【バドミントン】多種多様!ガットの種類と選び方

編集部 スポジョバ

【バドミントン】多種多様!ガットの種類と選び方

編集部 スポジョバ

ただの網ではない!ガットの種類と特徴

消耗品であるバドミントンのガット。

平均寿命は1ヶ月~3ヶ月と言われており、ガットが緩くなったり、切れてしまうと替え時の合図で、張り替えが必要になります。

しかし、ガットの種類は沢山あるため、何を選べば良いか悩んでしまう方は多いはず。

バドミントンのガットの種類は、

・素材

・構造

・コーティング

の3種類に分けることができ、それぞれの特徴を知ることで自分に合ったガットを選びやすくくなります。

今回は、そんなバドミントンのガットの種類について詳しく解説します!


初心者必見!初心者だからこそこだわりたい!おすすめのガットと選び方とは?



あなたに合うのはどの素材?天然素材から最新素材まで一挙ご紹介!

ここでは、3種類あるガットの素材について解説していきます。

▼ナチュラルガット

ナチュラルガットは、牛の腸で作られている伝統的な素材のガットです。

人口素材では再現できない天然素材ならではの特性として、振動の吸収性やガットのテンション(張りの強さ)の維持力が高いこと挙げられます。

緩むことがほとんどないため、バランスの良さや反発力が格段に優れており、高い打球感が魅力的なガットです。

打球感とはシャトルを打った時に感じる打ち応えのことを言います。

ラケットとシャトルが当たる瞬間に発生するエネルギーの多くが打球感として伝わってしまうと、シャトルを飛ばすためのエネルギーは減少してしまいます。

そのため、打球感が大きければいいというわけではありません。

ナチュラルガットは、シャトルを飛ばすことに適した打球感であるため、効率的にシャトルを打つエネルギーを伝えることが出来るのです。

ちなみに、打球感はテンションによって変わります。

強く張るとゆるみが少なくなるため、高反発でスピードが上がり、高音の打球音が出ますが、弱く張ると、ガットに弾力が出て飛距離のあるショットを打つことが出来ます。

どれくらいテンションを強くするかは個人の好みなので、自分に合ったテンションにしましょう。

一方、天然素材ゆえにある程度の費用がかかり、耐久性が弱く切れやすい点からも、初心者の選手は扱いにくく、愛用している選手の多くはガットについて熟知している上級者やプロの選手です。

▼ナイロンガット

低価格で、どんなラケットでも相性の良いナイロンガットは、最も多く使用されており、ナチュラルガットに近い感覚の打球感を得ることが出来ます。

また、多くのメーカーが商品開発や加工を行っているため、商品展開が豊富なだけでなく、コントロール性や反発力に特化したガットもあり、自分のプレイスタイルに合わせてガットを選ぶことが出来ます。

このような、幅広い商品展開や価格が安いことから初心者の選手はもちろん、多くの選手が愛用しているのです。

▼ポリエステルガット

こちらは、最近出てきたばかりで注目されている素材です。

コントロール力に優れ、シャトルに回転を掛ける複雑な技を打つ事に適しています。

パワーのある打球にも対応できる耐久性の強さも特徴であるため、ガットが切れにくい一方で、硬いガットであるため、打球感が大きく、練習を重ねた中上級者向けのガットと言えます。

ここまで、ガットの種類について解説してきました。

自分のプレースタイルや好みに合ったガットを選ぶことで、より打ちやすくなると言えそうですね!

コントロール重視V.S.パワー重視!あなたはどっち?

ここでは、2種類あるガットの構造について解説していきます。

▼マルチフィラメント

多くのガットに使われているのがこの素材です。

マルチフィラメントとは、極細の繊維の芯糸を約300本組み合わせて1本のガットを作り出す構造のことを言います。

1本につき多くの本数を使用しているため、シャトルの反動を分散させ、柔らかい打球を打つことが出来ます。

また、多くの芯糸から作られているため、シャトルが当たった時の反発力を上手に分散させてくれるので、腕への負担も少なく、コントロールを重視したい初心者の選手におすすめの構造です。

マルチフィラメントの中でも、ゲージ(太さ)の細いガットを選ぶと、硬さのある反発力抜群なラケット面になり、スピードと伸びのあるシャトルを打つことが出来ます。

細いガットは耐久面では劣ってしまいますが、反発力に優れているため、レシーブなどの際に実力を発揮でき、初心者の選手には打ちやすい太さになっています。

ちなみに、ゲージの細いガットの目安は、一番細いものが0.57㎜で、0.66㎜までが細いガットとされています。

0.70㎜~0.75㎜の太いガットは、耐久性に優れている一選手で反発力は劣ります。

しかし、シャトルとラケットが接する時間が長いためシャトルに力を伝えやすく安定したショットを打つことが出来るので、パワー系のショットを打つ選手におすすめです。

▼モノフィラメント

マルチフィラメントと正反対の構造のガットがモノフィラメントです。

モノフィラメントは、1つの芯糸から構成されているため、打球感の強さ反発力を兼ね備えている事が特徴です。

強いショットを打つ選手に向いている構造ですが、打球感が強いためコントロールも難しいので中上級者におすすめの構造となっています。

ガットを長持ちさせるにはコーティングは必須!?

ここでは、2種類あるガットのコーティングについて解説します。

▼強チタン(ハイドロチタンコーティング)

強チタンをコーティング層に配合することで、反発力と耐久性に優れたガットになります。

価格も安価なため初心者の選手も挑戦しやすいガットです。

耐久性に優れている点から、バドミントンをする頻度が高い選手やガットがよく切れる選手におすすめです。

▼カーボンナノファイバー

強チタンと同じく反発力と耐久性に優れたガットです。

強チタンと比較すると、ゲージ(太さ)の細いガットでも耐久性を維持できるため、細いガットを好む選手に人気があるということが特徴です。

ガットをコーティングすることで強度を高め、すぐ切れることを防ぐことが出来るため、ガットの劣化を防ぐことができ、寿命を伸ばすことが出来ると言えます。

バドミントンのガットでカラー選びは重要!

最後にバドミントンのガットと色の関係について解説します。

驚く方もいらっしゃると思いますが、ガットの色選びはゲームを有利に進めることに大きく影響していると言われているのです!

例えば、黒や紺、ブルー、紫などの色の暗いガットは、相手に自分のコースを読みにくくさせる効果があり、蛍光色や赤、ピンク、水色などの明るい色は、相手にとって自分のコースを読みやすくさせます。

また、明るい色のガットは心理的にラケットが軽くなるというイメージを与えるため、素早く振ることが出来ます。

さらに、塗料の重さによる影響を受けたくない選手は、色付きではない白色のガットを選ぶことが多いです。

白色のガットは、多くのメーカーが販売しているため種類も豊富です。

バドミントンのガットは、ピンクやオレンジ、虹色、緑など様々な色があります。

中には、縦と横のガットを色違いで2色オーダーする選手もいるようです。

自分の好きな色のガットでプレーできるとテンションも上がりますよね!

ガットの種類は素材や構造、コーティングだけでなく、カラーやデザイン性も重要なのです!

モチベーションを高める方法や、有利にゲーム展開をする方法としてカラー選びも重要だという事がよく分かりますね!

今回はバドミントンのガットの種類について解説しました!


バドミントンのガットについてまとめた記事はこちらです!



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