サプリメントを通して子どもたちの未来をつくる!株式会社エメトレが支える心身の成長

株式会社エメトレ 取締役副社長 岩中 駿介、経営管理部統括マネージャー 宇田川 佳和

サプリメントを通して子どもたちの未来をつくる!株式会社エメトレが支える心身の成長

株式会社エメトレ 取締役副社長 岩中 駿介、経営管理部統括マネージャー 宇田川 佳和

子ども向けやアスリート向けのサプリメントを開発・販売する、株式会社エメトレ。成長期の体づくりに必要なアルギニンが高配合された「DR.SENOBIRU(ドクターセノビル)」で子どもたちの成長をサポートしています。 そんなエメトレが大事にしているのは体の成長だけでない、心の成長です。 

「ドクターセノビルを飲むことで、身体的な成長だけでなく、意識の変化や自信につながるといった内面的な成長にもつながっているといいなと思いますね」 

サプリメント事業のほかに行うスポーツ支援活動も、すべては“子どもたちの成長”を見据えてのこと。今回は、子どもたちに恥じない姿で彼らの未来を少しでも良いものにしようと奮闘する取締役副社長の岩中駿介さんと、経営管理部統括マネージャーの宇田川佳和さんのお二人にお話を聞きました。 

(取材・執筆:伊藤 千梅、編集:伊藤 知裕・中田 初葵)

「自身の悩み」×「子どもへの想い」から生まれたサプリメント事業 

──本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、会社を立ち上げたきっかけを伺いたいです。

岩中:会社を立ち上げたのは、あるビジネスセミナーで弊社代表の千明哲治と私が出会ったのがきっかけです。千明は元々大工で、自身で工務店を経営していたのですが、第一子の成長を見守る日々の生活の中で、「子どもに関わる仕事がしたい」と思うようになり、新たな事業を模索し、いくつかのビジネスセミナーに参加していました。

私自身は、中学生の頃からスポーツや健康に携わる仕事がしたいという思いがあり、大学での就職活動を経て、新卒で製薬会社に入社しました。ただ、働いていくなかで、薬はあくまで対症療法がほとんどで、直接的に病気を治すものではない、ということを感じ始め、「食事やサプリメント、トレーニングなど、別の形でスポーツや健康に携わりたい」と思うようになりました。また、ちょうどその頃から起業することにも興味を持ち始め、ビジネスセミナーに参加するようになりました。そういった中、あるビジネスセミナーで千明と出会い、お互いの考えや想いに共感して意気投合。私は2013年10月に製薬会社を退職し、2014年2月に千明と共同で会社を設立しました。 

──お二人の想いが掛け合わさって会社を設立したのですね!サプリメント事業の「DR.SENOBIRU」(以下「ドクターセノビル」)はどのような背景で生まれたのでしょうか?  

岩中:私は一番の伸び盛りである成長期に身長があまり伸びず、中学・高校時代に非常に悩んだ経験がありました。中学2年の夏頃には成長がほぼ止まってしまい、高校卒業時の身長は163.5cmでした。私は中学・高校と野球をやっていて、試合にも出させてもらっていたのですが、やはり体格面で不利だなと感じる部分がどうしてもありました。もちろん、身長が小さくてもスポーツはできますし、努力もしていました。しかし、競技によっては身長が高いほうが有利なことも多いと思います。

そういった経験から、「自分と同じように身長や体格のことで悩んでいる子どもたちや親御さんがいるのではないか」という私の考えと、「子どもたちの成長を手助けしたい」という千明の想いが重なり、「子どもたちの成長をサポートするサプリメントを作ろう!」ということになり、「ドクターセノビル」の開発がスタートしました。

──現在サプリメント事業の看板商品となっているドクターセノビルは、どのように開発されましたか? 

岩中:ドクターセノビルについては、様々な文献を読んで調べていくうちに、「アルギニン」が成長ホルモンの分泌や子どもの成長に関わっていることがわかったので、その要素に着目して開発を進めました。 

──実際に製品を開発したり、販売したりしてみて大変だったことはありますか?

岩中:まず開発段階において、アルギニンには独特の苦みや臭みがあり、ドクターセノビルではアルギニンを1包に5,000mgと高配合していたため、味の調整が難しかったです。試作の段階でいくつかの味を試作し、「これぐらいの味なら飲めるかな?」と思えるものが出来上がりました。しかし、実際に製品化して販売し始めると、「美味しくない」「こんなもの子どもに飲ませられない」と、1回で購入をやめられたり、全額返金保証制度を利用して「返金してほしい」と言われたりすることが多くありました。

当然ではありますが、発売当初は認知度も信頼度もないため、新規で多くの方からのご注文をいただくことはなかなか難しかったです。また、購入してくださる方の数も少ない中で、味が原因でやめていかれる方もかなり多く、リピートも少なかったため売上を伸ばしていくのが大変でした。開発段階での子どもを含めたモニター数が少なすぎたということも大きな教訓となりました。

──そこからどのように売り上げを伸ばしたのでしょうか?

