「毎日をW杯に」をビジョンに、世界中で開催されるスポーツの試合日程を一元化した自社アプリ「スポカレ」の運営や、デジタル広告やWEB/SNSをベースとしたデジタルマーケティング支援などを通じて、多くの人にスポーツの感動体験を届けている株式会社スポカレ。今回お話をうかがう長谷川宙美さんは、2025年4月の入社以来、ディレクターとしてさまざまなスポーツジャンルに目を配りつつ、多くのクライアント、そしてその先にいるスポーツファンに日々全力で向き合っている。
「伝える」ことの面白さに出会った生粋の野球少女が、あらゆるスポーツに接するチャンスに満ちたスポカレでいかに鍛えられたか、そして「好きを仕事にする」ことの魅力ややりがいなどについて語ってくれた。
(取材・執筆:内河 文、編集:小西 秀人、池田 翔太郎)
――まずは、長谷川さんが現在スポカレで担当されているお仕事について教えてください。
前職では印刷やWebの企画営業をしていて、その経験を生かしながら、スポカレではディレクターをしています。比率としては、ディレクター職が6、営業職が4くらいでしょうか。
ただ、営業職といっても、スポカレでは新規のアプローチはあまりしていないので、ご相談が来たときの一次窓口のような感じで。そうすると、最初にお話を聞くのは自分なので、そのままその案件のディレクターをやることになります。

大きなクライアント様を1社担当するというよりは、複数のクライアント様を幅広く担当しています。実際のデザイン業務は私が制作できないことも多いので、プロジェクトのコミュニケーション役というかハブ的な役割をしています。
――ディレクターをされたいと思ったきっかけはあったんですか?
「発信」というものに憧れがあったのだと思います。大学3年生のとき、所属していた国際教養学部の紹介パンフレットのようなものを作らせていただく機会があったんです。もともとメディアや広報的な仕事がしたいと思っていました。大学1年生から3年生まで、ある観光協会でアルバイトをしていた経験も影響を受けたと考えています。
新卒で入った1社目は印刷業の会社で、学校の縁もあり入社しました。Web制作やデザイン制作などを幅広くやっている会社で、営業だけでなくディレクションもするというところに惹かれて、企画営業職として入りました。
――発信するだけでなく、ディレクションをするということが、長谷川さんにとって大きなポイントだったんですね。お仕事をするときに大事にされていることや、気をつけていることなどは?
業務としては「こうしたほうがいいですよ」とパターンを決め打ちして提案することが楽なのかもしれないですが、クライアント様がベストな選択をできるようにすることが一番大事だと思っています。
スポカレに入社してから、初めて自分で要件を聞いて、上司にアドバイスをもらいながらいくつかプランニングをして、受注できた案件があるんです。
まだ受注が決まっていない段階から、しっかり自分事ととらえたご提案ができるかということに気を配りました。結果、受注が決まった時「うちのことを、うちよりも考えてくれてありがとうございます」という言葉をいただきました。社内のメンバーにも「こう言ってもらえるのが正解だよね」と言われて。初めて「正解」をもらえた気がしました。
――長谷川さんは6歳から野球をされていたと伺いました。野球を始めたきっかけは?
私は3きょうだいの末っ子なのですが、うちと全く同じ年齢構成の兄弟が同じ幼稚園に通っていたんです。家族ぐるみで仲が良くて、そっちは完全に野球家族で、お父さんも土日コーチをされていました。うちは真ん中が兄で、その家族から「やろうよ~」と誘われて体験会とかにも何回か行ったのですが、兄は全く興味を示さず、ついていった私のほうが興味を持って始めました(笑)。


