「アウェイゴールによって逆転勝利です!」
「第2試合は負けても、アウェイゴールによって総合的には勝ちになります。」
サッカーの試合やニュースでアウェイゴールという言葉を耳にすることがあると思います。
このアウェイゴールですが、どんな時に、どのように適用されるかご存知ですか?
今回は、アウェイゴールの仕組みを紹介します!
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アウェイゴールとは、文字通りアウェイの試合で決めたゴールのことです。
そして、アウェイゴールを説明する上で、重要となるのが「ホーム&アウェイ方式」です。
同じチームを相手に、ホームで行う試合とアウェイで行う試合の2試合行う事を言います。
この方式は両チームが1試合ずつそれぞれのホームで行う事で、公平性を保つ為にあります。
ワールドカップ予選やUEFAチャンピオンズリーグ、AFCチャンピオンズリーグ、各国のカップ戦など、多くの大会でこの方式は使用されています。
そして、アウェイゴールは2試合の合計スコアが同点だった場合に適用され、アウェイゴールが多いチームが勝者となります。
では、なぜアウェイゴールが勝敗を決する上で有利とされているのでしょうか?
それは、アウェイで試合をする事が以下の様な理由から、非常に難しいとされているためです。
・長距離移動からの疲れ
・慣れない地での試合
・応援の力が圧倒的にホームチームの方が大きい
また、アウェイチームが悪条件を理由に守りの戦いをしてしまったら、面白くない試合になってしまいますよね!
更にPK戦での勝敗の決定を避ける為でもあります。
アウェイゴール方式のおかげで、アウェイでの試合でもゴールを目指す面白い試合が展開され、滅多にPK戦までもつれ込む事がなく、真の強者が勝ち進むようになったのです。
「アウェイの試合で得点したら必ず2倍になる」と言う訳ではありません!
2試合の合計スコアが同点の場合のみ、アウェイの試合で得点した点数を2倍にする仕組みです。
つまり、アウェイゴールを獲得しているからといって、合計スコアで負けていては意味がありません。
合計スコアが同点となっている時に相手よりアウェイゴールを多く獲得していれば、有利に立つ事ができます。
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では実際に行われた2つの試合を例に解説していきましょう!
【2017年:バルセロナVSパリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ準々決勝】
(ホーム) (アウェイ)
パリ・サンジェルマン 4 VS 0 バルセロナ
バルセロナ 6 VS 1 パリ・サンジェルマン
合計スコアがバルセロナ6対5パリ・サンジェルマンですが、パリ・サンジェルマンがアウェイゴールを獲得しています。
しかし、アウェイゴールはあくまで合計スコアが同点だった場合に適用です。
結果、バルセロナの勝利です!
【2019年:トッテナムVSアヤックスのチャンピオンズリーグ準決勝】
(ホーム) (アウェイ)
トッテナム 0 VS 1 アヤックス
アヤックス 2 VS 3 トッテナム
合計スコアが3対3で、両チーム共アウェイゴールを獲得しています。
しかし、アウェイゴールはアヤックスが1点に対して、トッテナムが3点なのでアウェイゴールを適用すると
(ホーム) (アウェイ)
トッテナム 0 VS 2 アヤックス
アヤックス 2 VS 6 トッテナム
トッテナム6対4アヤックスとなるため、トッテナムの勝利です!
第2戦が終わるまで何が起こるか分からない点が非常に面白いですよね!
いかがだったでしょうか?
上記に挙げた例は、共に第1戦を落としてしまったチームが第2戦で逆転勝利を収める試合でした。
たとえ、1点差で勝っている状態でも、アウェイゴールを相手が獲得していた場合は油断ができません。また、第2戦でアウェイチームが1点差で負けている状態でも、1点取れば勝利に直結させる事ができるのがアウェイゴール方式の面白い所!
アウェイゴールを考えながら試合観戦すると更にサッカーが面白く感じられるのではないでしょうか?
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