入社1カ月でプロ野球の現場へ。「まずはやってみる」で広がる、未経験からのスポーツビジネス

ブライズジャパン株式会社 西田 友佳

入社1カ月でプロ野球の現場へ。「まずはやってみる」で広がる、未経験からのスポーツビジネス

ブライズジャパン株式会社 西田 友佳

高校では野球部のマネージャー、大学ではラグビー部の学生トレーナーとして、スポーツを支える側に立ってきた西田 友佳さん。新卒でヨガインストラクターを経験した後、「人が輝くしくみをつくる」という理念に惹かれ、未経験からスポーツ業界へ飛び込みました。
入社後は、プロ野球の現場でイベント企画や興行を担当。前任者もいない環境で自ら学び、形にしてきた仕事は、新たなスポーツの現場にも広がっています。
西田さんの歩みから、ブライズジャパンで働くおもしろさと、スポーツビジネスに挑戦する上で大切なことを聞きました。

(取材・執筆:伊藤 千梅、編集:小西 秀人、中田 初葵)

「支える側」から始まった、スポーツへの道

――本日はよろしくお願いいたします!西田さんは、高校で野球部のマネージャー、大学ではラグビー部の学生トレーナーをされていたそうですね。

父の影響もあり、幼少期から野球が好きでした。高校では硬式野球部のマネージャーを務め、3年間は部活漬けの生活を送っていましたね。
大学でもスポーツに関わりたいと思っていましたが、野球部では一般入学の学生を対象としたマネージャー募集を行っていませんでした。そんなときにラグビー部の方に声をかけてもらい、入部しました。ラグビー部では、より選手の近くで活動できるトレーナーを選び、選手のケアや食事などのコンディション管理を担当していました。

――学生時代は、選手を支える側としてスポーツと過ごしてこられたのですね。大学卒業後は、仕事としてマネージャーやトレーナーはされなかったのですか?

学生時代の経験を活かしたトレーナー業も選択肢の一つとして考えたことはありましたが、当時は将来の仕事というより、この4年間でチームのためにどれだけ力を出せるかに全力を注いでいました。そして、大学では健康学部に所属し、身体だけでなく、心や食事、運動など、さまざまな面から「健康」について学んでいました。ラグビー部の活動では、ウォーミングアップにヨガを取り入れていたんです。そこからヨガに興味を持ち、ヨガ関連の企業へ入社を決めました。

――部活動でのご経験からヨガをお仕事にされたのですね。入社後、インストラクターとして働く中で、どのような経験をしましたか?

それまではマネージャーやトレーナーなど、誰かのパフォーマンスを高めるために尽力してきましたが、インストラクターは自分自身が商品になる仕事です。自分の価値を高めることが求められ、最初は戸惑いもありました。一方で、自分の苦手なことや強みと向き合う機会にもなり、学生時代とは違う経験ができたと思っています。

――ヨガのインストラクターとして貴重な経験をされてきた中で、転職を志したきっかけを教えてください。

入社から1年半ほどで店長を経験したことが、一つの転機になりました。店舗をまとめる中で、自分たちが働く環境の裏側には多くの人の支えがあることを知り、組織づくりやマネジメントにやりがいを感じるようになりました。
振り返ってみると、私は勝つことだけではなく、そこに向けてどのようなアプローチをするのか、その過程を考えることが好きだったんです。それなら、組織や環境をつくる立場からスポーツに関われたら、自分がやりたいことを実現できるのではないかと考え、転職を決めました。

モヤモヤを言葉にした会社の理念

――組織や環境をつくる立場を目指した転職活動では、スポーツ企業をいくつか受けられていたのでしょうか?

実は、ブライズジャパン以外の企業はほとんど受けていません。まずはこの会社の選考を進めて、うまくいかなかったら違うところを考えようと思っていました。

――ブライズジャパンだけ…!なぜそこまでブライズジャパンに惹かれたのでしょうか?

スポーツ業界の第一線で働けることはもちろんですが、一番は「人が輝くしくみをつくる」という理念でした。
これまでマネージャーやトレーナーとして、いわゆる「裏方」と呼ばれる立場を経験してきました。ただ、私自身は「裏側にいる」という感覚はあまりなかったんです。選手やチームを支えることに夢中だった自分も、生き生きしていたし、輝けている実感がありました。

――その経験と、ブライズジャパンの理念が重なったのですね。

周りから「人をサポートしていてすごいね」と言われることもありましたが、自分としては「誰かのためだけではなく、自分がやりたくてやっていることなのに」というモヤモヤがありました。その感覚を言語化してくれたのが、ブライズジャパンの理念だったんです。「これだ」と腑に落ちましたし、共感しました。
正直、最初は事業内容については深いところまでは理解できていませんでした(笑)。それでも理念とスポーツに関わる会社であることに惹かれ、「ここで働きたい」と強く思いました。

現場の魅力を、企画に変える

――現在は、具体的にどのような仕事を担当しているのでしょうか?