(中学時代の全国大会、捕手として活躍した長谷川さん。)
――そういうことってありますよね(笑)。それから野球にずっと打ち込んで、全国優勝の経験までお持ちですが、プレーヤーを引退したのはいつですか?
19歳、大学に入った年の夏ですね。少年軟式野球から始まって、高校では硬式野球をやり、大学まで野球を続けていました。ただ、大学2年次のタイミングで留学が確定していたので、それに向けていろいろやりたいことを考えたとき、平日の夕方や授業がないときはアルバイトをして、土日は野球をやっていると、スケジュールがパツパツで…(笑)。やりたいことをやるためには、野球はいったんここまでかな?と区切りをつけました。
――そうだったんですね。ご自身の野球経験や、野球が好きという気持ちは、スポカレに入ろうと思われたときに影響しましたか?
影響していますね!1社目では、今思うと、13年間野球をやっていたことを強みとして活かせてなかったかなと感じます。せっかくなら、野球はちゃんと続けてきたし、タイトルも残っているし、それをちゃんと生かしていきたいと思いました。それが、スポーツ関係の仕事に転職してみようかなと思ったきっかけですね。
――それで、スポジョバをご覧いただいて…?
前職で、営業とディレクションの両方ができるのがいいと思って入社したんですが、ディレクション部分の比率が減っていると感じた時、転職のことが頭に浮かびました。私は(横浜DeNA)ベイスターズが好きなので、ベイスターズの球団職員を募集しているスポジョバさんのインスタグラム広告を見て、ダメ元で応募してみたんです。そのときは書類選考に落ちて、仕方ないなと思っていたら、スポジョバさんから1回面談してみないかというご連絡をいただきました。スポジョバのキャリアアドバイザーさんといろいろお話をするなかで、野球経験の強みを生かしたほうがいいとアドバイスをいただき、最終的にスポカレの入社が決まりました。
――野球を引退して、今ではいろんなスポーツに接していますよね。働く上で、スポーツを見る目や視野は変わりましたか?
視野は確実に変わりましたね。 もともとプレイヤーや観客として野球に深く接していたからこそ、「現場で何が求められているか」を具体的に理解し、ビジネスに落とし込むことができたのだと思います。そうして当事者・ファン・支える側というすべての視点を持てたことで、視野が大きく広がりました。

入社当初は「野球メイン」の想定でしたが、次第に「スポーツ全体を支える仕事」そのものに魅力を感じるようになり、気がつけば多い時期で9競技を同時に担当するまでになっていました。今では本当に幅広いスポーツに関わることができています。
――9競技!? すごい数ですね。ちなみに、野球以外にどのスポーツを担当されていたんですか?
サッカー、ラグビー、バレーボール、モータースポーツ、バスケットボール、バドミントン、フィギュアスケート、ウィンタースポーツですね。クライアント様からは「スポカレ」だからこそ「どんな競技も対応できる」という視点でご相談をいただきます。そのお気持ちに応えられるように、事前準備やリサーチの段階でその時点ではあまり詳しくない競技のことも、興味を持って対応できるまで業務に落とし込めるようになりました。
「好き」になる瞬発力が、仕事に結びついていると思います。
――そうやって自分でいろいろなスポーツの情報を調べていくと、目に留まるものが増えますよね。今までぼんやりしていたけど、関わりのある言葉が自然に飛び込んできたり、何か動きがあれば気になったり。そういう関心の広がりが仕事に還元される感覚はありますか?
それは間違いなくありますし、必要だと思っています。街なかでこんなものを見かけたとか、あるチームでこういう事例があったとか。
多競技のクライアント様がいることで、担当外競技の事例や情報を知見として持っています。またメンバーもスポーツ好きな人ばかりなので、社内での会話やチャットでもスポーツの話がほとんど。自然と情報が飛び込んでくる環境です。
――野球ひとすじだった長谷川さんとしては、スポーツ全体に対する感度が広がってどうでしたか?
「楽しい」の一言ですね。ある競技に対して、言わば「初心者の目線」ではありつつ、施策に対してリアクションをしてもらえたり、考えた表現が世の中に認められたりすることは、やりがいがありますし、ファンやコア層に届けるにはどうしたらいいんだろうと考えるきっかけにもなります。
もともと広報的な仕事をしたかったのも、多分みんなからのリアクションが欲しいから。もちろん、プロフェッショナルに徹した上で、立てた仮説が当たったときはやりがいを感じます。