岩中:まずは、お子さんでも「美味しい」と思って飲んでもらえる製品にすることが急務でした。発売当時は1包(1回分)にアルギニンを5,000mg配合しており、味は「ブドウ味」で、1箱30包入り(約1ヶ月分)で販売していました。ですが、それだとなかなかアルギニンの苦みや臭みをうまく消すことができなかったので、1包あたりのアルギニンの配合量を半分の2,500mgに変更し、代わりに1箱60包入りにすることで、1日あたりのトータルのアルギニン摂取量(1日2包で5,000mg)は変わらないようにしました。

また、味もいくつか試作して、ブドウ味よりも柑橘系の味の方がアルギニンと合うことがわかり、「グレープフルーツ味」に変更。そこから何度か細かい調整を行い、モニターの子どもたちからの「美味しい」という声を確認し、リニューアル版を発売しました。最初の発売から数ヶ月で急遽リニューアルとなってしまいましたが、リニューアル後はお客様からも「美味しい!」「これなら毎日継続して飲める」と言ってもらえるようになり、売り上げが伸びていきました。 

──現在のドクターセノビルは、重金属検査や放射性物質検査を実施していたり、アンチ・ドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」を取得されたりしていますね。

岩中:「安心・安全」の面において、重金属検査や放射性物質検査は、サプリメント(健康食品)を販売する上で、お客様に安心してお飲みいただくために最低限必要なものであると考えています。

アンチ・ドーピング認証については、発売して2、3年が経った2016年〜2017年あたりから、「ドーピング検査でひっかかる成分は入っていませんか?」と、お客様からお問い合わせをいただくことが増えてきました。そういったお問い合わせをいただいたことで、お客様の中に、国体に出る選手や、ジュニアの選手でも国内の上位大会や世界大会などに出ている選手が一定数いらっしゃるということがわかりました。 

また、2018年の1月からは、選手個人への商品提供などを通してジュニアアスリートの夢の実現をサポートする「チームセノビル」というプログラムを開始しました。その第1号がプロスノーボーダーの長澤颯飛選手(現在はチームセノビルを卒業)で、  実際に長澤選手のようなプロ選手を支援するようになったこと。そして、お客様にもより安心して飲んでもらいたいという思いで、国際的なアンチ・ドーピング認証である「インフォームドチョイス」を取得しました。 

スポーツを通して子どもたちの支援を 

──個人の選手をサポートする「チームセノビル」のお話がありましたが、御社はスポーツ支援活動に注力されていますよね。具体的にはどのような関わり方をしているのでしょうか。  

岩中:最初にスポーツ支援を始めたのは、会社として2期目となる2015年の3月からでした。プロ野球独立リーグのBCリーグに所属する福島ホープス(現福島レッドホープス)というチームをサポートしたのが始まりです。

ちょうど福島ホープスもチームの立ち上げ初年度で、元メジャーリーガーの岩村明憲さんが選手兼任監督に就任されてリーグに参入したタイミングでした。2011年の東日本大震災から4年が経ち、福島の子どもたちに夢と希望を与えるという理念で立ち上がったチームでしたので、そこに対して私たちも何か一緒に活動ができないかと考え、スポンサーになりました。内容としては、プロの選手やコーチから質の高い指導が受けられるアカデミーの支援や子どもたちを対象とした野球教室の支援などを行っていました。

──スポーツチームへの支援を通して、子どもたちの夢の実現をサポートされているのですね。    

岩中:そうですね。プロスポーツチームへの協賛を通して子どもたちの成長をサポートしたいという思いがあります。現在は Bリーグの「千葉ジェッツ」や「川崎ブレイブサンダース」、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」、ベルギープロサッカーリーグ1部の「シント=トロイデンVV(STVV)」など、国内外11のスポーツチームやスクールのスポンサー(パートナー)として、子どもたちに関する活動のサポートを行っています(2024年5月末現在)。

また、ジュニアアスリートがより効率的に質の高いトレーニングができるよう、2020年からYouTubeメディア「To be Stronger」の運営も始めました。プロ選手をはじめ、トップアスリートの経験やトレーニングの部分で子どもたちや親御さんの参考になるようなコンテンツを配信しています。

他にも、弊社の事業として、子どもたちに少しでも安全なものを食べてもらいたいという想いから、無農薬かつ有機肥料のみを使用して栽培したこだわりのオーガニック野菜を届ける農事業「ちあきファーム」の運営も始めました。そのような取り組みはすべて、子どもたちの笑顔が増えたらいいなという想いで行っています。 

 

身体面での変化だけでない“内面”の変化 

──お仕事をしていくなかで、どのようなときに充実感を感じますか?

