【野球】失策(エラー)とは?意味と失点や順位との関係を紹介!

編集部 スポジョバ

【野球】失策(エラー)とは?意味と失点や順位との関係を紹介!

編集部 スポジョバ

※2020年8月15日一部内容修正。

野球における失策(エラー)はどんなものなのか!あなたは知っていますか?

野球の失策とはなんだろう…」

失策はどれくらい成績に影響しているの?」

野球の守備でミスをすることは、プロ野球選手でもあります。

試合観戦をしていても、大事な場面で失策を見ることは少なくありません。

今回は、野球の失策について詳しく紹介していきます!

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野球の失策とは?エラーと何か違いはあるの?

失策とは、内野手がゴロをはじいたり、外野手がフライを落としてしまうイメージが強いですが、そもそも失策は本来、「守備側がバッターをアウトにできるはずであったケースを、守備側のミスによってセーフにしてしまったこと」を指します。

つまり、守備側が打球を落として打者がセーフになってしまった時のみならず、打球をグローブにおさめたものの、そのあとの送球がとんでもない方向へ飛んでいき、打者がセーフになってもこれは失策になります。

エラーと言えば聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

ではそんな失策はどんな時に起きているのでしょうか。


失策(エラー)はどんな時に起こるの?判断の基準は?

もし失策として判定された場合、電光掲示板にはEと書かれたランプが点灯し、これは”エラーのE”を指しています。

しかし、プロ野球の試合をよく観ると、「これは失策だな・・・」と思ったプレイが電光掲示板を見ると”H”、すなわちヒットとして記録される場合があります。

エラーかヒットかの基準は、実はその時の公式記録員の判断によります。

例えば、バッターの打ったゴロがあまりにも鋭く速かったため、内野手のグローブをはじき、ボールが転々としているあいだにバッターがセーフになってしまった場合、これはヒットと記録される割合が高いです。

プロ野球の公式記録は公式記録員が判断する権限を持っています。

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失策数は成績にどれくらい影響するの?勝つために考える事は?

失策はチームにピンチをもたらすという点でマイナスの影響しかありません。

プロ野球でも、基本的に失策の多いチームはその分多く点を取られるため、負ける試合が多く、結果的にシーズンを最下位や悪い順位で終えることも少なくありません。

しかし、これはあくまで傾向であって、実際に失策を多く記録してもシーズンを高い順位で終える事や、優勝してしまったチームも過去に存在します。

2019年シーズン、埼玉西武ライオンズは、失策数92でリーグ最下位の成績ながら優勝。

逆にこの年、最下位のオリックス・バッファローズは、失策数81とライオンズと比較して約10個も失策を抑えています。

両チームの最終的な順位を見てわかるように、必ずしも「失策の多いチーム=弱い、順位が低い」という法則が当てはまるわけではありません。

それは、野球が総合的なチーム力が必要とされるスポーツだからです。

2019年に優勝を飾ったライオンズの打撃成績は、打率、安打数、打点がリーグトップであり、対するオリックス・バファローズは、三部門が全て最下位という結果でした。

失策が多くなっても、その分バッターがたくさん打って点を入れれば、そのチームの勝率は上がりますし、2019年の埼玉西武ライオンズはまさに打ち勝ったチームだったのです。

相手のチームに勝つために、失策数をできるだけ抑えることは大切です。

しかし、守備、打撃、走塁、投手力、全てにおいてバランスの良いチームが結果的により高い順位を取ることができ、結果、優勝する確率が一番高いのです。

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わざと失策!?打球をわざと落とすのはありなの?

野球の試合を観ていると、極めて稀にフライボールをわざと落とすことで本来1つだけ取れるアウトが2つ取れてしまうケースがあります。

このようなプレーはスポーツマンシップに反しており、審判がわざと落としたと判断した場合は「故意落球」と宣告され、打ったバッターはアウトとなり、ランナーは元の塁に戻されて試合が再開します。

この故意落球宣告は僅かながらプロ野球の世界でも記録されており、具体的な事例として2008年3月30日に行われた中日ドラゴンズ×広島東洋カープ戦があります。

広島の攻撃時にノーアウトランナー1塁でバッターがショートに浅いフライボールを打ち、中日のショートが一度グローブに収まったものを失策のように見せかけて落とし、そのまま2塁に投げたため、審判から故意落球という判定をとられました。

ちなみにこの時はショートフライと記録され、アウト1つで試合は続行しました。

こちらも先ほどの失策と同じく、

時にはヒット性の当たりがグローブをはじき、自分の前に落ちたボールをそのまま投げた結果、アウトが2つ取れてしまう場合もあるので、最終的には審判の判断に委ねられています。

そのため失策は、観戦者の混乱を招き、一方でプレイヤーにとっては、頭脳的なプレーができる抜け穴として今なお残り続けています。

故意落球というルールができたことで、わざと落としてアウトを多く稼ぐといった作戦はほぼ不可能にはなりましたが、故意落球を宣告されないことも多くあります。

スポーツマンシップに反する行為であることに変わりはないので、間違ってもしないように注意したいところです。


今回は野球の失策について詳しく取り上げました!

審判の基準によるものなので、確実な判断はできません。

また失策だけを気にすることは、チームが勝つ上で必要ないことも分かりましたね!

今後の練習や応援に活かせるポイントとなるのではないでしょうか!?


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