【MLB】メジャー シーズン・プレーオフの仕組みは?チーム数・試合数は?

編集部 スポジョバ

【MLB】メジャー シーズン・プレーオフの仕組みは?チーム数・試合数は?

編集部 スポジョバ

「メジャーって何チームあるの?」
「そもそもシーズンって何試合あるの?」
「どのようにしてチャンピオンが決まるの?」
「プレーオフってどんな仕組み?」

現在、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手など多くの日本人選手が活躍しているメジャー。

そんな世界最高峰のプロの野球リーグ、メジャーを見始めたいと思っている方必見!今回は、メジャーの仕組みについて解説します!

メジャーの1シーズンは何試合?チーム数は?

メジャーには30チームが所属!

メジャーリーグは、日本のプロ野球が「セ・リーグ」と「パ・リーグ」の2つに分かれているように、「ア・リーグ」と「ナ・リーグ」2つに分かれており、各リーグ15チームずつの合計30チームが所属しています。

ア・リーグはアメリカンリーグと言い、ナ・リーグはナショナルリーグと言います。ア・リーグはDH制が有るので、日本でいうパ・リーグになり、ナ・リーグはDH制が無いため、日本でいうセ・リーグになります。

メジャー全30チームの細かいチーム分け

先述した通り、メジャーの30チームはア・リーグとナ・リーグの2つに分かれそれぞれ15チームずつが所属しています。さらに、それぞれのリーグで地区ごとに、5チームずつの3つのグループに分けられます。

各地区の所属チームは以下のようになっています。

ア・リーグ東地区

ボルティモア・オリオーズ
ボストン・レッドソックス
ニューヨーク・ヤンキース
タンパベイ・レイズ
トロント・ブルージェイズ

ア・リーグ中地区

シカゴ・ホワイトソックス
クリーブランド・インディアンス
デトロイト・タイガース
カンザスシティ・ロイヤルズ
ミネソタ・ツインズ

ア・リーグ西地区

ヒューストン・アストロズ
ロサンゼルス・エンゼルス
オークランド・アスレチックス
シアトル・マリナーズ
テキサス・レンジャーズ

ナ・リーグ東地区

アトランタ・ブレーブス
マイアミ・マーリンズ
ニューヨーク・メッツ
フィラデルフィア・フィリーズ
ワシントン・ナショナルズ

ナ・リーグ中地区

シカゴ・カブス
シンシナティ・レッズ
ミルウォーキー・ブリュワーズ
ピッツバーグ・パイレーツ
セントルイス・カージナルス

ナ・リーグ西地区

アリゾナ・ダイヤモンドバックス
コロラド・ロッキーズ
ロサンゼルス・ドジャース
サンディエゴ・パドレス
サンフランシスコ・ジャイアンツ

ではなぜこのように、さらに細かい地区分けがされているのでしょうか?

それは「各地区の1位はプレーオフ(ポストシーズン)に進出できる」からです。

またこの制度はファンのために作られた制度でもあります。

ファンは基本的には自分の地元のチームを応援しますが、プレーオフの進出が狙えなくなった場合、「せめて地元に近いチームを応援しよう!」って思いますよね。

しかしこの制度が無かったら、最悪の場合自分の地元に近い地域のチームが全滅してしまう可能性もあるのです。そうなると一部の地域の人はポストシーズンを楽しめなくなってしまいます。

このような事態を防ぐために、細かく地区ごとにグループ分けがされているのです。



メジャーのレギュラーシーズンは162試合!レギュラーシーズンの仕組みとは?

リーグ優勝に向けて、各チームはまずレギュラーシーズンを過ごします。

レギュラーシーズンは4月初旬に開幕し、そこからレギュラーシーズンが終了する9月までの約6ヶ月間で、各チーム162試合を戦い抜きます。

<メジャーの162試合の振り分けは?>

メジャーのレギュラーシーズンは約6ヶ月で162試合を戦い抜くというかなり過酷なものになっています。

また、メジャーのレギュラーシーズンでは全チームと満遍なく対戦するというわけではありません。

では、162試合の内訳は一体どうなっているのでしょうか?

日本のプロ野球はリーグ戦+交流戦と簡潔ですが、実はメジャーはやや複雑な組み合わせになっています。

メジャーのレギュラーシーズン162試合の振り分けは以下の通りです。

■同リーグ同地区(対4チーム)
計76試合
19試合×4チーム

■同リーグ他地区(対10チーム)
計66試合
6~7試合×10チーム

■インターリーグ(交流戦)
計20試合
3~4試合×6チーム

同リーグの他14チームとは試合を行います。しかし、インターリーグ(交流戦)では他リーグの15チーム全てと試合を行うわけではありません。

では、インターリーグの組み合わせはどのように決まっているのでしょうか?

インターリーグでは組み合わせの不公平感をなくすために他リーグの1地区5チーム+人気カードの計6チームという組み合わせになっています。地区ごとにどの地区の5チームと試合を行うかが決められているということです。

少し分かりづらいので、あるシーズンの組み合わせを例示してみます。

ア・リーグ東地区×ナ・リーグ中地区
ア・リーグ中地区×ナ・リーグ西地区
ア・リーグ西地区×ナ・リーグ東地区

つまり同地区のチーム間で組み合わせの違いはほとんどないということです。

また、日本のように「交流戦期間」は設けられておらず、レギュラーシーズン途中に対戦カードがバラバラに散りばめられています。

※追記

2022年8月25日、メジャーリーグ機構は2023年のレギュラーシーズンのスケジュールを発表しました。2023年シーズンからはこれまでと大きな違いがあります。

それは、各チームが全チームと対戦するスケジュールが組まれた、という点です。

したがって、レギュラーシーズン162試合の組み合わせの内訳も大きく変更しました。

2023年のメジャーのレギュラーシーズン162試合の振り分けは以下の通りです。

■同リーグ同地区(対4チーム)
計52試合
13試合×4チーム

■同リーグ他地区(対10チーム)
計64試合
6~7試合×10チーム

■インターリーグ(交流戦)
計46試合
3~4試合×15チーム

大きく変更した点は同リーグ同地区の試合が76試合から52試合に減少した点と、インターリーグが20試合から46試合に増加した点です。

よりバランスのとれたスケジュールが組まれることにより、プレーオフ進出争いの平等さが増すことが期待されています。



メジャーリーグのプレーオフの仕組みとは?

