明器具が設置されプロ以外の方も、夜に野球ができるようになっています。
野球場の照明の明るさはどのくらいなのでしょうか?
現在、プロ野球12球団のほとんどの球場でLED照明が採用されており、その明るさはJIS規定というもので決まっています。
公式競技を行う球場(東京ドームや明治神宮球場など)の照度は、内野で1000ルクス、外野で750ルクスと決められているようです。
一般的な家庭の照明の規定が300ルクスなので2倍、もしくは3倍以上の明るさなので野球場の照明がいかに明るいのかが分かります。
また、テレビ中継が行われる球場は基準以上の明るさに設定しているところもあるようです。
ナイターで試合をするときにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
ナイターでプレーするときにはデイゲームにプレーするときよりもボールが見づらくなります。
さらには、打球の速度が早く感じたり、ボールが照明と被ってしまって全く見えなくなることもありプレーの難易度が上がるので注意が必要です。
そこで、少しでも明るさを軽減するためにサングラスを使用してみるのはどうでしょうか。
サングラスと言っても昼間につけるものと同じでは逆に見えなくなってしまうのでレンズを変えて使用するといいかもしれません。
サングラスのレンズは透過率と言って光をどのくらい通すのかという割合があります。したがって、透過率の高いレンズを選ぶと視界が暗くなりにくくかつ、夜間の照明の明るさを和らげてくれるので使ってみるのもいいでしょう。
また、単に明るさを軽減してくれるという役割の他にもボールや砂から目を守るという役割でも使えるので一石二鳥です!
他には、アイブラックをつけるというのも一つの手段です。
アイブラックとは、目の下を黒く塗るためのシールなどのことをいいます。
アイブラックは、目の下で反射した光によって両目のコントラスト感覚を整え、空中のボールが背景に溶け込んで見えにくくなるのを防いでくれます。
最近のプロ野球では、コルクを焦がして塗っている選手もいます。
記憶に新しいのは、2020年の日本シリーズで福岡ソフトバンクホークスの栗原陵矢選手が福岡paypayドームでのナイターでつけていました。
プロ野球選手ですらナイターで照明の対策をしているのでもっと多くの人が照明の対策をしてもいいのではないでしょうか。
照明の明るさに気をつけて野球を楽しみましょう!
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