【野球】ゲッツーの意味は?語源やルールなどを徹底解説!

編集部 スポジョバ

【野球】ゲッツーの意味は?語源やルールなどを徹底解説!

編集部 スポジョバ

ゲッツーは試合の流れを左右する重要なプレー!

「ゲッツーってなんの略?」
「どういうプレーのこと?」

野球の試合を観ていて、実況者が「ゲッツー」という言葉を使っているのを耳にしたことはないでしょうか?
ゲッツーは試合の流れを左右する重要なプレーです。

今回は、野球のゲッツーについて意味やルールを解説していきます!

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ゲッツーの意味は?

ゲッツーとは1つのプレーでアウトを2つ取ることを指し、日本での正式名称は併殺です。

語源はGet Two Outで、ゲット(get)+ツー(two)を略してゲッツーと呼ばれています。

しかしこれは和製英語であり、メジャーリーグではダブルプレー(Double Play)と呼ばれています。日本のテレビ中継などを見ていると、「ゲッツ―」と「ダブルプレー」どちらも使われています。日本ではどちらを使っても間違いではありませんが、ちなみに皆さんはどちらの言葉を多く用いますか?

どんなルールがあるの?

実際の試合で最も多く起こるのは一・二塁におけるゲッツーでしょう。

野球中継を観ていると

実況者が「463のゲッツー」

などと言っているのを耳にしたことはありませんか?

例えば、ノーアウトランナー一塁でバッターがセカンドにゴロを打ちました。

セカンドがボールを捕って二塁に投げてアウト、二塁でボールをキャッチしたショートがファーストに投げて、2つ目のアウト、これでゲッツーが完成します。

ちなみに各ポジションに割り当てられた番号をもとに、4(セカンド)が捕り、6(ショート)が二塁でアウトにして、3(ファースト)がさらに一塁でアウトにするという流れを463のゲッツーと呼びます。

ショートゴロの場合は643

サード(5)ゴロの場合は543

と、絡んだポジションによって番号はその都度変わります。

また、ノーアウトランナー一・三塁でバッターがショートにゴロを打ち、ゲッツーを取りましたが、三塁ランナーがホームイン。

この場合、記録は併殺打(ゲッツー)となり、三塁ランナーに得点の記録はつきますが、バッターに打点はつきません。

一方ワンアウトの状況でゲッツーが成立した場合、三塁ランナーがホームインしても得点は認められません

ちなみに、ランナーがゲッツーを阻止しようとして故意に守備のプレー邪魔をすると、守備妨害となるため注意しましょう。

危険!ゲッツー崩しに気をつけよう!

このゲッツーを阻止しようとする作戦をゲッツー崩しと呼びます。

例えば、先ほどのノーアウトランナー一塁のケースで、バッターがセカンドにゴロを打ったとします。セカンドは二塁にボールを投げて1つアウトを取りましたが、二塁に進塁してきたランナーが二塁のショートめがけてスライディング。

もちろんショートは身の危険を感じて避けます。しかし、体勢の崩れた状態でファーストに送球した結果、ボールが逸れてセーフに。

2021年現在のプロ野球でこそ、守備妨害になりますが、基準が厳しくなる前は守備妨害と言い切れないグレーな作戦として、あらゆる選手が行っていました。
こういった危険なプレーは徐々に減りつつありますね。

また、ゲッツー崩しに似た言葉でゲッツー崩れという言葉がありますが、両者は意味が全く異なります。

たとえば、1アウトランナー一・三塁でバッターがショートにゴロを打ち、三塁ランナーはホームに生還。

ショートは三塁ランナーのアウトではなくゲッツーを狙いましたが、最後の送球をファーストがこぼしてしまい、バッターはセーフに。

この場合まだ2アウトなので、ホームに進塁した三塁ランナーは生還し、得点が入ってしまいます。

このようなケースをゲッツー崩れといい、実況では「ゲッツー崩れの間に1点が入りました」などと言われます。

ゲッツー崩し=ランナーがゲッツーを阻むためにおこなう危険行為
ゲッツー崩れ=守備側がゲッツーを取ろうとした結果失敗してしまったケース

このように分けて覚えましょう。


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