資格と経験を武器に「唯一無二」なスポーツ人生の歩み方

株式会社 誠鋼社 荒井 健吾

資格と経験を武器に「唯一無二」なスポーツ人生の歩み方

株式会社 誠鋼社 荒井 健吾

「有資格者は社内で僕だけなので、自分にしかできない伝え方や営業ができるのは大きな武器だと思っています」
そう胸を張るのが、測定や医療機器、スポーツコンディショニング機器などを取り扱う株式会社誠鋼社で、柔道整復師の資格を活かして営業マンとして活躍する荒井健吾さん。同社に入社し、丸3年が経ちました。

柔道整復師の資格取得までの紆余曲折、コロナ禍で自身のキャリアについて考えさせられる中で出会ったスポジョバ。そして営業未経験ながら入社した誠鋼社での奮闘と、揺るがぬ原動力となったスポーツへの熱い想いについて、振り返っていただきました。

スポジョバを通じて転職を果たした方のその後を追う「スポジョバ採用ファイル」。今回は資格を活かしたキャリアの築き方について考えてみます。

(取材・執筆:池田 翔太郎、編集:中田 初葵)

「とにかく打席に立ってバットを振ろう」未経験で営業の世界へ

唯一無二。
柔道整復師の資格を持つ荒井さんは、誠鋼社の営業マンとして荒井さんしか歩めない道を進んでいます。

「営業先が整骨院や介護施設、スポーツ施設なので、同じ目線で話ができるんです。普通の代理店さんのように機械のスペックを売るのではなく『治療院のこういう場面でこう使えますよ』『こういうメニューで自費診療が取れますよ』と、現場の具体的な使い方やタイミングを的確に提案できるのが自分の最大の武器ですね。

あとは身をもって自社製品の効果を体感していまして。社会人になってマラソンを続けているんですけど、仕事の合間に自社のリカバリー機器を使うとめちゃくちゃ体が楽になるんですよ(笑)。営業の時も『月間300km走って体を酷使しているんですけど、これを使うと怪我の予防になって劇的に効きます』と自信を持って言い切っています。自分が開業するなら絶対に揃える道具の1つとして入れますね」

主な業務内容は、代理店を回って医療機器やスポーツコンディショニング機器の提案。そして機器のデモンストレーションや、納品後に代理店と共に主に東日本の整形外科医院や治療院などの治療施設や、スポーツチーム・団体に向けてフォローアップやセミナーの企画を請け負っているという荒井さん。誠鋼社で取り扱っている製品も唯一無二です。

「主な製品は、ポータブル超音波画像診断装置(エコー)と、ラジオ波というスポーツコンディショニング機器です。
このエコーは怪我をしたときに骨折や捻挫がないかをその場で確認するための携帯用エコーで、ドクターの判断の前の初期対応や見立てを行うためにトレーナーさんが現場で使います。ラジオ波は身体の深部を温めて筋肉を緩めたり動きを出したりする機器です。
弊社の製品は社長が海外の企業と製品の開発を含めて日本で販売しているので、うちを経由しなければ世の中に出回らないオリジナルのものがここにはたくさんあるんです」

▼創業の経緯や製品に込めた思いとは?誠鋼社社長のインタビューはコチラ

ハイスペックな機器とともに、自分にしかできない営業手法を確立する荒井さん。誠鋼社に入るまでは営業未経験でした。柔道整復師であることを見込まれての入社でしたが、資格を持っているからといって成功が保証されているほど甘い世界ではありませんでした。
「右も左も分からない状態」だった頃の日々について、苦笑いを交えながら振り返ってもらいました。

「全く違う世界だったので大変でしたね。最初の1年くらいは先輩に厳しく指導されながらやっていました。本当に何をしていいか分からない状態からのスタートでしたね。業界のルールが分からないことだったり、メールの文章ひとつにも指摘が入りました(苦笑)。あとは月曜日の会議。数字が立たない報告をする時間は一番胃が痛かったです。よく言う日曜日の夕方は『サザエさん症候群』みたいになっていました…。
でも社長によくフォローしていただきました。

