「野球のクローザーとストッパーの違いは?」
「セーブがつく条件とは?」
プロ野球チームは投手の数も多く、役割が明確に分かれています。
長いシーズンを戦い抜くには緊張感が高まる試合終盤を安心して任せることが出来る投手が必要不可欠です。
今回は野球のクローザーについて解説していきます!
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クローザーとは最終回に登板して試合を締めくくるピッチャーのことです。
抑え、ストッパーなどとも呼ばれますね。
中でもストッパーはクローザーと同じ英語にも関わらず、なぜ呼び方が分かれているのでしょうか。
クローザー・・・「close」を語源とする正式な英語
ストッパー・・・和製英語
実はストッパーは和製英語なんです。どちらが正しいというわけではないので、呼びやすい方で呼べば問題ありません!
もちろんメジャーリーグではクローザーしか通じませんので、現地で観戦する際は注意しましょう。
クローザーは試合の終盤や最終回に登板することが多く、中でもトップクラスの選手はシーズンを通してクローザーを務め、チームの守護神と呼ばれます。
昔のプロ野球では「先発完投型」が花形であり、クローザーをはじめとするリリーフピッチャーは地味な存在でした。
しかし近年のプロ野球では、先発ピッチャーの故障のリスク軽減や球数制限などもあり、クローザーが必要不可欠となってきています。
そんなクローザーには、セーブと呼ばれる記録があります。
・勝利投手の権利を持たない
・勝利チームの最後の投手として登板する
・登板~試合終了まで一度も同点・逆転を許していない
・1/3イニング以上の投球回を記録する
これらの条件を全て満たした上で、
・登板時のリードが3点以内であり1イニング以上投げる(大量リードで登板してもセーブにならない)
・3イニング以上投げる(この場合に限り点差は何点開いていても構わない)
登板時の状況が打者2人にホームランを打たれたら同点または逆転される状況である
これらの条件を1つ以上満たすとセーブが記録されるルールとなっています。
また、リリーフピッチャーにはセットアッパーというポジションがあり、クローザーとの違いがよくわからない方もいるのではないでしょうか。
クローザー・・・最終回を締めくくるピッチャー
セットアッパー・・・クローザーの前に登板するピッチャー
セットアッパーはクローザーの前座的ポジションで、試合をクローザーに託すまで試合を壊さないための重要な役割です。
そのため、リリーフの中ではクローザーに次ぐ実力者が配置されたり、将来のクローザー候補を配置することが多いです。
そんなクローザーに求められる資質として、
・メンタル
・切り替えの早さ
・チームの信頼
などが挙げられるかと思います。
クローザーは同点や満塁のピンチなど、自身の失点が負けに直結する接戦で登板することが多くなります。
それゆえ、プレッシャーに耐えうるだけのメンタルが必要となります。
とはいえ、ときにはクローザーの失点で負ける試合もあるでしょう。
先発と違い、試合の翌日でも投げる可能性があるクローザーには、ミスを引きずらない切り替えの早さも大切です。
そして、何よりも「必ず抑えてくれる」というチームの信頼も重要です。
安心して後を託せるクローザーいるだけで、先発ピッチャーはのびのびと投げることができます。
「あいつならやってくれる!」
そう思われる実力と人柄もクローザーには欠かせません。
では、以上の要素を兼ね備え、日本のプロ野球で活躍したクローザーを、セーブ数ランキングからみていきましょう。
【セーブ数 歴代通算記録 ベスト3】
3位 佐々木 主浩 選手 【252セーブ】
「大魔神」の異名で恐れられた佐々木選手が3位にランクイン。
150km/hを超える剛速球とフォークボールで多くの三振を量産しました。
メジャーリーグでも活躍し、1年目には37セーブを記録して新人王に輝いています。
2位 高津 臣吾 選手 【286セーブ】
主にヤクルトでクローザーを務めた高津選手が、3位に30セーブ以上離してランクイン。
独特のフォームと魔球シンカーで多くの打者を手玉に取りました。
1位 岩瀬 仁紀 選手 【407セーブ】
圧倒的なセーブ数で1位を飾ったのが元中日の岩瀬選手です。
2004年にクローザーに転向後、毎年のように30セーブ以上を記録し、セーブ王には5回も輝いています。
真横に滑るといわれた伝家の宝刀スライダーは、プロ野球ファンの心にいつまでも残り続けるでしょう。
ちなみに、セーブ数ランキングには名前が挙がりませんでしたが、日米通算100勝100セーブ100ホールドを達成した上原浩治 選手も印象的なクローザーです。
1999年に巨人に入団し、ルーキーイヤーにはシーズン20勝を達成するなど、鮮烈なデビューを飾りました。
以降長らくは先発ピッチャーでしたが、2009年にメジャーリーグに移籍した後は主にリリーフとして活躍。
レッドソックス時代の2013年には、ワールドシリーズ最終戦をクローザーとして締めくくり、日本人史上初のワールドシリーズ胴上げ投手となりました。
上原選手を振り返ると、これまでに紹介したクローザーの資質はもちろん、チーム状況に合わせることができる適応力も大切な資質であることがわかりますね。
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