岩中:弊社はインターネット上でお客様へ商品を直接販売しているため、お客様の声もダイレクトに返ってくるのがいいですね。製薬会社で働いていたときは、お会いする方が基本的にドクターだったので、患者さんがその薬を飲んでよかったと思ってくれていても、その声が自分に届くことはほとんどありませんでした。 

今の事業では、良いことも悪いこともダイレクトに聞くことができますし、それを受け止めて直接商品やサービスに反映することもできます。実際、良いお声をいただいたときは、自分たちの商品が役に立っているのだなと感じ、とてもうれしい気持ちになります。 

──これまで実際にたくさんのお声をもらってきたなかで、どのようなうれしいお声がありましたか? 

岩中:「飲み始めてから身長の伸びが良くなりました」といったお声や、「体力がつきました」「体つきがよくなりました」「朝の目覚めがよくなりました」といった身体面での変化を聞けたときはもちろんうれしいです。また、「大会で優勝しました」「上位入賞できました」「記録が伸びました」といった大会結果のご報告をいただけたときも、子どもたちの頑張りが成果として出た瞬間だと思うので、そういった喜びをお客様と共有できることもとてもうれしいですね。 

あとは「飲み始めたことで、子どもの競技(練習や生活習慣)に対する意識や取り組み方が変わりました」といったお声や、「ドクターセノビルを飲むことで、自信につながっているようです」といったお声もいただくことがあり、そういった部分でもお役に立てているんだな、と感じることがあり、仕事のやりがいを感じます。また、お声と一緒にお写真を送ってくださるお客様もいらっしゃるので、子どもたちの笑顔をみて、私たちも元気をいただいています。

私たちは、ただ商品を販売しているのではなく、“子どもたちや親御さんのパートナーでありたい”という想いのもと事業を行っていますので、そのようなお声やお写真は日々の仕事のやりがいに繋がっています。

──身体的な部分だけでなく、意識的な部分での成長を感じてもらえるのはうれしいですね。 

岩中:そうですね。いただいたお声やお写真は全社で共有しているので、スタッフ全員が見ることができます。自分たちの商品がどのようにお客様の役に立っているのかが可視化されているので、宇田川のように業務面でお客様と接することがほとんどない管理部などのスタッフでも、自社の商品が誰かの役に立っていることを実感できるのかなと思います。 

“感謝”を伝えるイベントを毎年開催 

──経営管理部の責任者の宇田川さんにもお聞きしたいのですが、働いていてやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

宇田川:私は経理や総務、人事の統括マネージャーをしているので、職種的にお客様との直接的な接点はほとんどありません。ただ、そのなかでお客様と直接向き合っているみんなが働きやすいように環境を整えていくことを大事にしていますし、活躍している姿を見るのはうれしいですね。 

また、より裁量をもって仕事をしたいと思ったのがエメトレに入社した一番の理由だったので、自分で考えて企画・提案をして、問題なければ実際にやらせてもらえるところはやりがいを感じます。

──具体的にはどのような企画・提案を行うのでしょうか?

宇田川:これまでは経理面や人事面のシステム導入を提案してきました。また弊社はお客様とオフラインで会うイベントも行っていますが、今後は新しいイベント開催に向けても動いていけたらと思っています。

──これまでどのようなイベントを開催してきたのですか? 

宇田川:ここ数年では(コロナ禍を除き)、夏は東京、冬は大阪に行くなど、年に2回お客様イベントを開催していて、屋形船にお客様を(親子で10〜12組程度)ご招待してお食事やビンゴゲームを楽しんでいただくイベントを実施しました。他にも、弊社の商品を愛用してくださっているお子さんの親御様を対象にランチ会を開催して、座談会のような形でご意見を伺いました。  

岩中:私たちの事業は店舗販売やサービス業ではないので、お客様と直接触れ合う機会がほとんどありません。そのため、お客様と直接お会いして感謝の気持ちをお伝えする機会を作りたいということから、2015年の冬からお客様と触れ合う企画を始めました。現在は実施していないのですが、2015、2016、2017年のクリスマスの時期には、毎年2〜3組限定ではありますが、お客様のご自宅にサンタやトナカイの格好をして訪問し、サプライズでお子さんにクリスマスプレゼントを届けるという企画も実施していました。今後入社する人には、そういったイベントなども積極的に提案してほしいですね。 

──イベントの企画などもしてほしいとのことですが、今後はどんな人に入社してほしいですか? 

