「卓球のシェークハンドって何?」
「シェークハンドのそれぞれのグリップの特徴を教えて!」
卓球の試合を見ている時、選手のラケットの持ち方が人によって異なることに気づくと思います。
持ち方は主に「ペンホルダー」と「シェークハンド」の2種類があります。
今回はその中でも「シェークハンド」について詳しく解説していきたいと思います!
シェークハンドとは、卓球においてラケットを手全体で握るグリップの事です。
グリップとは、ラケットの持ち方のことです。
手全体を使って、握手をするようにして握るグリップであるため、シェイクハンドという名前が付きました。
シェークやシェイクと省略されることがあります。
シェークハンドは両面にラバーを貼るため、フォアハンドとバックハンドのどちらにも対応することができます。
そのため、ペンホルダーと比べて動き回る必要がありません。
ラバーとは、ラケットに貼り付けられた赤や黒のゴムのシートのことです。
しかし、両面ラバーによりラケット自体が少し重くなります。
現在、ほとんどの卓球選手がシェークハンドです。
ヨーロッパの卓球選手に関しては、ほぼ100%がシェークハンドであるそうです。
シェークハンドは主にヨーロッパで発展しました。
1980年代頃までは、日本を始め、アジアの大半の選手がペンホルダーでした。
1990年代になって、1989年・1991年・1993年の世界卓球選手権で金メダルを獲得したスウェーデンのヨルゲン・パーソン選手や、同じくスウェーデンのヤン=オベ・ワルドナー選手といったシェークハンドの選手が活躍するようになり、ヨーロッパのシェークハンドの選手の活躍により、シェークハンドは世界中に広まりました。
今では、日本や韓国・中国などの、かつてペンホルダーが主流であったアジア諸国でも、シェークハンドの使用率が高まっています。
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シェークハンドのラケットのグリップの形には、色々な種類があります。
ラケットのグリップとは、ラケットの柄の部分を指します。
シェークハンドのラケットのグリップの形として代表的なものは3つあります。
それは、「フレアグリップ」、「ストレートグリップ」、「アナトミックグリップ」です。
その中でもフレアグリップは、特に多く使われています。
それぞれのグリップの特徴をご紹介します!
フレアグリップは、ブレードから直線になって広がっている形をしています。
グリップ側に重心があるのが特徴です。
ブレードとは、ラバーを除いた、ラケット本体の打球面のことです。
一般的にはFLと表示されています。
手に対してフィット感があり、軽く握ってもしっかりと持つことが出来、ラケット面を固定しやすく、扱いやすいという利点があります。
そのため、初心者が基本技術を練習する際におすすめです。
ストレートグリップは、グリップ部分が同じ幅で、直方形です。
一般的には、STと表示されます。
ストレートグリップは握り方が固定されず、打法によって握りを変えやすいです。
そのため、台上プレー・サーブ・レシーブに適しています。
また、コースの打ち分けがやりやすいというメリットがあります。
しかし、安定感ではフレアグリップに劣ります。
サーブが得意でラリー回数の少ない選手におすすめです。
アナトミックグリップは、樽形の様に波打っている形をしています。
一般的には、ANと表示されます。
アナトミックグリップは、手のひらに馴染む感じがあり、フレアグリップよりもよりフィット感があります。
握りやすいため、女性や子供におすすめです。
アナトミックグリップのラケットはまだ浸透していません。
アナトミックグリップを扱うメーカーは、現在バタフライとSTIGAの2つくらいです。
この他にも、台形の様に直線が広がる形をしているコニックグリップやブレードからグリップエンドにかけて徐々に厚くなっているストレートインクライングリップなどもあります。
この2つはすでに生産終了となってしまったため、ほぼ見かけることはありません。
今回は、卓球のシェークハンドについて詳しく解説していきました。
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