「登山をするとどれくらいのカロリーを消費するの?」
「登山は消費カロリーが多いと聞いたことがあるけど、具体的な数値はどのくらい?計算方法を詳しく知りたい!」
前回はトレッキングとはどのようなアクティビティなのか?登山やハイキングとは何が違うのかについて詳しく取り上げました!
→トレッキングの魅力とは?道具や服装、始める際の注意点も併せて紹介!
登山は消費カロリーが大きく、ダイエットに向いている。そう思われる方が多いかもしれません。
しかし、登山でのダイエットは実は危険と言われています。
今回は登山がどれくらいのカロリーを消費するのか?具体的な計算方法や、実際にダイエットとして登山をする危険性について具体的に取り上げていきます!
登山時の1分間あたりの平均消費カロリーは「体重×0.155kcal」とすることでざっくりと計算することができます。
体重約60kgの男性が傾斜が標準くらいの山を3時間ほど登った場合の消費カロリーは約2000kcalほどとなります。
同じだけのカロリー消費を散歩など、平地で行おうと思うと6時間以上も運動を続けなければいけません。
より詳細な消費カロリーが知りたい方はスマホのアプリで消費カロリーを知ることも可能です。
歩いた距離やコースの高度、平均速度などを用いて自動的に消費カロリーを計算してくれるので、気になる方はぜひダウンロードして使ってみてください!
また、登山のように身体への負荷が大きい運動を行うと、直後はカロリー消費効率が高くなるEPOC効果と呼ばれるものが働きます。これにより、運動を終えた後も脂肪が燃焼されるため、高いダイエット効果が期待できます。
加えて、登山を通じて下半身をはじめ全身の筋肉を鍛えることができ、基礎代謝をアップできる可能性が高まります。基礎代謝をアップさせることで、太りにくく痩せやすい身体を作りやすくなるとも言われています。
先ほどご説明したように、登山が身体に与える影響は大きく、ダイエットとして登山をしたいと考える方も多くいるかと思います。
しかし、一般的なダイエットの方法のように「摂取カロリーを抑えた上で運動をする」という行為を登山で行ってしまうと、登山中に身体が動かなくなるという事態を招く可能性があり、非常に危険です。
登山では水分補給、そして栄養補給がとても大切になります。
また、ダイエットの際に燃やしたい体内の脂肪も、登山ではしっかり残しておく必要があります。
何が起きるかわからない自然の中では、遭難したときに備えて脂肪はなるべく燃焼させないことが大切です。食事と携行食のみでできる限り行動に必要なカロリーを摂取する必要があるのです。
登山では体重が減らないようにすることはとても大切なことであり、これはダイエットの目的である体重を減らすという目的とは相反するものなのです。
登山は確かに消費カロリーも多く、身体に良い影響を与えると言われていますが、ダイエット目的での登山は危険なので行わないようにしましょう。
今回は登山の消費カロリーの計算方法。そして、登山をダイエットとして行ってはいけない理由について詳しくご紹介しました。
登山に似たアクティビティとして「トレッキング」が挙げられますが、登山では目的はあくまでも山頂に登ることであるのに対して、トレッキングの目的はあくまで歩きながら自然の風景を楽しむことにあります。
トレッキングの魅力や楽しみ方についてはこちらの記事にて詳しく掲載しているので、ぜひ併せてお読みください!
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