「陸上競技の十種競技って何!?」
「10種目もどうやって競うの?」
陸上競技には、走る・跳ぶ・投げるなど必要な能力が異なる競技が存在します。
選手は、それぞれ適性に合わせて競技を行うものです。
そんな競技にも、総合力が試される競技があることをあなたはご存知ですか?
今回は、陸上競技の十種競技を紹介します!
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紀元前708年の古代オリンピックでは、陸上競技4種目と、レスリングの合計5種目、すなわち「五種競技」が行われていました。これにちなんで誕生したのが、近代オリンピックで行われている「十種競技」です。
十種競技は男子が10種目、女子が7種目となっています。
競技内容は短距離、中・長距離に加え、跳躍や投てきがあり、「走る」「跳ぶ」「投げる」の3つの要素の総合力が試されます。
男女共に2日間の日数に分けて行われるのが特徴ですが、それぞれどんな種目が行われるのか種目名を紹介していきます。
男子は、1日目に100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m。2日目に110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500mを行い、女子は1日目に、100mハードル、走高跳、砲丸投、200m。2日目に走幅跳、やり投、800mを行います。
それぞれの得点を合わせた総合結果で勝敗が決まる、陸上界の頂上決戦なのです!
では、競技を3つの要素に分けて見てみましょう!
十種競技の種目には走る速さを競う短距離と中・長距離があります。
また、女子は1日目の短距離走に200m、2日目に800mを競う中・長距離走です。
どの種目も、自己タイムの更新を目指し、相手に負けない走りを見せることが大切です。
また、ハードル走に関してはリズム良く走ることが求められます。足の速さとハードルを跳び越える技術を磨くことで、競争相手に負けない力を身につけます。
短距離に求められるのは高い瞬発力と疾走技術、中・長距離には持久力が欠かせない要素となり、走力の総合能力が求められます。
十種競技には、跳ぶ高さや距離を競う跳躍も含まれています。
走幅跳と棒高跳は助走のスピードが記録に大きく影響します。できるだけ早く助走できるようにし、踏み切りの前で勢いを弱めないように跳ぶことが重要なポイントです。
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ものを投げ、その距離を競う投てきも十種競技に含まれます。
十種競技では、円盤投、砲丸投、やり投が行われます。
それぞれの投てきの特徴ですが、円盤投は風の影響を受けやすいため、投げるタイミングをはかるのがポイントになります。
砲丸投に関しては遠心力を利用して投げるのが特徴で、やり投については唯一助走を行うため、真っすぐに走って真っすぐにやりを投げるのがポイントといえます。
競技ごとに全く異なる特徴の要素が関わってくるため非常に難しい競技とも言えるでしょう。
今回は多くの能力を持ち合わせた選手の頂点決定戦・陸上競技の十種競技について紹介しました!
ちなみにタレントとして活躍している「百獣の王」こと武井壮さんは、この十種競技において、1997年第81回日本陸上競技選手権大会で競技歴2年半にも関わらず優勝しています。あらゆる種目で頂点を目指す彼が活躍した舞台としても注目される種目でもあります!
この機会に、他の陸上競技と少し違う視点で見てみるのも面白そうですね!
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