――スポカレさんの社風、カルチャーについてはどう感じていますか?
うちのビジョンは「毎日をW杯に」というもので、それぞれ自分の担当している仕事を楽しんでいます。確かに期日やクオリティに追われる部分はありますが、それ以上にクライアント様からのフィードバックで目に見える結果が出たりした時には、「自分がスポーツ業界を盛り上げる一翼を担っているんだ」という強い実感が湧いてきます。そこに自分の好きなスポーツも繋がっているのが、この仕事の面白いところですね。
日々の業務を通じても、みんな本当にスポーツが好きなんだなと感じています。
また、スタッフの共通点として、オン・オフの切り替えが非常に上手だと思います。一方で、自分が直接関わっていないプロジェクトに対しても自然とアンテナを張っているような、好奇心旺盛な人が多い気がします。自分の軸をしっかり持ちつつも、時間や状況、他人の意見に対して柔軟に合わせられる人が集まっている社風ですね。
――それぞれ忙しいなかで、社員間のコミュニケーションは密なほうですか?
今は社員数が増えて、横の連携を強化していこうという転換期ですね。ミーティングでみんなが一堂に会することは難しいので、社内のコミュニケーションツールを使って、最近面白かったトレンドを共有したり、困りごとを相談したりしています。先日は社員やご家族、それ以外の関係メンバーの皆様も含めてみんなでバスツアーに行きました。
▼スポカレにはどんな人が働いている?
▼スタッフのインタビューはコチラ!
――スポーツが好きだけど、それを仕事にしていいのか迷われている方って、結構いらっしゃると思うんです。そういう方に、長谷川さんだったら何と伝えますか?
「好きなら一歩踏み出して挑戦する方がいい」とお伝えしますかね。
夢中になって仕事をしていると実感することも多いので、多分若いうちだからこそできる挑戦だと日々思っています。今だからできる「加速」と「挑戦」を逃さないで欲しいと思います。
――クライアント様ありきで変わることもたくさんありますしね。でも「やってみるしかない」は、実際そうかもしれません!
確かに「好きを仕事にすると嫌いになりそうだよね」ってよく言われますし、私も転職するときはすごく迷いました。でも逆に、嫌いになれるくらいまで、裏側を見られたらいいなというところはありました(笑)。「怖いもの見たさ」じゃないですが、好きを仕事にしたいんだったら、表面だけじゃなく全てを受け止める覚悟で(笑)。
――見なくて済んだ部分を見ても、やり続けられるモチベーションが自分のなかにあるかどうかと。
スポーツとは関係ないお話ですが、アイドルが好きな人って、マネージャーになりたいとか、舞台関係がやりたいとか言う方がいらっしゃると思うんです。それって、キラキラしている側が好きなだけで、裏側が向いているとは限らないんじゃないかと思います。支える側にやりがいを持てるかどうかが、「好きを仕事にする」ということなのかなと思います。
――長谷川さんがそういうスタンスでお仕事に取り組まれるようになったのは、何かきっかけがあったんですか?
先ほどもお話しましたが、スポカレに入ったとき、「野球に関する仕事をお願いね」ということだったのですが、蓋を開けてみたら、どんどん競技が増えていきました。最初は戸惑いもありましたが、いざ飛び込んでやってみたら、自分が知らなかった競技の魅力に触れることができて、これが意外なほど楽しかったんです。その経験があってから、自分が想像していなかったことや予測していなかった状況に対しても、「とにかく挑戦してみる」という姿勢が何より大事だなと思うようになりました。
――見えていた部分だけじゃなく、見えなかった部分も本来は仕事に含まれている。そこをちゃんと受け止められるかどうかは、すごく大切なポイントですね。
求人内容に付随する領域や、自分の役割が広がったときに、待遇面も含めて「ちゃんと相談できる会社かどうか」。そこまで含めて納得して動くことが、本当の意味での「好きを仕事にする」ということじゃないかなと。
その点、スポカレはまさにそういう相談がいつでもできる、本当に風通しのいい会社です。自分がやりたいことや、挑戦して広がった成果に対して、真摯に耳を傾けて評価してくれる環境があるからこそ、安心して「目の前の好きな仕事」に全力で挑戦できています。
――若いうちから、仕事に対してそういう現実的な考え方ができる方は、そういないのではと思います。
私は今26歳なんですが、学生のときから、社会人の方や働かれている方と接する機会がすごく多かったんです。いろいろな大人と接するなかで、「やりたいことだけじゃ食べていけない」みたいなことを、よく言われてきまして。プロとして仕事をする上では、その「大変だけどやらなければいけない」というマインドが一番大事じゃないかなと思います。
やってみた先にまた違う世界が見えると思っています。
▼スポカレの求人を見る▼

【PROFILE】
長谷川 宙美(はせがわ ひろみ)
趣味はpodcastやラジオを聴くこと。DeNAベイスターズでは若手右腕の篠木健太郎投手がイチ推し。野球少女時代の主なポジションは捕手で、打順は6または7番打者だった。座右の銘は「My Life is Awesome!」。
| 設立年月 | 2018年06月 | |
|---|---|---|
| 代表者 | 俣野泰佑 | |
| 従業員数 | 50名(パート/アルバイト含む、2026年1月時点) | |
| 業務内容 | メディアサポート
|
|
友だち追加であなたにぴったりのスポーツ業界情報をお届けします