「オリンピックでのゴルフ競技の歴史を知りたい!」
「オリンピック競技としてゴルフが採用されたのは最近と聞いたことがあるけど本当なの?いつから開催されるようになったの?」
前回はゴルフのプロテストに着目して、試験の内容や難易度について詳しく取り上げました!
ゴルフのプロテスト2種類を紹介!それぞれの取得難易度はどのくらい?
東京2020オリンピックでも盛り上がりを見せたゴルフ。
実はオリンピックでのゴルフの歴史はそこまで長くありません。
また、安定して毎回ゴルフ競技がオリンピック種目として開催されるようになったのも最近のことなのです。¥
今回は、オリンピック種目としてゴルフが採用されたのはいつなのか?また、現在までの開催の歴史について詳しく取り上げていきます!
100カ国以上で楽しまれており、歴史も長いゴルフ。
日本でも多くの方がプレーを楽しんでいますよね。
そんな多くの人々に人気のゴルフですが、初めてオリンピック競技として採用されたのは1900年に開催された第2回パリ大会でした。
当時のゴルフ競技に参加したのはわずか4カ国!
ギリシャ、イギリス、アメリカ、そして開催国であるフランスから男子、女子両方の選手が出場しました。
続く1904年のセントルイスオリンピックでもゴルフ競技は開催されることとなりますが、1900年でのオリンピックとは開催方式が変更されました。
女子部門は廃止され、男子の個人、団体戦のみが開催され、参加国はイギリスとアメリカのわずか2カ国でした。
その後のオリンピック大会ではゴルフが行われることはなく、わずか2回の開催でオリンピックのゴルフ種目は廃止となってしまいました。
ではなぜ、ゴルフはオリンピックの種目から外れてしまったのでしょうか。
また、その後しばらくに渡ってゴルフはオリンピック競技から外されるのですが、長い間採用されていなかったのはなぜでしょうか。
廃止されてしまった理由の1つが参加国の少なさです。
1904年には参加国がわずか2カ国ということで、ゴルフという競技に対して多くの人数を集めることができなかったのが廃止の原因の1つとなってしまいました。
そしてゴルフが長い間オリンピック競技として復活させられなかった原因がその試合時間の長さです。
他の競技と違って、参加人数が少なくても、何時間にもわたる試合を数日間に及んで開催する必要があり、オリンピック期間中に終わらせることができないということが廃止の大きな理由でした。
2003年にはIGF(国際ゴルフ連盟)が「オリンピック特別委員会」をIGF団体内に設置。
委員会に男女のプロ団体が参加することでアマチュアとの連携が実現し、選手確保の見通しが立ったことで、2016年大会では112年ぶりにオリンピック競技にゴルフが復活しました。
2016年大会では205カ国の国と地域が参加。男女各60名、総勢120名の選手がゴルフ競技に参加しました。
その後の2020年東京オリンピックでもオリンピック競技としてゴルフは開催され盛り上がりを見せました。
とはいえ、オリンピックでの開催にあたってのデメリットであるゴルフの競技時間の長さは改善できておらず、2020年東京オリンピックで初めて採用されたスケートボードや、3on3など、短い時間で派手なシーンを観戦できるスポーツと比べるとだらけてしまうという側面があるのも事実です。
オリンピック競技としてのゴルフの歴史を築きあげていくためには、まだまだ工夫の余地があると考えられています。
今回はオリンピック大会におけるゴルフの歴史について詳しく取り上げました!
競技人口が多いゴルフですが、オリンピックでの歴史は実はまだ浅いのが意外でしたね。
弊社サイト「スポジョバ」ではゴルフを題材としたコラムを多数掲載しているので、ぜひ併せて読んでいってくださいね!
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