「サイドバックの役割とは?」
「有名なサイドバックの選手は誰?」
前回は、サッカーのフォーメーションについて紹介しました!
ディフェンダーにも様々なタイプがありますが、他のディフェンスポジションと比べても運動量が非常に多いのがサイドバックの特徴です。
今回は、サイドバックの役割やコツ、更には日本代表として活躍した選手を紹介します。
サイドバックとは、主にディフェンスラインの両サイドでプレーするポジションです。
サイドバックは攻守両面において1対1の場面が多いのが特徴です。
そのためディフェンス能力だけでなく、オフェンス能力も求められます。
攻撃時にはドリブルや、オーバーラップなどでサイドを駆け上がり、攻撃後に再び最終ラインに戻らなけらばならないので、体力を大きく消耗します。
攻守両面でチームへの貢献が求められる重要なポジションなのです!
では、サイドバックとして活躍するには具体的に、どんな能力や技術が求められるのでしょうか?
★タックル(1対1の守備能力、サイドを突破されない)
★浮き球のパス(センタリングや前線へのロングフィード)
★パス精度(ビルドアップ能力)
★俊敏性(相手の速いパス回しについていけるか)
★ファーストタッチ(良い位置にボールを置けると状況打開に繋がる)
基本的な体力に加え、パスやボールタッチの技術、相手の動きに対応する能力が求められます。
その能力に長けた選手がサイドエリアにいるチームは、チーム全体のレベルが上がることが期待できます。
サイドバックの選手の能力によって、チームのフォーメーションやシステムも変わってくるでしょう。
サイドバックに必要な能力を多数紹介しましたが、それらの能力を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。
主に、ステップ練習や切り返しの反応速度強化がサイドバック上達のコツを掴むためのトレーニングです。試合を想定し、1対1の守備練習を多く取り組む事も良い方法だと考えられます。
切り返しやボールを止めるタイミング、相手の動きを読むなどの試合を想定した状態を作り出すことが大切です。
浮き玉のコツを掴むためには、カーブ球や高く上がるボール、伸びるボールを蹴る練習を繰り返すことが良いとされています。
また、実際に浮き球を蹴りそうな位置からボールを蹴るトレーニングをすることで試合中の感覚も掴みやすくなるでしょう。
例えば、アーリークロスの練習では、ペナルティーエリアの角の少し外からクロスを入れてみたり、そこでも速いボールやふわりとしたボールで球種を変えるなど。
ゴールライン近くからのクロスは、試合においてもシュートにつながる重要な局面となります。
勝負どころをイメージしたトレーニングを積極的に行うようにしましょう!
そしてスタミナ強化ですが、長い距離を走るのではなく、短い距離(30mや40m)を85~100%のスピードで走るトレーニングが効果的と言われています。
例えば
・40mダッシュ15秒休憩を8本
・20秒ダッシュ10秒休憩5本
・1分ダッシュ1分休憩5本
この3つを1セットとカウントし、3セット行うトレーニング。サイドバックはダッシュする回数が多いポジションなので、何本でもダッシュできるスタミナ、身体作りが大切と言えるでしょう!
サイドバックの役割やコツを紹介してきましたが、ここからは実際に高いスキルと豊富な経験を武器に世界の舞台で活躍している(いた)選手をご紹介します!
酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ所属)
代表試合数64試合/2014,18年のW杯メンバー
サイドバックとしては183cmと大柄で、フィジカルに優れており、高速アーリークロスで得点を演出する。
内田篤人選手(2020年に現役引退)
代表試合数74試合/2010,14年のW杯メンバー
スピードとビルドアップが武器。
ドイツのシャルケ時代では主力としてCLベスト4進出
長友佑都選手(オリンピック・マルセイユ所属)
代表試合数123試合/2010,14,18年W杯メンバー
無尽蔵なスタミナとスピード、ボディバランスが武器。
イタリアの名門、インテルで7年プレー。スタメンにも名を連ね世界的名門クラブで主力選手として活躍しました。
筆者の独断でのチョイスですが、日本人で海外で活躍しているサイドバックはこの3選手です。
運動量も豊富で、性格的にもタフな選手が多い印象です。
外国人選手では
マルセロ選手(ブラジル代表/レアル・マドリード所属)
ダニエウ・アウベス選手(ブラジル代表/サンパウロ所属)
トレント・アレクサンダー・アーノルド選手(イングランド代表/リヴァプールFC所属)
世界最高峰のリーグでプレーするサイドバックはディフェンス、オフェンス能力共に優れており、キック、トラップ、戦術眼どれをとっても超一流です。
オリンピックやワールドカップなどの国際試合でも数々のスーパープレイで会場を沸かせています。
失点を防ぐためには、ペナルティーエリアに近づけさせない、パスコースをつぶすディフェンスが必要です。
チームとして失点を防ぐために、突破されにくいサイドラインを作れるかどうかはチームづくりにおいても重要な要素と言えるでしょう。
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