「甲子園は清原のためにあるのか!」
「日本文理の夏はまだ終わらない!」
「努力は一生、栄光は一瞬」
時代が変わっても甲子園の名言は心に焼き付いていますよね。そこで今回は、高校野球ファンの心に残る名言から名監督の名言、感動の選手宣誓、名実況を集めました。
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【第67回大会(1985)決勝
宇部商業(山口)vsPL学園(大阪)】
桑田真澄・清原和博の”KKコンビ”擁するPL学園は決勝で宇部商業と対戦。清原和博が2打席連続・甲子園通算13本目の本塁打を放った際に誕生した名実況です。
明徳義塾は怪物・松井秀喜に対して、前代未聞の5打席連続敬遠という徹底した対策をとりました。
【第91回大会(2009)決勝
日本文理(新潟)vs中京大中京(愛知)】
日本文理は、6点差を追う9回2アウト走者なしからの怒涛の反撃で見ている人たちを魅了しました。
【第88回大会(2006)3回戦
八重山商工(沖縄)vs智辯和歌山(和歌山)】
甲子園の魔物に捕まった八重山商工のエース・大嶺祐太が、ピンチの場面で空を見上げた時に解き放たれた名実況です。
【第88回大会(2006)決勝
早稲田実業(西東京)vs駒大苫小牧(南北海道)】
夏の甲子園3連覇を狙う駒大苫小牧と初優勝を狙う早稲田実業の決勝は、37年ぶりの決勝戦引き分け再試合に。この大会全試合に登板したハンカチ王子・斎藤佑樹は最終回に最速147キロを記録し、決勝を制しました。
次は「選手宣誓」です。
実況だけでなく、選手宣誓でも印象的な名言が生まれました。
半世紀前の選手宣誓は、「宣誓、われわれ選手一同は、スポーツマンシップに則り、正々堂々、試合することを誓います」という定型文を読むことでした。しかし、1984年夏の甲子園から、現在の球児本人のオリジナルなスタイルに変更されました。また、昔は組み合わせ抽選会で1番くじを引いた主将が選手宣誓を担当していましたが、第83回(2001)大会から現行の立候補制に変更されました。そんな選手宣誓の歴史を振り返ったところで、感動の選手宣誓で幕を開けた大会を2つ紹介します。
「人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。がんばろう日本。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」
▶▶東日本大震災からわずか12日後に開催されたセンバツ甲子園での開会式の選手宣誓です。野球の力で日本を元気にしようというメッセージは胸を打たれましたね。
「宣誓。1915年8月、第1回全国中等学校優勝野球大会が始まりました。それから100年間、高校野球は日本の歴史とともに歩んできました。この100年、日本は激動と困難を乗り越えて今日の平和を成し遂げました。このような節目の年に、聖地甲子園で野球ができることを誇りに思い、そして支えていただいたすべての方々に感謝し、全力でプレーをします。次の100年を担うものとして、8月6日の意味を深く胸に刻み甲子園で躍動することを誓います。」
▶▶第一次世界大戦の最中・1915年に夏の甲子園が始まり、100年目の節目の年の選手宣誓です。平和への思いを宣誓に込めました。
今年は野球伝来150年の節目に当たります。この記念すべき年に、聖地・甲子園球場で野球ができる喜びに今、満ちあふれています。ただ、今現在収束しないコロナウイルス感染症の予防に最大限努め、日々の生活を送っています。(中略)これらの苦しい時期を乗り越えることができたのは、ほかでもない、ここに甲子園があったからです。そして、指導者の方々、チームの仲間、家族との強い絆があったからだと確信しています。だからこそ、結束力のある野球で恩返ししたい。
▶▶「甲子園」がなければコロナウイルスや怪我を乗り越えることができなかった。甲子園の存在の大きさを改めて感じる宣誓ですね。
最後に甲子園でいくつもの勝ち星を挙げた「名監督の名言」を紹介します。
2022年には、104回の歴史を誇る甲子園で東北初優勝を果たしました。甲子園の優勝インタビューで話題になったこの言葉を紹介します。
「青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当に諦めないでやってくれた」
甲子園歴代最多監督勝利数の68勝
「努力は一生、栄光は一瞬」
「コツコツ努力する者は最後に勝つ」
「選手が伸びるのは悔しさを味わった時」
夏の甲子園で二度の全国制覇を経験
「失敗したからこそ強くなれるんです」
「『監督と選手』の前に『一人と一人の人間』」
「良い人生にするのも自分次第で、
悪い人生にするのも自分次第」
春夏通算5度の全国制覇を達成し、球界を代表する選手を指導
「甲子園には、魔物なんて棲んでいない。
もしも棲んでいるとしたら、
お前たちの心の中にいる」
「投手はマウンドでは孤独、
人と闘う前にまず自分と闘え」
「登った山は必ず下りてこなければならない。
そして、また新しい山に登り始める」
史上初・二度の初夏連覇を成し遂げ、大阪桐蔭を平成最強校へと成長させた
「野球に限らず、
どんなことでも最後は『人』に行き着く」
「やはり高校野球は教育の一環、
野球を通じての人間形成という部分が大きい」
「下を向かずにやることをやっていたら、
必ず自分たちのペースになってくる」
全国制覇6回の古豪を率いた名監督
「選手のやる気を引き出すには、
感情的なものの言い方は絶対ダメだ」
「思い通りにいかないからこそ
努力しなければならない」
「お互いが相手を尊重し、爽やかな戦いを
繰り広げるところに野球の良さがある」
甲子園100回大会で高校春夏通算100勝を達成
「結果を残せる人間は、
日々の生活からキッチリしている」
「野球は突き詰めれば、気と気の勝負」
「自分に負けるな、負けない自分を作れ」
東の横綱・帝京を29年間指揮し2021年限りで勇退
「高校野球というものは、
笑いながらやって勝てる世界じゃないんです」
「スポーツマンはずるい考えは絶対ダメ」
「選手だけを鍛えるのではなく、
自分自身も鍛えないといけない」
こちらの記事では、甲子園の名将たちの勝利数を紹介しています。是非ご覧ください!
→監督たちの甲子園通算勝利数!最多勝利数は誰?何回?最多優勝は?
最後に、甲子園でよく聞く「魔物」について紹介します!
誰が言い始めたのかも「魔物」の正体も不明ですが、1975年頃から使われ始めたようです。猛暑や突然の雨、甲子園特有の浜風、応援の威力などが要因となって、通例では想像しがたい試合展開やプレーが起こったときに使われる常套句。奇跡とも言えるような試合展開を幾度となく演出し、まさに高校野球が面白いと言われる理由の一つですね。
甲子園を代表するような名勝負ではたくさんの名言・名実況が生まれており、熱闘が繰り広げられる高校野球だからこそ生まれた名言がたくさんありました。今度の甲子園ではどんな名実況や名言が生まれるでしょうか。
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