「テニスのプロの試合ではトップスピンをかけたショットが多いけど、なぜそのような打ち方をするの?」
「トップスピンがかからない。上手に回転をかける方法を知りたい!」
前回はテニスの四大大会について各大会の特徴など、詳しく取り上げました!
→テニスの四大大会って何?コートが違う?各大会の特徴を解説!
テニスが上手くなるために必ず習得したいトップスピンショット!
今回はトップスピンをかけることのメリットやデメリット、スピンのかけ方も詳しく解説していきます!
トップスピン(順回転、正回転)の特徴をメリット、デメリットに分けてまずは説明していきます。
【メリット】
・ショットのスピードを出してもミスが少ない
トップスピンがかかっていると、フラットのショットに比べて、空中でのボールの落下速度が速くなり、かつ下方向へと軌道が曲がります。
フラット気味で速いショットを打つとネットにかかる、あるいはアウトとなってしまいます。しかし、トップスピンをかけると球が下方向に曲がるため、強いショットでも確実に相手コート内に入れることができます。
・縦方向の軌道が大きくなる、かつバウンド時にボールが加速するため、相手選手が打ちにくい
【デメリット】
・球の速度が遅いとチャンスボールになってしまう可能性がある
トップスピンはどうしても球の軌道が高くなってしまうため、球速が遅いと相手から高い打点で強烈なショットを打ち下ろされてしまう危険があります。
・着地点のコントロールが難しく球がアウトになってしまうことも
トップスピンがかかっている分、距離が遠くなればなるほど、球を狙った場所に落とすのが難しくなります。確かにラインギリギリに打ち込むことができればチャンスとなりますが、あまりギリギリを狙いすぎるとミスを連発してしまうため、気をつける必要があります。
上記のような特徴があるトップスピンですが、どのような打ち方をしたら回転がかけられるようになるのでしょうか。
トップスピンをかけるショットの打ち方で大切な2つのポイントを解説します。
①ラケット面の向きを地面と垂直にする
回転がかからない方の多くが、面を伏せてボールの上付近を撫でるようなショットを実は打っています。このような打ち方をしてしまうと、面とボールが接している時間が短くなり、ボールに回転が伝わりません。
また、ボールに力が上手く伝わらないため、ショットの速度も落ち、相手に打ちやすいショットとなってしまいます。
インパクト時に垂直になる手の形や角度を自分の身体に染み込ませる。そして、実戦ではその手の形を作って腕を下から上に振り上げるだけで、綺麗なトップスピンをかけることができます。
②手首だけで回転をかけない!
トップスピンをかけようと思うと、どうしても手首や腕だけでスイングをしてしまいます。そのようにしてしまうとボールに身体の勢いが乗らずに、緩い球を相手コートに返してしまうことになります。
トップスピンをかけるからといってフォームを変えるのではなく、基本のフォームを崩さずに身体全体を使ってショットを打つようにしましょう。
一方で、トップスピンをかけられた球はどのようなことを意識したら上手く返せるのでしょうか。
よくある間違いというのがフラットのショットを打ち返す時と同じ間合いで構えるということです。
同じ間合いで打ってしまうと、トップスピンは通常の球よりも高く弾むため、腰よりも高い、打ちにくい位置で打ち返さなければいけなくなり、ミスにつながってしまいます。
トップスピンの球を打ち返す方法は下記の2種類。
・下がってボールが落ちてくるのを待つ
・上がり際をライジングショットで打つ
上がり際を打つというのはかなりの技術が必要になってきますので、初めのうちは通常よりも遠い間合いを保つようにして、ボールが弾んで、その後に落ちてくる高さでボールを打ち返すことを意識しましょう。
今回はトップスピンのメリットやデメリット、打ち方や返し方について詳しく取り上げました!
弊社サイト「スポジョバ」ではテニスについての様々なコラムを記載しているので、他の記事もぜひ併せて読んでいってくださいね!
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!