「走るときは腕振りが大事!と言われるのはなぜ?」
「短距離と長距離の腕の振り方に違いはあるの?」
体育の授業などで「ちゃんと腕を振って走ろう!」と言われたことありませんか?
足を使って走るのに、なぜ腕振りが注目されるのでしょうか。
それは、腕振りが効率よく前に進むために必要不可欠な動作だからです!
今回は、走るときの腕振りの重要性から距離における腕の振り方の違いまで、腕振りについて詳しく解説します!
腕振りには、「リズムを作る役割」と「推進力を作る役割」という、走る上で重要な2つの役割を持っています。
リズムを作る役割があると言われているのは、腕振りの速さやタイミングに合わせて足が動くからです。
また、腕振りに推進力を作る役割があると言われているのは、腕振りは姿勢をよくし、重心をコントロールするからです。
腕を振ることで、足を踏み出した時に生じる微妙な重心位置のズレをコントロールし、姿勢を正し、まっすぐ前に進む力に変えることが出来ます。
このように、腕と足は連動しているのです!
腕振りはエネルギーを効率よく使って、効率よく前に移動するために不可欠な動作なのです。
それでは、基本の腕振りの仕方を見ていきましょう!
腕の振り方をご紹介していきます。
腕の振り方は短距離長距離に関係なく、基本的に同じです。
肩に力が入り、力んでいる状態では、可動域が狭くなり、その分推進力も小さくなります。
腕振りのことを意識しすぎると肩に力が入ってしまうことはありがちですが、リラックスした状態を心がけましょう!
脇を適度に締め、前後に振ることで前への推進力を作り出すことが出来ます。
脇が開く状態で左右に腕振りをしてしまうと、腕振りの力が前ではなく横に働いてしまいます。
本来なら前へ進むのに使われるはずの力が、全く関係ない横方向に使われてしまうのです。
せっかく腕を振っても、うまく推進力に出来ないのはもったいない!
脇を締めて前後に腕を振りましょう。
腕は90度くらいに曲げて、曲げたまま腕振りをしましょう。
前後の腕振りは、振り子の動きに例えることが出来ます。
こぶしが肩から遠くにあるほど、同じ大きさの腕振りを行うのにより多くの力が必要になり、疲れやすくなります。
効率的に前に進むための腕振りでエネルギーを使い切ってしまうのは、元も子もないですね。
90度くらいに肘を曲げ、コンパクトに腕を振りましょう。
肩甲骨と腕は関節で繋がっています。
対して肩甲骨・腕と背骨や肋骨といった胴体は筋肉で繋がっていて、骨同士では繋がっていません。
これにより腕は関節の可動域にとらわれず、ダイナミックに動かすことが出来ます。
胴体と繋がる筋肉をよく動く状態にし、肩甲骨から動かす意識を持つことで、大きな腕振りをすることが出来ます。
肩回しなどの動的ストレッチをして肩甲骨周りの筋肉をほぐし、大きな腕振りで大きな推進力を作りましょう!
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短距離と長距離の腕の振り方は基本的には同じですが、特に意識するべき事が違います。
練習の時から気を付けてみましょう!
短距離走における腕振りは、「推進力を作ること」を特に意識しましょう。
短距離走は距離が短く限られている中で速さを競うため、身体の全てを使って前への推進力を作る必要があります。
陸上競技の短距離について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください!→
長距離走における腕振りは、「リズムを作ること」を特に意識しましょう。
長距離走で疲れずに、速く走るためには一定のリズムを刻むことが大切だからです。
走るリズムがバラバラだと、余分なエネルギーを使ってしまい、効率の悪い走りとなってしまいます。
腕を振って、足のリズム・走るペースを作っていきましょう。
陸上競技の長距離について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください!→
今回は、陸上競技の腕振りについて詳しく解説しました!
このように短距離走においても長距離走においても、「走る」という動作において腕振りは重要な役割を担っています。
基本の腕の振り方を基本に、速い選手や憧れの選手の腕振りを参考に試行錯誤してみてください!
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