体操で育む成功体験!「できタノ」の魔法をたくさんの子どもたちに!

株式会社できタノ 代表 古賀 照生、コーチ 嶋本 恵美

体操で育む成功体験!「できタノ」の魔法をたくさんの子どもたちに!

株式会社できタノ 代表 古賀 照生、コーチ 嶋本 恵美

基礎から本格的な技まで楽しく身につけることができるキッズ体操教室「できタノ」。
「できた」と「楽しい」がすぐに結びつくような親しみやすい名前で、現在はキャンセル待ちも出ているほど人気の体操教室です。今回お話を伺ったのは「できタノ」の代表でありコーチをつとめ、とにかく体操が大好きだと軽やかに話す古賀照生さん。そして同じくコーチで、子どもたちへの指導経験も豊富な嶋本恵美さん。「できた」という成功体験や喜びは、次の挑戦への原動力になる。常に子どもたちと同じ立場での指導を心がけ、子どもの成長を見守りながら応援したいという「できタノ」が目指す体操教室について、お二人の経験とともにじっくりとお話を伺いました。

(取材・執筆:斎藤 僚子、編集:伊藤 知裕、中田 初葵)

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教えることが大好きだという想いを突き詰めていったら出来上がった場所

小学生の頃、アクロバットに憧れて体操を始めたという古賀さん。競技歴は12年、キッズ体操の指導歴は20年以上と豊富な経験をお持ちで、教える現場が何よりも楽しいと話します。そんな古賀さんにまずは「できタノ」を立ち上げた背景についてお伺いしました。

古賀「体操を始めたきっかけは小学生の頃テレビで見たヒーローのアクロバットでした。あるとき、バク転をやってみたいなと思いまして、砂場で練習をしていたんです。すると、友達から自分の習っている体操教室においでよ、と誘ってもらったんです。それが小学校5年生くらいで、すぐに体操へのめり込みました。中学、高校、大学と続けて、インターハイや全日本選手権なども経験することができました。大学を卒業した後は、とにかく体操と子どもが好きだったので、大手のスポーツクラブに入社し子どもたちへの体操指導を専門におこなっていました。実は、その当時の先輩が今こちらにいる嶋本コーチです。一度会社を退職されたのですが、長年培った指導スキルを遊ばせておくのはもったいないと思い、アルバイトとして『できタノ』に来てもらいました。」

嶋本「私は当時、体育教師になりたかったので、勉強も兼ねて大学の頃からそのスポーツクラブでアルバイトをしていました。その頃は大人のフィットネスを中心に指導していたのですが、週に1、2日ほど子どもたちのクラスをみるようになったらとても楽しくて。そこからどんどん子どもへの指導にハマっていったという感じですね。」

古賀「僕はその会社が好きだったので、実は辞めるつもりはなかったんです。多くの経験を積ませてもらえたし、指導スキルもたくさん学ぶことができました。ただ、大手のスポーツクラブということもあって、続けていくうちに管理業務へも携わるようになり、どうしても現場で子どもたちに体操を教えるだけ、というわけにもいかなくなってしまったんです。もちろん、そういった経験は現在に活かすことができていますが、当時は本当に自分がやりたいなと思うことから離れてしまっているなと感じていました。
会社の中での役割と自分のやりたいこととのズレに悩み、もう少し子どもと向き合って体操を指導したい、それならその環境を自分で作ってしまおうと思い『できタノ』を立ち上げました。」

「できタノ」という名前は、小さい子どもにわかりやすく、ワクワク感が伝わってくるようなネーミングです。古賀さんはこの名前に込めた思いを次のように話します。

古賀「子ども向けの体操教室を追求していくと、体操は技ができたときの『やったー!』という興奮や感動する子どもたちの姿がまずあって、それをみたコーチや親たちも嬉しくて、とにかくみんながハッピーになりますよね。だからもっと頑張れる。『できた!楽しい!』と、もうこれに尽きると思うんですね。そこでこの体操の楽しさを、できるだけコンパクトに伝えたいなと思ったのが『できタノ』という名前の由来です。我ながら変な名前だと思いましたが、やはり最初は『え〜?』と周りに反対されたりもしたんですけれども(笑)今ではそれを特徴として受け入れてくれているのかなと思っています。」