入社して約1カ月後、プロチームの試合運営やイベント企画に関わる業務を担当することになりました。
「まずはキャンプから」と話をいただき、その1週間後にはチームに合流。本当に何も分からない状況からのスタートでした。
具体的には、試合運営に携わりながら、来場者の増加や満足度向上に向けて、イベントの企画から告知、準備、当日の運営まで一貫して担当しています。
例えば、選手の練習を間近で見られる練習見学会や、キャッチボール、サイン会、写真撮影会などです。選手との距離の近さという現場ならではの魅力を活かしながら、チームに負担をかけすぎず、お客様に喜んでもらえる企画を考えています。

――右も左もわからない状態でのスタートだったと思うのですが、経験したことがない仕事を、どのように身につけていったのですか?

実は会社としては前任者がいない業務だったため、求められていることに対して全力を尽くすしかないという状況でした。何が正解かもわからない中で、「まずはやってみよう」と手探りで進めていきました。まずはとにかく現場に顔を出して挨拶を重ね、覚えてもらうところから始めました。毎日のように足を運ぶうちに少しずつ会話が生まれ、自分の担当や役割も知ってもらえるようになりました。そうして関係性を築きながら、徐々にあらゆる角度での依頼や相談もいただけるようになったと思います。

――まさにこの仕事の第一人者だったのですね。その中で、どのような工夫や挑戦を重ねていったのでしょうか?

例えば選手の写真を使って、お客様自身がうちわを作れる「推し活」を取り入れた企画を実施しました。アイデアが生まれたのは、休日にサッカーの試合を見に行ったことがきっかけです。推しの選手に関連した企画を見かけて、「これを自分の担当する現場に取り入れるなら何ができるだろう」と考えました。
担当する現場でイベントが本格的に実施されるようになったのもここ1〜2年ほどで、「推し活」という発想自体が現場の方々には新鮮だったようです。実際にお客様からの反応も良く、これまでになかった目線から企画を提案できたことを評価していただきました。

――「推し活」とても素敵な企画です!自分のアイデアが、実際にファンの方へ届いたのですね。

ファンの方に喜んでもらうこと、そしてチームや現場の魅力を伝えることを軸に企画を考えているので、実際にお客様から「来てよかったです」と言っていただけるとうれしいですね。企画を実施するうえでは、現場や運営体制によって、できることに限りもあります。しかし、その中でも現場ならではの魅力を活かした企画を考え、ファンの方々に届けられたときは、すごくやりがいを感じます。

「まずやってみる」から、仕事が広がる

――入社後、現場でイベントの企画・運営を経験した西田さんですが、その後、仕事の幅はどのように広がっていきましたか?

これまでの企画や取り組みをチームから評価していただいたことをきっかけに、社内でも新しい仕事に声をかけてもらう機会が増えました。現在は、プロサッカークラブでパートナー事務局の仕事にも携わっています。新たにはじめるパートナー制度の立ち上げに加わり、企業向けの商品や権利、運用方法などを考えています。これまでのイベント企画・運営とはまったく異なる仕事で、商品設計や営業に関する知識もないところからのスタートでした。今は先輩に教えてもらいながら、一つずつ学んでいるところです。

――経験や知識が浅い中で、新しい仕事に挑戦するのは不安なことも多いかと思いますが、周囲からはどのようなサポートがありますか?

わからないことを素直に聞ける環境があります。一方で、すぐに正解を教えるのではなく、まずは自分で考えてやってみることも大切にしてくれます。
私自身、未経験で入社し、社内では一番年下ではありますが、「できないことを恥ずかしがる必要はない」と思える環境だからこそ、安心して新しいことに挑戦できています。

――周りの先輩方のサポートが充実しているのもブライズジャパンらしさですね。「ブライズジャパンだからこそできること」は、どのようなことだと思いますか?

サッカーの仕事で得た経験が現場で役立つこともあれば、その逆もあります。ほかのメンバーが別の競技で得た知識や経験を共有してもらうこともあります。
一つのチームや競技にとどまらず、それぞれの現場で得たものを別の仕事に活かせることは、ブライズジャパンならではの強みだと思います。

――今後、ブライズジャパンで挑戦していきたいことを教えてください。

まずは、これまでに得た経験をほかのスポーツにも広げていきたいです。今はファンの方と近い距離で仕事ができているからこそ、そこで得た視点を活かして、ほかの競技でもファンサービスや興行に携わっていけたらと思っています。
今後はさらに違うスポーツにも関わり、それぞれの競技ならではの魅力や特性を学びたいです。さまざまな現場で経験を重ねながら、自分にできることを増やしていきたいと思っています。

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【PROFILE】
西田 友佳(にしだ ゆか)
高校では野球部のマネージャー、大学ではラグビー部の学生トレーナーを経験。新卒でヨガインストラクターとして働いた後、ブライズジャパンへ入社。現在はプロ野球の現場業務を中心に、スポーツチームの支援に携わる。最近のマイブームはかき氷屋めぐり。

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 2015年04月
代表者 橋村 将来
従業員数
業務内容

スポーツビジネスを中心とした
・ライツデザイン事業
・マーケティング事業
・イベント企画・運営事業
・サポートサービス事業
・スポーツクラブ経営

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