「ハンドボールではどんなことを行うと反則が取られるの?反則の種類を詳しく知りたい!」
「ハンドボールでは反則が取られた後はどのようにゲームを再開するの?退場はあるの?」
前回はハンドボールの各ポジションの名称と、それぞれに求められる能力、役割について詳しく取り上げました!
→ハンドボールのポジションごとの役割、名称を解説!どんな能力が必要!?
ハンドボールを自分でプレイする、あるいは試合を観戦するにしても、反則などのルールを詳しく知っている方がより競技を楽しめますよね!
そこで今回は、ハンドボールの反則の種類とその意味を一覧で詳しくご紹介していきます!
ハンドボールでの反則を一通り見るにあたり、まずは反則後の再開方法を知っておくことが大切です。
競技の再開の方法は下記の4種類があります。
・スローイン
ボールがサイドラインを出てしまった場合はボールが出た地点からスローインを行います。
・ゴールキーパースロー
攻撃しているチームがシュートミスなどでアウターゴールラインにボールを出
してしまった場合は、ゴールキーパースローでゲームを再開します。味方選手にパスするのではなく、直接ゴールを狙ってもルール上は問題ありません。
・フリースロー
フリースローラインの内側で守っているチームの選手が反則をした場合、攻撃していたチームはフリースローラインから、フリースローを行います。
それ以外の場所で反則があった場合は、反則があった地点からのフリースローでゲームは再開されます。
・7mスロー
攻撃している選手のシュート動作中に反則をした、あるいはゴールエリアの中に入って防御してしまうと、攻撃していたチームに7mスローが与えられます。
7mスローは選手とキーパーの1対1で、得点のチャンスとなります。サッカーのPKに近いイメージです。
反則後の再開方法がわかったところで、早速ハンドボールの反則の種類を見ていきましょう。
ハンドボールでは細かく見れば様々な反則が存在しますが、今回は基本的な反則10種類を順番にご紹介します。
・ラインクロス
ゴールキーパーがいるゴールエリアと、コートプレイヤーがいるプレーイングエリアの境界線である「ゴールエリアライン」にプレイヤーが触れてしまうと「ラインクロス」という反則が取られます。ただし、コートプレーヤーであっても、ジャンプしてゴールエリア内の空中でパスをしたり、シュートをしたりするプレーは反則になりません。
試合でも、ゴールエリア内にパスを出し、味方が空中でボールを受け取りシュートやパスをするという戦術は使われます。
この反則を犯した場合は相手チームのフリースローからゲームが再開されます。
・オーバータイム
コートプレイヤーが4秒以上ボールを保持してしまうと「オーバータイム」という反則が取られてしまいます。
ただし、この4秒のカウントは選手がボールをもったまま静止した状態のことを指すため、ドリブルをしていればカウントは進みません。
・キック
ゴールキーパー以外の選手は足でボールを扱うことが禁止されています。そのため、偶発的であり、故意でなかったとしてもキックという反則になります。再開方法は相手チームのフリースローになります。
・ダブルドリブル
バスケットボールと同じく、ドリブルした後にボールを持ち、その後にまたドリブルをつくとダブルドリブルという反則となります。バスケットボールのように、ボールを覆うようにドリブルをした場合もダブルドリブルを取られることがあるので注意が必要です。
こちらの反則も再開方法はフリースローになります。
・ハッキング、トリッピング、プッシング、ホールディング、チャージング
上記は全て、選手同士の接触の際に発生する反則となります。
ハッキング→相手プレイヤーの手や腕を叩いてしまった場合
トリッピング→相手プレイヤーの足元に故意に自分の足を出し、躓かせた場合
プッシング→文字通り、相手を押す、ぶつかったりした場合
ホールディング→相手を腕で抑えたり、抱き抱える、掴んで動きを封じてしまった場合
チャージング→オフェンス側の反則となります。バスケットボールと同じく、オフェンス側がディフェンス選手の正面から強引にぶつかっていった場合
これらの反則も全てフリースローでゲームを再開します。
・パッシブプレー
オフェンス側が攻撃に対して消極的であると判定された場合はパッシブプレーという反則が取られます。点数差で勝っているチームがドリブルやパスを回して時間稼ぎをしないようにこの反則が定められています。
ここまで基本的な反則の一覧を紹介してきましたが、ハンドボールでも悪質なプレーを防ぐためにサッカーと同じようにイエローカード、レッドカード制度が採用されています。
故意の反則や、悪質なプレーをした選手にはイエローカードが出されます。
これはあくまで警告であり、試合に出続けることができますが、試合中に2回目のイエローカードを出されてしまうとその選手は「退場」となり、その後の2分間は試合に出ることができません。
その間は残された6選手でプレーしなければいけないため、かなり不利な状況になってしまいます。
さらに3回目の退場をもらってしまうと今度はレッドカード、つまり「失格」となり、その選手はその試合に出ることができなくなります。
ただし、2分が経過すると代えの選手をコートに追加させることができます。
今回はハンドボールの反則の種類の一覧とそれぞれの意味、退場に関しても詳しく取り上げました!
ハンドボールは反則だけでなく、ポジションごとの役割を知ることでより競技を楽しむことができます。
こちらのコラムで詳しく取り上げているので、ぜひ併せてお読みください!
→ハンドボールのポジションごとの役割、名称を解説!どんな能力が必要!?
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!