スポーツ観戦の醍醐味。それは、生観戦であれ画面越しであれ、目の前で繰り広げられる白熱した攻防や、その間に飛び出すスーパープレーに心を奪われる瞬間にあります。長年のファンはもちろん、ひょんなきっかけで魅了された人も、そんな体験を通して「また観たい」「次はいつ試合があるのだろう」と感じ、次の一戦へと気持ちを向ける人は決して少なくないのではないでしょうか。
そうした想いに応えるのが、観戦のための事前情報を届けるサービスを展開する「株式会社スポカレ」です。世界中で行われるスポーツの試合日程を一覧で紹介する自社プロダクト「スポカレ」に加え、観戦をより楽しむための情報も発信しています。
こうした最新の情報発信はどのようにして支えられているのか、またその裏側には、どのような仕事や人の動きがあるのでしょうか。今回は異業界から転職し、現在はスポカレのブログ発信を統括する城間匠さんにお話を伺いました。
(取材・執筆:齊藤 僚子、編集:小西 秀人、池田 翔太郎)
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現在スポカレの中心的事業のひとつである「スポカレブログ」のプロダクトマネージャーとして責任者を務める城間さん。実際にどのような業務を担当されているのでしょうか。まずは仕事の詳細について、日々行われている情報発信の裏側について伺いました。
「現在私の部署の体制としては、ライターが3人、さらにアルバイトでライター兼ディレクションのアシスタントを2人お願いしています。その中で、自分はディレクション業務がメインです。『こういったテーマの記事を書いてほしい』といった依頼をライターに出したり、記事の構成案を作ったりしています。また、アシスタントディレクターが作った構成案をチェックして、問題がないか確認する、といったこともしています。
(スポカレブログのトップページ)
ブログの内容については、注目度が高ければジャンルはあまり関係なく記事にしています。例えば、人気競技である野球やサッカーはもちろんですが、それに限らず、例えば五輪のような話題性のあるものはジャンルを問わず広く取り上げるようにしています。本当はいろんなスポーツの情報が入ってくる状態にしたいと思っているのですが、私が野球やサッカーにそこまで詳しいわけではないので、その分、詳しい方に依頼を出したり、指示をするようにしていますね。自分自身が見るのは学生時代に打ち込んできたバスケットボールで、Bリーグもたまに見ますが、メインで見ているのはNBAですね。ひたすらNBAを追っている感じです。」
専門性と情報のフレッシュさが求められるため、競技のリサーチが欠かせない業務だと明かす城間さん。そうした中で、日々の業務におけるやりがいや手応えを感じる瞬間について次のように話します。
「この仕事のやりがいというと、売上やサイトのアクセスがバーンと上がる瞬間がまれにあるんですけど、そういう時はすごく、いわゆる“脳汁が出る”というか、そういう感覚がありますね。結構、数字を見るのが好きなタイプなので、数字で目に見える形で結果が出ると一番テンションが上がります。『おお、伸びたな』と。だからブログのアクセスが増えたりすると、やっぱりうれしいですね。基本的にGoogleからの検索流入が9割以上という感じなんですけど、例えば野球関連で大きく話題になっているテーマの記事でGoogle検索1位を取ったりすると、やっぱり一気にアクセスが伸びるんですよね。」
スポーツの情報に触れながら、数字も追いかけつづける城間さんは2024年から業務委託として関わり、2025年に株式会社スポカレに入社されました。これまでのご経歴について、そしてその経験を活かせるフィールドだと感じた理由や、入社の経緯についてお伺いしました。
「最初に入社したのは2024年10月で、そのときは個人で他の事業をしていた関係でアルバイトとして入りました。前職はスポーツとはまったく関係ない仕事をしていて、ブログの運営をやっていました。SEOの仕事で、コンテンツ制作や記事のライティングもやっていました。あとは、企業様からの依頼でコーポレートサイトや、Webメディアの制作などもやっていました。そういった案件では、自分はコーディング(※)を担当し、どちらかというとエンジニアに近い仕事だったと思います。本当にいろいろ携わってきまして、一時期は独立してやっていたこともあるので、かなり幅広く経験してきました。開発やデザインに関しては、それ一本でやっている方には敵わない部分もあるのですが、Webに関しては広く分かっている方かなと思っています。

弊社にアルバイトで入った当時は、コーディングのアルバイトを募集していたところに応募しました。ただ、入ってみると、どちらかというとブログ運営に関わる人が欲しいということで。ブログに関してはもともと10年くらい経験がありましたから、そちらを担当することになりました。アルバイトのときは記事のライティングがメインでしたね。その後、業務委託になってからは、ライターへの指示出しや記事の依頼などを行う立場に変わりました。業務としてはディレクションへとシフトしていった形です。その経験を経て、2025年3月に正社員として入社しました。」
※コーディング: デザインを元にソースコードを書き、Webページとして閲覧・動作できる状態に構築すること。
前職はスポーツ関連ではなかったものの、バスケットボールやブレイクダンスの経験を持つ城間さん。興味を持ったことには自然と飛び込み、初めてでもあまり抵抗なく始められるタイプだったと話します。
「バスケットボールは小中学校の頃にやっていました。当時ちょうど『スラムダンク』が流行っていて、それがきっかけで小学校で『バスケ部を作ろう』となって。6年生のときに、友達と一緒に立ち上げたんです。人数も10人以上は集まって、けっこう『やりたい』という子は多かったんですよね。その後、高校や大学ではバスケットボールは続けずに、ブレイクダンスをやっていました。あるテレビ番組で見たのがきっかけで『かっこいいな』と思い始めたんです。やりたいと思ったら、あまり抵抗なく新しいことも始めるタイプです。」
“何でもまずやってみる精神”を原動力にキャリアを拓いていった城間さん。前職からブログ運営に強みを持っていましたが、これまでとは異なる分野の記事を担当することになったという点では、不安などはなかったのでしょうか。
「最初の頃、あまり詳しくない競技についての記事を書いていたときは『この選手について書いてください』といった依頼を受けたことがあって。『これはちょっと難しいな』と思ったときは、ほかのライターにお願いしたことはありました。でもそう思ったときに、自分には合っていないんじゃないかという考え方にはならなかったですね。あるテーマに関しては苦手だけど、ほかに書ける記事はあるので。そこはあまり気にしていなかったという感じです。

