【野球】リリーフの意味とは?5種類のリリーフとそれぞれの役割を紹介!

編集部 スポジョバ

【野球】リリーフの意味とは?5種類のリリーフとそれぞれの役割を紹介!

編集部 スポジョバ

リリーフの意味がわからない!?わかりやすく解説!

リリーフと中継ぎの違いって何?」

リリーフにも種類がたくさんあって分かりにくい!」

野球観戦をしていると必ず耳にするリリーフですが、どんな意味があるかご存知ですか?

今回は、分かりにくいリリーフについて詳しく紹介します!

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リリーフの定義とは??

そもそもリリーフとは英語の「relief」を指し、日本語に訳すと救済や解放という意味になります。

つまり、野球におけるリリーフの定義とは、先発ピッチャーを救済するポジションということになります。

リリーフを大きく分けると、中継ぎと抑えの2つに分類されます。

しかし、現代の日本のプロ野球においては、各場面ごとに役割がさらに細分化され、様々な名称で呼ばれるようになりました。

では、細分化されたリリーフにはどのような名称と役割があるのでしょうか。


リリーフの種類は5種類!?場面で種類が変わる!

ここでは5種類のリリーフの役割についてご紹介します。

▼抑え

味方がリードしている場面で9回(最終回)に登板することが多く、試合の最後を締めくくる役割を果たし、守護神やクローザーとも呼ばれます。

また、抑えが3点差以内で勝っている試合の最終回を締めくくるという条件を達成するとセーブという記録がつき、セーブが多い抑えほど、僅差の試合をピシャリと締めているということになります。

セットアッパー

抑えが9回(最終回)だとすれば、セットアッパーは先発と抑えの間(主に8回)を締める役割と言っていいでしょう。

現代の日本プロ野球は投手の分業化が進んだ結果、先発が9回まで1人で投げ切る完投型のピッチャーが減少し、先発が6回~7回で降板するケースも当たり前になりました。

このような抑えまで無失点で切り抜けたいという場面でこそ、セットアッパーの力が必要となります。

また、「先発の調子がよく、7回途中まで投げてもらったけど、力投むなしくピンチを作ってしまい降板」という場面でも、急遽セットアッパーが登板することも少なくありません。

ピンチに強いという適正があり、かつ抑えと同等の力を必要とされるため、やはりチーム内でもトップクラスのピッチャーが抜擢されるポジションと言えます。

ちなみに、セットアッパーがピンチを抑えた際には、大量失点、いわゆる炎上を未然に防いだことから火消しと呼ばれます。

ワンポイント

1回ではなく、打者1人に対して登板するリリーフを指します。これはワンポイントピッチャーのスタミナが極端に少ないわけではなく、特定の相手バッターに対して、あえて苦手なピッチャーをぶつけるといった作戦です。

例えば、野球の理論の1つに「左バッターは左ピッチャーに弱い」というものがあります。極論を言ってしまえばバッターによるのですが、この理論を基に、バッターが左打ちで強打者だった場合、あえて左ピッチャーをぶつけるという場面は多く見られます。

また、左右関係なく過去のデータを基に苦手なピッチャーを抽出し、相手バッターにぶつけるといった場面もあります。

ロングリリーフ

先発が序盤で打たれてしまい、早々に交代を言い渡された時や、ケガ等の予期せぬアクシデントにより交代を余儀なくされた場面で登板します。

例えば、先発が3回で降りた場合、セットアッパーが投げることの多い7~8回までにはまだまだ道のりが遠い。そういった長い回をつなぐリリーフという役割から、ロングリリーフの名がつけられました。

抑えやセットアッパーのように、毎試合1回~2回だけ抑えればいいわけではなく、かといって先発ローテーションに組み込まれ、自分の登板日だけ投げるわけでもないので、状況に応じて柔軟な対応が求められます。

敗戦処理

先発が序盤で打たれるどころか打たれすぎてしまい、チームが勝ちを諦めた際に試合のつなぎとして登板するのが敗戦処理です。

しかし、敗戦処理専用として1軍にいるピッチャーはほぼいません。なぜなら、早々に勝ちをあきらめる場面がごく稀で、そのためだけにピッチャーを立てるほど、どのチームも選手の枠に余裕がないからです。

ではどういったピッチャーが事実上の敗戦処理を担うのかというと、1軍での登板経験を積ませたい若手ピッチャーもしくは一流選手であるがケガやスランプ後で調整登板をしたいピッチャーなど、他の意向がセットになった投手が多い傾向にあります。

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これで中継ぎと混ざらない!

それではリリーフの定義について、他のポジションと比較しながら、違いをわかりやすくまとめていきましょう。

・先発

初回から投げるポジション。選手によっては9回まで投げ切る。

・リリーフ

先発の次に投げるポジション全てを指す。

・中継ぎ(先発の後~)

先発と抑えの間を担うポジション。主に終盤(7、8回)に登板することが多い(セットアッパー、ワンポイント)が、先発の調子によっては序盤に登場することもある(ロングリリーフ、敗戦処理)。

・抑え(9、最終回)

試合の最後に登板するポジション。3点差以内のリードで試合を締めくくるとセーブという記録がつく。→プロ野球のセーブの条件は?「守護神」の評価対象?ホールドとの違いも!



もし、あなたが野球観戦初心者の場合、ひとまずこの4つだけ頭に入れておけば、混乱せずに野球観戦を楽しむことができるでしょう。

今回は野球のリリーフを紹介しました!

野球用語をしっかり抑えて野球を楽しみましょう。

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