『とにかく打席に立ってバットを振ろう』、『失敗してもたくさんトライすればその分だけ打率は上がるからどんどん攻めていこう』と言ってくださって。本当にバットを振り続けて、10本振って1本2本当たればいいという感覚でやっていました。
現場に行って、お客様から質問されたことや響いたポイントを経験として蓄積していきました。失敗を現場で重ねることで知識や対応力が身についていきました。やっぱり、場数を踏んでみることですね」

剣道漬けとスポーツ好きが導いた柔道整復師の資格

失敗を重ねながら学び、立ち向かう姿勢は3歳からの剣道経験が土台にありました。高校時代まで「年間360日はやっていた」という剣道でしたが、高校卒業後の進路を考えるにあたって「剣道でご飯を食べていくのは難しい」という現実に直面。そこで思い浮かんだのが、怪我をしたときに救ってくれた人たちのことでした。

「怪我をしたときに整骨院や整形外科にお世話になったことを思い出して『こういう仕事もあるんだな』と知って。それで柔道整復師を目指そうと、資格が取れる大学に進みました。
自分がトップアスリートになるのは現実的ではないけれど、スポーツが好きだからトレーナーとして選手を支える側でスポーツ現場に関わりたい、オリンピックやスポーツ現場にいたいと思ったのが柔道整復師を目指した原点です」

首席で卒業できるほど勉学に打ち込んだ大学生活。自他ともに合格を確実視していましたが、年一度の資格試験こその思わぬ落とし穴が待ち受けていました。

「国家試験の魔物に飲まれまして…。試験傾向が変わったのもあって、必須問題のところが1点だけ足りなかったんです。人生で一番の挫折になりましたね(苦笑)。
でも、すでに内定していた整形外科からは試験勉強をしながら“雑用中の雑用”みたいな仕事を与えていただいて、1年後に問題なく合格しました」

その整形外科にその後数年勤め、整骨院をはさんで病院母体の有料老人ホームに転職。機能訓練指導員として高齢者のリハビリに当たり、役職にも就いていましたが、コロナ禍が荒井さんの心境に大きな変化をもたらすきっかけとなりました。

「コロナ禍で精神的にちょっとしんどくなりました。2週間に1度帰宅できるかどうかみたいな状況で。責任者だったので、何かあればすぐに施設に呼び出されて、感染リスクの高いところで仕事をしていました。
目の前で亡くなっていく人もたくさん見てきました。元々老人ホームって最期を看取る側面もあるのですが、コロナでその数が圧倒的に増えてしまって…。色々考えさせられましたね。ちょうど結婚したばかりで、家族との時間のバランスも取れなくなってしまって」

機能訓練指導の仕事にはやりがいを得ていたものの、コロナで職場そのものが息苦しくなっていったと、荒井さんは当時を振り返ります。家と施設を往復する約7年間。「もっと広い世界で自分はできるんじゃないか、手に職もあるし違うところで勝負してみたい、と思うようになった」と違う世界での勝負を考えていたころ、スポジョバと出会うことになります。

スポジョバだから叶えられた運命の出会い

「たくさん転職サイトがある中で色々と見てきましたが、スポジョバはやっぱりスポーツ業界特化だったから、ですかね。
とにかく現状を早く変えたいと思っていましたが、根底に『スポーツに関わる仕事がしたい』という想いがずっとあったんですよね。介護施設はもう充分だったし、整骨院に戻れば労働時間が増えて給料は減るので、それは違うなと。
スポジョバを使って求人を探す中で、譲れなかったのが『全国を回って仕事がしたい』『スポーツ現場が見たい』『柔道整復師の資格を活かしたい』というところ。そうしたら、今の会社にたどり着いた感じでした」

スポジョバを介して、当時掲げた条件が全てマッチしていた誠鋼社との運命的な出会い。
選考過程で面接は複数回あったそうですが、柔道整復師の資格を有し、前向きなチャレンジを欲していた荒井さんに誠鋼社サイドも惹かれ、選考から内定までトントン拍子で進んでいったそうです。しかし荒井さんには早く新天地を決めたい理由がもう一つあったそうで…。

