「アイシングの意味は?」
「肩や肘が痛いけどどうやって冷やせばいいかわからない」
こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。スポーツをやっている方なら必ずといっていいほどよく聞く「アイシング」。野球の場面での正しいやり方やおすすめのタイミングについて解説します。
アイシングとは、氷や水などを使って体を局所的に冷やすことを意味します。運動中にケガをしてしまったときや、運動後の疲労蓄積や筋肉痛の防止のために使われています。
最近では、球数制限など疲労が溜まらないようなルールが作られ、ケガから体を守る必要性が再認識されています。
野球では、投手が肩や肘を冷やす場面が多いと思います。全力投球したあとは、肩や肘が炎症を起こしているため、アイシングによってそれを落ち着かせるケースが多く見られます。
その他にも、プレー中の打撲や捻挫にもアイシングは効果的かつケガの回復も早まると言われています。
しかし、アイシングのデメリットとして、冷やした部分の毛細血管が収縮して血行が悪くなってしまうとも言われています。これは、ケガの回復に必要な血液が流れにくくなっている状態なので、アイシングでの冷やし過ぎには注意しなければなりません。
また、長時間冷やすことで凍傷のリスクも増加するのでこともあるのでより一層気をつけなければいけません。
一見、疲労蓄積や筋肉痛の防止などメリットが多いように見えますが、正しく行わないと逆に体にデメリットになってしまうので、次で説明する正しいやり方をしっかりと理解しておきましょう!
アイシングのタイミングは基本的に怪我や練習をした直後に行うことが理想です。
どうしてもケガをした直後にできない場合はなるべく早く行うようにしましょう。
また、アイシングのやり方は大きく分けて2種類あります。
順番に見ていきましょう!
1.氷嚢
アイシングで一番有名なのが氷嚢を作ることではないでしょうか。
水と氷を入れるだけで簡単に作れるので患部をしっかりと冷やしたいときにおすすめです!
患部が広い場合や肘などの押さえにくい時には専用のサポーターとセットで使うのがいいでしょう。
冷やす時間は、部位にもよりますが15分~25分程度が良いとされています。時間いっぱい冷やしても痛みが取れない場合や、続けて冷やしたい時は一度インターバルを挟んでからまた冷やすようにしましょう。
2.コールドスプレー
2つ目はコールドスプレーや冷却スプレーと呼ばれるものを使うことです。
こちらは患部を一瞬で冷やすことができるという点で氷嚢より優れていると言われています。
例えば、デッドボールなどのケガをした後にどうしてもプレーを続けなくてはならない時の応急処置として良く勧められています。行うときには、患部から20㎝ほど離して使いましょう。また、なるべく肌に直接かからないように服やタオルを掛けてから噴射すると良いとされています。
しかし、効果が大きいと言われているためにに長い時間噴射し続けると凍傷なる確率も上がってしまうためしまうため特に注意しなくてはなりません。
ケガをした直後にはコールドスプレー、その後に氷嚢で冷やすという、2つの方法を組み合わせることが望ましいとも言われています。
ここまでは、アイシングの意味ややり方を解説してきましたが最後はアイシングの効果を最大限にする方法を解説します。
先ほども説明した通り、アイシングを行うとケガをした部分の血流が一時的に低下しまうそうです。しかし、その後身体は低下した血流を元に戻そうとするため血流が一気に増加してしまうそうです。
そして、重要なのはここからです。
血流が多くなったタイミングで、ストレッチをしてみましょう。
なぜ、血流が多くなったところでストレッチをするのかというと、ストレッチには血流をよくする効果があるので、アイシングの後に行うとより一層の効果が期待できます。
血流がよくなることで疲労回復が促進されるので、アイシングで筋肉の炎症を抑えた後にストレッチを行うと、翌日以降に疲れが残りづらくなります。
さらにストレッチは、ゆっくりと時間をかけて行えば行うほど効果が大きくなるか可能性を秘めているので、時間に余裕のある場合にはゆっくり行ってみましょう。
質の高いパフォーマンスを維持するためには疲労を残さないことがとても重要です。
正しいアイシングのやり方を身に付けましょう!
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