<プレーオフに出場するチーム数は?出場条件は?>

各チームがレギュラーシーズン162試合を戦い抜いた結果、先述した通りまず各地区の勝率1位のチームがプレーオフに進出します。この時点で各リーグそれぞれ3チームずつが進出したことになります。

そしてその後、各リーグでこの3チームを除いた勝率上位3チームずつがプレーオフに進出します。

つまり各リーグ6チームずつ、合計12チームがプレーオフに進出できるのです。

<プレーオフの仕組みは?>

まず前提として、プレーオフはこれまでのレギュラーシーズンの試合とは異なり、トーナメント形式で行われ、組み合わせは以下のようになっています。


レギュラーシーズンの成績により各リーグごとに第1シードから第6シードに振り分けられます。

第1シード リーグ最高勝率で地区優勝
第2シード 地区優勝の中で2番目に勝率の良いチーム
第3シード 地区優勝の中で3番目の勝率のチーム
第4シード 地区優勝を逃した中で勝率が1番目のチーム
第5シード 地区優勝を逃した中で勝率が2番目のチーム
第6シード 地区優勝を逃した中で勝率が3番目のチーム

またトーナメントのそれぞれのフェーズには「ワイルドカード」「ディビジョンシリーズ」「リーグチャンピオンシップシリーズ」「ワールドシリーズ」と名前がついています。

日本のプロ野球に当てはめると、ワイルドカード〜リーグチャンピオンシップがクライマックスシリーズ、ワールドシリーズが日本シリーズに該当します。

第1シードと第2シードのチームはディビジョンシリーズからの登場となります。

それ以外の第3シードから第6シードのチームは、ワイルドカードから戦わなければなりません。

ここまでプレーオフの流れについて簡単に解説してきましたが、次は各フェーズについて詳しく解説していきます。

◯ワイルドカード

3戦制で2戦先勝方式
開催地:3試合とも上位シードのチームのホーム球場

◯ディビジョンシリーズ

5戦制で3戦先勝方式
開催地:第1戦、第2戦、第5戦が上位シードのホーム、第3戦、第4戦が下位シードのホーム

◯リーグチャンピオンシップ

7戦制で4戦先勝方式
開催地:第1戦、第2戦、第6戦、第7戦が上位シードのホーム、第3戦、第4戦、第5戦が下位シードのホーム

このトーナメントを勝ち上がったチームが各リーグの代表となり、ワールドシリーズに進出できるのです!負ければ終わりのトーナメントであるため、より一層白熱した試合を見られるのがこのプレーオフの醍醐味です!


メジャーの年間王者を決めるワールドシリーズ!

ワールドシリーズでは、各リーグのプレーオフを勝ち抜いたチーム同士が激突します!

ワールドシリーズは最大7試合の4勝先取で、このワールドシリーズを制したチームが栄えあるチャンピオンリングを手にすることができるのです!

チャンピオンリングをかけた熱い戦いは、毎年何かしらの劇的なドラマを生み、多くの人を熱狂させ、そして多くの人の心を動かしているのです。

2022年のワールドシリーズもどんなドラマが待ち受けているのか目が離せません!



年1度の祭典!オールスターってどんな仕組み?

<オールスターゲームってなに?>

オールスターゲームは年に1度、レギュラーシーズン中に行われる、ファンによって選出された人気プレーヤーたちによって繰り広げられる試合のことです。

そこで、オールスターに出場する選手の選出方法やチームの編成方法について詳しく解説します。

<オールスターに出場する選手の選出方法>

オールスターゲームに出場する選手は各リーグ34人ずつの計68人で、ファンによる投票や選手や監督、事務局などの関係者投票により、両チーム33人ずつ合計66名がメンバーとして登録されます。

その後、5人の候補の中から「34人目の選手」を選ぶファン投票を行い、最終的に両チーム34人ずつがメンバーとして登録されます。

オールスターのスタメンは投手以外のポジションは、各ポジションのファン投票1位の選手が(外野手は3位まで)務めます。

一方で先発投手は試合前日に各チームの監督によって発表されます。

これまで日本人選手でオールスターに先発出場をしたことがある選手は、大谷翔平選手やイチロー選手、松井秀喜選手などがいますね。

<試合方式>

両チーム指名打者制を採用し、9イニングで決着がつかない場合は延長戦を原則として決着がつくまで行います。

また投手は3イニングを超えて登板することができない、などのルールも存在します。

普段は絶対に見ることのできないスタープレーヤーたちの共演は、毎年多くの人々を魅了しています。メジャーのファンはまさに「夢のような瞬間」を目の当たりにするのです!今後のオールスターゲームもどんな夢の共演を見ることができるのか、全く目が離せません!

今回はメジャーのシーズンがどういう仕組みで行われているのかについて詳しく解説してきました!このような仕組みを頭に入れているだけでも、試合をより楽しめるようになるのは間違いありません。ぜひ皆さんも世界最高峰のプレーを見て、熱く盛り上がりましょう!

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