「もっと挑戦してみたい」子どもたちからそんな気持ちを引き出すのが指導者の役割

「できタノ」の特徴の一つが、保護者が教室内で見学ができ、またその保護者席がとても近いということ。嶋本さんは、そんな保護者のみなさんの表情にも注目し、気持ちを考えながらレッスンをするように心がけているそうです。

嶋本「子どもたちはもちろん、保護者の方々にも喜んでいただけるようなレッスンを心がけていますね。距離が近いことで、保護者の方々も巻き込みながらレッスンを盛り上げられることや子どもたちだけでなく保護者の方々の喜ぶ姿や笑顔も間近で見ることができます。今までいくつかの教室で指導してきましたが、ここが一番アットホームな雰囲気だと感じていますね。」

また、説明に長い時間をかけないようにし、テンポよく進めていくこともポイントだと話します。子どもたちを飽きさせず、レッスンに集中させる指導法や手腕が整っているだけでなく、間近で見ているご家族も楽しませているように感じます。

古賀「できタノ全体としてそういったレッスンを心がけるようにしています。やっぱり相手は子どもですから、親御さんが近くにいるとつい甘えたくなってしまうところを、しっかりとレッスンに集中させることができます。
いろいろと細かい指導方法はあると思うのですが、やっぱり『できタノ』ならではの『できた!』『楽しい!』を感じてもらうことが一番。そこから『もっとすごいことに挑戦してみたい」『チャレンジすること自体が楽しい』という思いを子どもたちから引き出すことが私たちの役割だと思っています。みんなを巻き込んで『できた・楽しい』をたくさん共有できる体操教室でありたいですね。」

子どもたちの決定的な瞬間がみられることが嬉しい

子どもたちが目の前の壁を乗り越える瞬間をサポートすることが何よりのやりがいに繋がると古賀さんは話します。

古賀「『できた』『楽しい』と感じる部分は一人ひとり違います。だから子どもたちの年齢や目標に合わせ、適切に乗り越えられる壁を用意してあげられるような指導を心がけています。その一つとして、うちの教室では毎月進級テストを行っています。進級表のステップも結構細かく設定して、体操競技の土台をしっかりと身につけられるようにしています。


進級テストは、普段の楽しいレッスンとはまた違って、体操競技の試合のようなちょっと緊張感のある雰囲気を作っています。
緊張感の中で実力を発揮するという経験は、例えば、受験や他のスポーツにも活かすことができると思います。そういう気持ちをピークに持っていく感覚や方法なども子どもたちに自然と学んでもらえたらいいなと思いますね。テストで落ちてしまった子も次は必ず合格させたいですし、その壁を乗り越える力を身につけて欲しいです。そして指導者としてそれを叶えた瞬間は『最高!』の一言。本人は案外、できたことにびっくりしていたりするんですけどね(笑)
また、テストを見ている子どもたちがお互いに『ガンバ!』と応援し合うことも推奨しています。みんなでできた喜びを分かち合うことも大切にしていますね。」

できないことを自分ごととして考えられる大切さ

体操教室をスタートしてから4年目に入り、現在多くのクラスが満員となってしまっている状況。だからこそ指導者の仲間を増やして、新しく教室に入りたい子どもたちに対応していきたいと話す古賀さん。体操が好きな人、教えることが好きな人はぜひここで力を発揮して欲しいといいます。

