「スライディングってどうやってやるの?少し怖いな…」
「泥臭くかっこいいけど痛いんじゃない?」
サッカーにおいてディフェンスの最終手段である、スライディング。
チームを助ける捨て身のプレーである一方、正しいやり方をトレーニングしないと反則や危険なプレーとなってしまいます。
ディフェンスをする選手にとっては大切な技術です。
今回はそんなスライディングについて詳しく取り上げます!
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サッカーのスライディングとは、足と地面を平行に滑らせ横になった状態でボールを取りに行くプレーのことで、「スライディングタックル」とも言われます。
主にディフェンス時に使われます。スライディングの目的は以下の通りです。
・相手のドリブルを止める。
・シュートブロックをする。
・シュートコースを限定してゴールキーパーを助ける。
・パスのボールをカットする。
また、相手と対人しない場合にも効果的に使うことが出来ます。
・「走っていては追いつけないけど足を伸ばせば追いつける!」といった時。
・ボールがラインの外へ出てしまいそうな時
が試合中に何度かあると思います。
このような時にスライディングをすることで、
相手より先にボールに触ることや自分のボールにすることができ、チームを救うワンプレーとなるのです。
しかし、一歩でもタイミングが遅れるとどうなるでしょうか?
ボールに触ることができず、相手選手の足にスライディングしてしまうと、怪我させてしまいます。
場合によってはファウルをとられて、さらなるピンチを招きかねません。
このように、スライディングはピンチを救うことができると同時に、ピンチを招く可能性もある危険なプレーでもあるのです。
スライディングでファウル取られると相手にフリーキックが与えられます。
また、スライディングでは地面に手がつきます。よってハンドのリスクが大きくなることも知っておきましょう。
2019-20年の規則改正(ルール変更)では
・手や腕が体の近くにあり、その手や腕を用いて自身の体を不自然に大きくしていない
・選手が倒れ、体を支えるために、手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない
と定められています。これらを守っていればハンドの心配はなさそうですね!
ファウルの種類について詳しく知りたい方は「【サッカールール解説】ファウルの種類を丁寧に解説!」をお読みください。
では、どのようなスライディングをすればチームにより貢献できるのでしょうか。
サッカーの正しいスライディングとは、どのようなものでしょうか?
相手選手の正面(横)から、ボールだけに触れるのが正しいスライディングです。
・相手選手の後ろからスライディングをする。
・相手の足を狙う。
・足の裏を見せるようなスライディング。
これらは危険なスライディングとみなされ警告の対象となります。
自分を守るため、相手を守るため、スライディングは正しい使い方をしなければなりません。
また、いくらスライディングの形ややり方が正しくても、イライラからの報復スライディングは相手選手に怪我をさせてしまうので、絶対にやってはいけません。
そこで、正しいスライディングを身に付けるためにはプロサッカー選手の動画を参考にして、イメージを持つことがとても有効です。
例えば、2019年の年間最優秀選手にノミネートされた、オランダ代表であり、リバプールのCL(チャンピオンズリーグ)制覇に貢献したファンダイク選手です。
彼は自身の体格を活かし、スライディングで幾度となくチームのピンチを救っているのです!
キャプテンでもあり、常に冷静。プレーにイライラして故意的にスライディングタックルをすることがなく、とてもクレバーな選手なのです!
超一流の選手は、このように正しくスライディングができているというわけなんですね!
では、あなたのスライディングは正しいといえますか?
上記のような正しいスライディングを身に付けるために知っておくべきことがあります!
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正しいスライディングを学んできましたが、試合中必ずしもスライディングをしなければいけないわけではありません!
スライディングは最終手段です。
先ほどファンダイク選手を紹介しましたが、世界のトップクラスのDF(ディフェンダー)はむやみにスライディングをしません。
必要な時に正しくスライディングをすることが重要です!
基本的には、ボールに足が届くかどうか微妙な時です。
具体的には
・相手の足元からボールが離れているとき
・相手選手がシュートを打とうとシュートモーションに入った時
・クロスを上げられそうになった時
などが挙げられます。
このような時に正しくスライディングをすることで、パスカットやシュートブロックができたり、相手からボールを奪って攻撃につなげることができるというわけです。
足が届くか届かないかで試合の結果を左右することがあります!
ピンチをチャンスに変えるスライディングでチームに貢献できる選手になりましょう!
今回は、サッカーの正しいスライディングの仕方について、注意点や使う場面を紹介しました。
この記事を参考に、ぜひスライディングを実践してみてください!
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