岩中:今後はアスリートの方の採用も考えています。アスリートの方は目標に向かって逆算して自分のやるべきことを整理して進んでいける人が多く、チームでの目標達成意識も高いと感じます。弊社は雇用形態(正社員、契約社員、アルバイトなど)にこだわっていないですし、弊社の理念や事業に共感していただける方ならぜひ一緒に働きたいですね。

宇田川:あとは、今いる正社員やパートさんは寄り添い型の人が多いので、自分から企画していけるような方がいたらいいですね。 

岩中:会社の基盤を固めるという部分で“守り”の人材は、すごくいい人たちが揃ってきています。一方で、今後は会社として営業やマーケティングのチームをより強化していきたいです。そのため外向きに攻めていける人、推進力のある人がいいですね。

宇田川:裁量をもって働けることを活かして、今働いてくれている社員さんたちとうまく融合しながらより会社として成長していけたらなと思います。 

自分たちの商品で世界へ 

──お二人は働く上で、生きていく上で、なにか大切にされていることはありますか?

岩中:これは当たり前のことかもしれませんが、私は「誠実であること」を大事にしています。自分自身もそのように生きてきたつもりですし、会社として、ビジネスとして誠実にやっていきたいと思っています。 

──誠実さとは、具体的にどういうことでしょう。 

岩中:まず嘘をつかないとか、人として間違ったこと、恥ずかしいことをしないこと。 例えばビジネスにおいて、商品やサービスは、ただモノが良ければ売れるというわけではありませんが、良い商品・サービスであることは大前提です。その上で、良いものをどのようにして世の中に届けていくか、というのが本来のビジネスのあるべき姿だと考えています。

しかし、残念なことに今の世の中には、商品やサービスの中身が良くないものなどが、マーケティング次第(とくに悪質な広告や販売手法)で売れてしまうことが多々あります。それも一つのビジネスといえばビジネスなのかもしれませんが、それは本当にお客様のためになっているのか、と思うのです。ここ数年、サプリメント(健康食品)や化粧品の定期通販でそういったことが起こっていて、業界全体が悪いもののように見られる傾向にあります。それは本来のビジネスやマーケティングのあるべき姿ではないですし、誠実ではないと感じます。

嘘をつかないとか、人として間違ったことや恥ずかしいことをしない、普通に考えれば当然のことではあるのですが、そういった姿勢や小さなことの積み重ねが最終的にはお客様からの信頼につながってくると考えています。

──相手との信頼を作っていくことが大切ですね。宇田川さんはいかがですか? 

宇田川:私自身は、個人的に死ぬ時に後悔したくないというのはずっと思っています。死ぬ前にこれまでの人生を振り返ってみて「いい人生だったな」と思いたい。 

そしてできれば、他の人にもそう感じてほしいと考えています。ドクターセノビルを多くの方々に買っていただき、飲んでもらう。それで自信がついて人生にいい影響が出たら、自分の人生を振り返ったときに少しでもよかったなと思える人が多くなるのではないかなと思いますし、そのために頑張っていますね。 

──最後に、今後の目標を教えてください。 

岩中:弊社の商品を飲んでいる人の中から、オリンピックの金メダリストが出ることが一つの目標です。実際に、ドクターセノビルを活用している人の中には、日本代表として活躍している選手が数名いますし、ある種目の世界ランキング1位の選手やジュニアの世界大会で優勝した選手、そして、今度のパリオリンピックに出場する選手もいます。このように、ドクターセノビルをはじめ、弊社の商品を飲んでいる(いた)人たちがプロになったり、日本代表になったりして、世界で活躍するアスリートがどんどん増えていってほしいなと思っています。 

宇田川:そういった選手たちを見て、子どもたちが「自分もこうなりたい」と思ってより努力するようになったり、ドクターセノビルを飲み始めてくれたりするといいですね。

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【PROFILE】

岩中 駿介(写真左)

内資系製薬会社にてMRとして勤務した後、現代表取締役社長 の千明哲治氏との出会いによって、成長期の栄養サポートを目的としたサプリメントの開発をスタート。2014年に株式会社エメトレを千明氏とともに設立して取締役副社長に就任。

宇田川 佳和(写真右)

経営管理部の統括マネージャー。同じ1児の父親として「子どもたちの明るい未来のために」日々奮闘しているスタッフを支えることがお客様の想いを叶えることに繋がると考え、業務に取り組んでいる。

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 2014年02月
代表者 千明哲治
従業員数 13名
業務内容

・サプリメントの開発、販売
・メディア事業
・農事業

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