古賀「体操未経験者であってもやる気のある方はどんどん引き上げていきたいという思いがあります。過去には、もともと逆上がりができなかったのに、一生懸命に練習をしてできるようになったスタッフもいました。実はそれってすごく大事なことで、できなかったことができるようになったという自分の経験を子どもたちに伝えることができるんです。それは未経験だからこその強みになると思うんですね。
逆に経験がある方は、ご自身の長年の成果を存分に活かせるチャンスだと考えています。自分がやってきたからこそ実現できる分かりやすい指導なども目指せると思うので、経験がある方だからこその強みもありますね。また、技術面以外でも達成感や自信など体操を続けてきたからこそ感じることができるものをそのまま子どもたちに伝えてあげてほしいです。」

嶋本「それこそ私は幼いころ、運動ができなくて体操教室に入ったので…逆上がりもできませんでした。小学校2年生くらいの頃だったかな。授業参観で、体育の水泳の授業だったのですが、一人だけ端っこにいて潜れないという…そんな私をみた親が無理やり体操教室に入れさせたんです(笑)でもそこで出会ったコーチが、すごく褒めてくれて、何度失敗しても前向きに励ましてくれる指導者でした。それから上達して自信もつき選手になれたので、最初から運動神経が抜群でできてしまうという人よりは、ちょっとだけ気持ちがわかってあげられるのかもしれませんね。」

「できタノ」は、ただ体操を教えるだけではなく、常に子どもたちの気持ちに寄り添った丁寧な指導を体現されていると感じます。そして指導者の間口を広げることも、体操の未来につながるように思います。また、現在スポジョバから採用を決めた方もおられ、自身の持ち味を活かしながら日々子どもたちへの指導にあたっているそうです。

古賀「スポジョバさんからは2名来てくれたのですが、そのうち一人は卒業されまして、もう一人の方は現在、ものすごく戦力になってくれています。熱心な指導で子どもたちからの人気も高いですし、『体操のお兄さん』という感じでとても好かれています。
また、僕がこの体操教室をつくったもう一つの理由に、体操から一度離れてしまった人でも、やっぱり体操が好きならもう一度関われる環境を作りたいという思いもありました。かけがえのないスキルだと思いますので、ぜひそういった方にも来ていただけたら嬉しいです。」

「できタノ」に関わる全ての人が安心して通える体操教室に

子どもたちに体操を教えることが心から楽しいと思う気持ちが伝わってくる古賀さんと嶋本さん。そんな古賀さんが体操教室を運営するにあたって根本的に大切にしているのは、安全で誰もが安心して通えるスクールであること。子どもたちやその保護者の方はもちろんのこと、スタッフも安心して働けるような環境でありたいと話します。

古賀「『できタノ』では子どもたちの名前を絶対に呼び捨てにしないようにしていて、子どもたちに敬意を払って指導にあたります。子どもたちは、たくさんの可能性を秘めているので、ぜひ『できタノ』で輝かしい未来へと進むためのきっかけを掴んで欲しいなと思っています。
また、指導者として働くスタッフに対しても、長くこの仕事を続けてもらえるような環境を整えていく予定です。また、好きな体操を仕事にできるスキルをここで身につけてもらって『できタノ』をきっかけに独立を目指して欲しいなとも考えています。そうやって『できタノ』が広がっていったら嬉しいですし、今後はその拠点を増やしていくことも目標にしていきたいです。」

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【PROFILE】
古賀 照生
滋賀県出身。大手スポーツクラブで20年間子ども向けの体操指導を行い、その後「できタノ」を立ち上げた。趣味はビジネス書を読むことで、座右の書は「7つの習慣」。

嶋本 恵美
東京都出身。大手スポーツクラブで20年間子ども向けの体操指導を行い、その後「できタノ」に入社。趣味はメイクで、新商品を常にチェックするほど。メイクレッスンに通ってみたいそう。
 

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 2024年01月
代表者 古賀照生
従業員数 4名
業務内容

キッズ向け体操教室
≪クラス一覧≫
・べびタノ(よちよち歩き~3歳11ヶ月)
・みにタノ(3歳6ヶ月~年長)
・はぴタノ(4歳~小2)
・わくタノ(小1以上)
・すごタノ(上級者)
・ぐるタノ(アクロバット)
・じゆタノ(貸切利用/個別レッスン)

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