100年以上の歴史を誇る甲子園大会ですが
名監督が何勝をあげてきたのでしょうか。
今回は
「監督の最多勝利数は誰？」
「最多優勝監督は誰？」
など、甲子園常連校を率いる監督の歴代勝利数を紹介します。
こちらの記事では、監督たちの名言をまとめています。
▶▶【高校野球名言】甲子園の名実況・監督の名言・選手宣誓まで
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①68勝：高嶋仁（智弁学園・智辯和歌山）
（智弁学園で７勝３敗：９年間）
②64勝：＊西谷浩一（大阪桐蔭）
③58勝：中村順司（PL学園）
④54勝：＊馬淵史郎（明徳義塾）
⑤51勝：渡辺元智（横浜）
前田三夫（帝京）
⑦40勝：木内幸男（取手二・常総学院）
⑧38勝：＊阪口慶三（東邦・大垣日大）
⑨37勝：蔦文也（池田）
＊小倉全由（日大三）
＊は現役監督（敬称略）
＊第104回全国高等学校野球選手権大会終了時点
甲子園で優勝する確率は0.025%（2021年）と、確率論では東大合格よりも難関と言われています。
①7回：＊西谷浩一（大阪桐蔭）
②6回：中村順司（PL学園）
③5回：渡辺元智（横浜）
④4回：尾藤公（箕島）
⑤3回：高嶋仁（智辯和歌山）・前田三夫（帝京）・
木内幸男（常総学院）・深谷弘次（中京商／中京）
⑥2回：＊小倉全由（日大三）・橋本武徳（天理）・
香田誉史郎（駒大苫小牧）など計9名。
＊は現役監督
甲子園で優勝するだけでも至難の技ですが、甲子園で複数回優勝したことのある監督はわずか17人。ちなみに春夏連覇を達成した監督は7人います。大阪桐蔭高校を率いて二度の春夏連覇を達成した西谷浩一監督の凄さを実感しますね。
最後に、甲子園でおなじみの名監督について紹介します。
優勝３回・準優勝４回（春３回、夏１回）
県内でも無数の強さを誇っており、和歌山大会決勝は通算23勝1敗。
春夏通算38回の甲子園出場も歴代最多です。
智弁学園から智辯和歌山に転任すると、瞬く間にチームを常勝軍団に育て上げました。第100回大会の夏に指導の一線から去りました。
【主な教え子】
・高代延博
・中谷仁
・岡田俊哉
・西川遥輝
在任18年間で挙げた勝ち星は歴代3位の「58勝」。
指揮を取り始めた1981年春のセンバツでは、初出場・初優勝。
翌年は選抜連覇を達成しました。1983年には桑田真澄・清原和博の「KKコンビ」で夏初優勝。
1984年の決勝敗戦まで甲子園20連勝という前人未到の記録を残し、勝率.853は西谷浩一監督に抜かれるまでトップでした。
戦績はさることながら、球界を代表する超高校級の選手を育てました。PL学園出身のプロ野球選手81人中41人は、中村監督が指導しました。
【主な教え子】
・清原和博
・桑田真澄
・立浪和義
・松井稼頭央
・サブロー（大村三郎）
・福留孝介
甲子園通算59勝は現役高校野球監督の中で最多です。
春夏通算16回の甲子園出場のうち優勝は実に7度。夏の選手権大会4度の優勝は最多で、この実績から若くして名将と呼ばれています。3度の甲子園連覇は監督史上初です。
2018年には「最強世代」を擁して春夏連覇・福井国体優勝の三冠を達成。
16回の甲子園出場で春夏連覇2回、春の連覇1回という成績を残し、大阪桐蔭を強豪校へ成り上がらせました。
【主な教え子】
・中村剛也
・平田良介
・中田翔
・浅村栄斗
・藤浪晋太郎
・森友哉
・藤原恭大
中村監督（PL学園）も西谷監督（大阪桐蔭）も日本を代表する名将ですが、
注目すべきは、激戦区・大阪を制して甲子園優勝を成し遂げたということ。
強豪校が集結する大阪の夏大会はノーシード！2015年には、同年センバツ準優勝・履正社vs夏連覇を狙う大阪桐蔭という事実上の決勝戦が一回戦で行われるという劇的な展開もありましたね。そんな激戦区を制して偉大な功績を残した両監督の凄さは、数字では表し切れません。
甲子園通算勝利数は歴代4位タイの51勝をマークし、チームを春夏5度の優勝に導きました。
印象的なのはやはり1998年。この年は「怪物」松坂大輔を擁して春夏連覇を達成し、横浜高校の黄金時代を築きました。47都道府県最多高校数の激戦区・神奈川で勝ち続け、約半世紀近く実績を残してきました。監督勇退後の現在は「投手の障害予防に関する有職者会議」のメンバーとして高校野球界に尽力しています。
【主な教え子】
・愛甲猛
・鈴木尚成
・松坂大輔
・成瀬善久
・涌井秀章
・筒香嘉智
今回は甲子園でお馴染みの名監督の戦績を紹介しました。
甲子園では選手だけでなく監督の成績にも注目したいですね。
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