「仕事をしながら転職活動をしていましたが、子どもが産まれる1カ月前に前職を辞めるという、ぶっ飛んだスケジュールでした(笑)。お金は止められない、と内定が決まって焦りながら退職の手続きをしました。周りからはすごく引き止められましたけどね(笑)」

そうした紆余曲折を経た転職活動から3年。未経験の営業の世界を、資格と経験、そして持ち前の粘り強さを活かしながら一歩ずつ着実に進んできました。
その最大の原動力となったのが、柔道整復師を志した時と同じく「スポーツが好きで、スポーツ現場に関わっていきたい」という想いでした。

「やっぱりスポーツが好きなので、介護施設では会えないようなアスリートたちにたくさん会うことができました。サッカー、野球、バスケ、最近では競輪選手など。日本代表の人とか、陸上でオリンピックに出ている人とか。そういった人たちに会える機会が増えたのは、入ってよかったなと思うところですね。
ジャンルとして唯一無二のものを商材にしていることによって、会えない人に会えている。医療関係の施設も営業の対象ですが、僕はスポーツが好きだからスポーツの方面に営業をかけて広げていける。実際にスポーツの世界で勝負していけます。だからスポーツ業界に携わりたい方には非常におすすめです」

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“パイオニア”としての自覚とスポジョバに願うこと

チームや治療施設だけでなく、最近では個人で高価なコンディショニング機器を購入するアスリートも少なくないそうです。「自分が機器のフォローアップを請け負ったアスリートをテレビで見たりすると、あの選手をサポートしたことがあるんだよと(家族などに)伝えたりしています」と胸を張る荒井さん。我が道を進む営業マンとして、これからどこを目指していくのでしょうか。

「ようやくスポーツの世界の門を開けた手応えはあります。足を踏み込めたので、もっと突っ込んで営業していきたい。自社の良いものをトップアスリートやスポーツの世界にもっと広めて、日本のみならず世界まで行けたら良いなと思っています。
あとは柔道整復師としてこういう働き方ができる、というのを体現し続けたいですね。接骨院や整形外科に進むのが王道だとは思いますが、こういった企業に入って現場にアクションを起こせる柔道整復師の働き方もある。結構レアな存在だと思っています。就労環境に悩んでいる柔道整復師はたくさんいると思うんです。そういう人たちに『こういう働き方もあるんだよ』というのが見せられます。
“王道”に進まないのは“逃げ”という解釈もあるようなのですが、国から認められた資格を活かして会社や取引先などのお客様の役に立てる働き方もあるんだよ、と伝えていきたいです」

まさに“パイオニア”としての自覚も持ちながらキャリアを築いている意識を持つ荒井さん。その上で、スポジョバに期待することがあるそうです。

「僕自身、スポジョバを通じて今ここにいるので、同じような悩みを抱えている人を救って欲しいです。
資格を持ちながら活かせていないと感じている人、日本中で環境や生活を変えたいと悩んでいる人のプラットフォームになって、良い求人をマッチングして引き上げていただけたらと思います」

【PROFILE】
荒井 健吾
(あらい けんご)
埼玉県出身。趣味はランニング。そもそものきっかけは大学卒業時に立てた「結婚する」「富士山に登る」「フルマラソンを走る」という目標(すでに全て達成済み)。30歳目前で初挑戦したフルマラソンで完走したものの、5時間半かかった上に全身激痛に襲われた。
その悔しさを原動力に、奇跡的に当選して臨めた東京マラソンが「42.195kmずっと応援を受け続けられて、めちゃくちゃ楽しかった!」。現在も月間300km前後を走っている。

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第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 1976年04月
代表者 松村秀一
従業員数
業務内容

美容、スポーツ、医療機器の開発および輸入販売
化粧品、健康食品の開発および輸入販売
エステサロン、クリニック、スポーツジム等のコンサルティング事業
セミナー、アカデミー企画開催

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