「筋トレを始めたけど、もう面倒臭い」
「そもそも筋肉に種類はあるの?」
「インナーマッスルとアウターマッスルの鍛え方に違いはある?」
健康目的での筋トレが盛り上がっている中、十分な理解がないままトレーニングをしている方も少なくないのでは?
せっかく時間をかけているのに、期待できる効果が低いと残念ですよね。
そんな初心者のあなた向けに、今回はインナーマッスルとアウターマッスルの違いを解説します!
筋肉の違いを明確にし、それぞれにあったのトレーニングを理解することで、より高い効果を期待することができるでしょう!
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人間の体には、何種類くらいの筋肉があると思いますか?
答えは、大小さまざまな筋肉を合わせると、600種類以上とも言われているんです。
この600種類以上の筋肉を大きく2つに分けたのが、「インナーマッスル」と「アウターマッスル」ということです。
今回解説していくインナーマッスルは、600以上ある筋肉のうち9割を占めるといわれています。割合だけ見ても、私たちが体を動かすためには、いかにインナーマッスルが重要かが分かりますね。
インナーマッスルとアウターマッスルの大きな違いの1つに、存在する場所があげられます。
アウターマッスルは身体の外側部分についており、視覚的に形を捉えたり、触れることができる部分(力こぶと呼ばれる上腕二頭筋など)が多いのが特徴。
分かりやすく言えば、身体の外側を守っている鎧のイメージです。
反対にインナーマッスルは、身体の深層部にある筋肉がほとんど。
例えば、背骨や骨盤を支えるための筋肉など「骨のすぐ近くにある筋肉」と考えるとわかりやすいでしょう。
通常、インナーマッスルは解剖でもしない限り意図的に触れることはできません。
世間一般でよく言われるインナーマッスルの特徴には、「鍛えると痩せやすくなる」というものがあります。
実際に聞いたことがある方も多いかもしれません。その理由は、インナーマッスルが姿勢保持筋と呼ばれているところにあります。
人間が太ってしまう理由には、過食や運動不足などがあり様々です。しかし、意外と多いのが姿勢が悪いがために肥満を加速させているパターンとも言われています。
インナーマッスルは身体の奥深くの筋肉であり、骨や内臓を正しく支える役割をしています。
例えば、「腹横筋」と呼ばれる筋肉が衰えたり、上手く使われていないと、内臓が垂れ下がる「内臓下垂」などの歪みを引き起こしやすくなるとも言われています。
その結果、内臓自体の働きが悪化することも…。
胃もたれしやすい、消化不良を起こしやすい、胃下垂である…といった方は、腹部のインナーマッスルが正しく支えていない可能性があるかもしれません。
また呼吸が浅い人は、「横隔膜」が上手く働いておらず、代謝も悪くなっている可能性があります。基礎代謝が下がると、どんどん太りやすい身体に…。
このように、インナーマッスルは人間の身体のバランスを保ったり、内臓の働きを促してくれるなど、日常生活を支える様々な場面で活躍しているのです。
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ここまでで、「じゃあ、インナーマッスルだけ鍛えればいいんじゃない?」と思った方もいるかもしれませんね。
確かに、痩せたい・基礎代謝をあげたいといった場合には、インナーマッスルのトレーニングが必須です。
しかしアウターマッスルにはアウターマッスルの役割があります。
まずは、重いものを持ち上げたり、早い動きをするためには、アウターマッスルの働きが欠かせません。
どんなにインナーマッスルを鍛えてもアウターマッスルが弱ければ、短距離走でいい記録を出すことが期待できないかもしれません。
そして外部からの衝撃に耐える場面でも、アウターマッスルが発揮されます。
アウターマッスルが軟弱だと、事故や物がぶつかった衝撃で骨が折れやすくなる…といった可能性も高くなります。
そして、トレーニングにおける精神面への影響です。
インナーマッスルはどんなに頑張ってトレーニングをしても、目で確認することができません。
身体のバランスが良くなったと言っても、数値化したり人に見られるという意味では、ほとんどは自分の感覚頼りです。
対して、アウターマッスルは目で見て、その成長を確かめることが出来ます。
「大胸筋」や「大殿筋」は、鍛えれば鍛えるほど、見た目に変化を与えてくれます。
ここまでの説明で、インナーとアウターの両方の筋肉が身体に必要だということが分かっていただけたでしょうか。
それぞれの筋肉はトレーニングによって鍛え上げることが可能ですが、その鍛え方には少し違いがあるため、ポイントを押さえておきましょう。
インナーマッスルは「変化が目に見えづらく、動いている感覚を得ることが難しい」という特徴を理解したトレーニングを心掛けます。
重すぎるダンベル、強度の強いマシンで無理矢理身体を動かすのではなく、「片足プランク」のような、シンプルな動きでも身体のバランスをとるトレーニングがおすすめです。
反対に、アウターマッスルはある程度、強度の高い負荷をかけて育てるのがポイント。フィットネスジムにあるウエイトマシンなどを使い「筋肉が辛い!」と感じるくらいの負荷をかけてあげましょう。
最後にそれそれの筋肉の役割をまとめておきますので、チェックしてみてください!
<インナーマッスル>
・身体のバランスを保ったり、姿勢を正しく保つ場面で使われることが多い
・身体の深層部にある筋肉であり、目で見たり触ったりすることは出来ない
・トレーニングの負荷はかけ過ぎず、バランスキープなど丁寧なフォームを心掛けた鍛え方がおすすめ
<アウターマッスル>
・重いものを持ったり、素早い動きをするときに必要な筋肉
・身体の表層部にあるため、筋肉の成長具合を目で見て確認したり触ることができる
・ある程度、強い負荷をかけたトレーニングが必要
闇雲にトレーニングを行うのではなく、自身の体でインナーとアウターどちらにアプローチをかけた方がいいのか、判断してから鍛えましょう。
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