あと、正直なところ、最初は短時間勤務でできるコーディングの仕事を探していて、そこで見つけたのがスポカレでした。ですから、もともと『スポーツが好き』という気持ちからというよりは、時間的な条件の部分が大きかったんですね。その後、結果的にはコーディングではなく、ブログ運営のディレクションを任されるようになったのですが、実際に入ってみると、働きやすくて自分の裁量で進められる部分も多く、自由度もあるところが自分には合っているなと感じました。そういったこともあり、俣野社長にも相談して「入りたいです」と伝えました。
自由度がある分、大変な部分もあります。これまでの経歴としてブログ以外にもWeb制作や、ちょっとしたデザインなど、いろいろできる分、さまざまな仕事を振られるようにもなってきています。結果として、キャパオーバー気味になることは少しありますね。1つのことで忙しいというより、複数の業務を並行して進めるので、常に頭の片隅で別のことを意識しながら動く必要があるという大変さはありますね。」
複数のタスクと並行しつつ、社内外のスタッフと連携しながら業務を進める多忙な城間さん。ブログの更新頻度も高く、1日に何件も記事が公開されている点には驚かされます。そうした中で、日々の業務で特に心がけていることや、大切にされている考え方について次のように語ります。
「心がけていることとしては、先ほどタスクが多いという話もありましたが、そういった部分を単純に時間で解決するのではなく、効率化や自動化で対応するようにしています。残業でどうにかしよう、というのはあまり考えないようにしていますね。最近だとAIなども活用して、任せられるところは任せることで、より効率的に早く終わらせることができるんじゃないか、というのは常に考えています。

また、個人的な仕事の理念として『三方良し』という考え方を意識しています。今やっている業務に直結する場面ばかりではないんですけど、自分にとってもよくて、関係者みんなも幸せになる、というような仕事をしたいなと思っています。ブログでいうと、例えば記事を書いて、クライアントの集客や売り上げにつながった、うちにも依頼が増えた、で終わるのではなくて、読者にとっても「ためになった」「助かった」と思ってもらえる状態が理想ですね。三方にとってプラスになるので、そういうことは常に考えています。BtoBでクライアントと仕事をする場合でも同じで、どうやったら相手にとって一番いい成果になるのか、というのは常に意識しています。だから、追加で発注をいただいたりすると、スポカレに任せてよかったと思っていただけたのかなと実感しますね。」
自分の「好き」や、やりたいことを中心ではなく、常に周囲に目を配りながら仕事に反映させていく姿勢には、城間さんのこれまでの経験がごく自然に表れているように思います。また、このような技術やノウハウを持った人材が社内にいることは、企業にとって大きな強みになっていると感じます。そうした働き方を支える社風について、城間さんは次のように話します。
「会社全体の雰囲気としては、割とコミュニケーションをしっかり取るタイプの人のほうが合っているかなと思います。それぞれの“推し活”について自由に話せるような環境だったり、仕事の上でも自分の持ち味を活かしながら、足りない部分を補い合って成果を上げていっています。他の部署はBtoBの業務も多いので、コツコツ一人で進めるだけではときには少し難しい場面もあるかもしれません。働く仲間は、本当に仲が良いなと感じています。自分は比較的年齢は上の立場になりますが、20代のメンバーも多い職場です。対面での仕事も多いので、コミュニケーションは大切にしているかなと思いますね。自分はどちらかというとBtoCの領域を担当しているので、BtoB事業についてはまだ理解が浅い部分もあるのですが、それぞれの領域で役割を持って動いていますね。」
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お話を伺う中で、常にスポーツファンやクライアントの要望を満たすアプローチを模索し続ける姿が印象的でした。最後に、今後城間さんご自身がスポカレを通して実現したいことや、会社全体で目指していきたい未来について伺いました。
「会社としてまだ公表できる段階ではないものの、社長主導でサッカーファン向けコンテンツの展開も進めています。サッカーのような人気競技にはまだまだ大きな可能性を感じています。個人としては、スポーツファン向けの新しいサービスを立ち上げて、それをヒットさせたいという思いがあります。自分で企画して、開発会社と連携しながら作り上げていくようなプロジェクトですね。今あるスポカレのように、多くの人に使われるサービスを一から作りたいというイメージです。特定のスポーツに限らず、さまざまなジャンルを通して使われるサービスにしていきたいと考えています。ですので、能動的にアイデアをどんどん出してくれるような方と、ぜひ一緒に挑戦していけたらと思っています。」
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【PROFILE】
城間 匠(しろま たくみ)
SEO・コンテンツ運営やWeb制作の経験を活かし、企画からディレクションまで幅広く担う。レイカーズファンで、現在はNBAを中心にスポーツ観戦を楽しむ。プレーオフ中は勢いのあるチームにも注目し、その時々で「面白い」と感じたチームを追うことも。バスケットを始めるきっかけとなった「スラムダンク」では、宮城リョータが好き。ポジションはガードだった。
| 設立年月 | 2018年06月 | |
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| 代表者 | 俣野泰佑 | |
| 従業員数 | 50名(パート/アルバイト含む、2026年1月時点) | |
| 業務内容 | メディアサポート
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