神事として非常に長い歴史を持つ相撲、強靭な肉体どうしが四股を踏み、ぶつかり合う様は圧巻です。相撲の最高峰に位置する大相撲。
日々、注目の対戦が行われます。
今回は、相撲の取組の、ルールや決め方、懸賞金などを解説していきます!
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相撲では、力士同士の試合の事を取組と言います。
その中でも、大相撲で行われる取組は「割」と呼ばれます。
また、大相撲が行われる期間を「場所」と言います。
場所には、本場所と地方巡業があります。
本場所での取組は、毎年奇数の月に15日間に渡って総当たり戦で行われます。
取組は、土俵と呼ばれる円の中で行われます。
ここで、取組の基本的なルールを紹介します!
➀取組は、「立ち合い」をもって開始される。
立ち合いとは、両力士が蹲踞(そんきょ)の姿勢から立ち上がって取組を開始する瞬間のことです。
立ち合いのタイミングは、両者の暗黙の了解であり、息が合わない場合には再度仕切り直しが行われます。
立ち合いを開始するまでには、階級ごとに制限時間があります。よく、テレビ中継で「時間いっぱいです。」という実況がされるのは、制限時間に達したという意味です。
②殴る、蹴る、肘打ちなどの行為や、頭突き、目やのどなどの急所を突く、故意にまげを掴む行為は禁止。
勝敗が決着するのは以下のような状況です。
➀どちらか一方の体が、土俵の外に着地する。
②どちらか一方の足の裏以外が、土俵の上もしくは土俵の外に着地する。
③どちらか一方の選手が、反則行為をする。
勝敗の判定は、行司と呼ばれる審判員によって行われます。
土俵の周りには、行司の他に5名の審判員と、次の取組を控えて待機をする控え力士2名がいます。
土俵から一番近くで取組を見ている彼らが、判定に疑問を感じた場合、異議を唱えることがあります。
これを「物言い」と言います。物言いがつけられると、ビデオ判定を基に審判員による協議が行われます。
ビデオ判定により、判定が覆る取組も多くあります。
大相撲の場所中は、千秋楽まで白熱の取組が続きます。
では、取組の組み合わせはどのように決まっているのでしょうか?
大相撲の取組は、審判部長、副部長、審判員によって行われる取組編成会議で決まります。
この会議では、行司が書記を務めます。
場所ごとに、15日間に渡って行われる大相撲ですが、実は15日間の日程が最初から決まっているわけではありません。
各場所では、力士を実力に応じて、「幕内」「十両」「幕下」「三段目」「序二段」「序の口」の5つの番付に振り分けます。
最も上の階級に当たるのが、幕内です。
幕内で取組を行う力士の人数は42名以内と決められています。
各場所の開催期間は15日間で、1人の力士が1日に複数回の取組を行うことは出来ないため、全ての取組を最初に決めてしまうと、公平性を保てなくなります。
そのため、3日目以降の取組は、前日の勝敗を見て決定します。
初日と2日目の取組は初日の2日前には決定します。
大相撲は興行ですので、横綱同士の取組など大きな盛り上がりを見せる組み合わせをその日の終盤に持ってきます。
原則、同部屋同士、兄弟同士、4親等以内の力士の取組は組まれません。優勝決定戦は例外です。
大相撲を見ていて、幕内の取組前に大きな旗をもった人たちが土俵際を巡回しているシーンを見たことがありませんか?。
あの時間は一体、何が行われているのでしょうか?
幕内の取組には、懸賞金が懸けられます。
懸賞金は、企業や個人から応援の証として出されます。
取組前に、企業や個人の名前が入った懸賞旗を持った呼出と呼ばれる人たちが土俵際を歩いて回ります。
その他にも、入場者全員に配られる取組表に「提供者名」が記され、取組直前には場内放送で名前が読み上げられます。
宣伝効果を見込むことが出来ます。
懸賞金は1本62,000円で、そのうちの30,000円が力士への賞金として支払われます。注目の大一番では、大量の懸賞金が懸けられます。
平成27年1月の白鵬-鶴竜戦、同年9月の鶴竜-照ノ富士戦では、61本の懸賞金が懸けられました。
演出を盛り上げる1つの要素と言えますね!
大相撲は、1年中楽しむことが出来るスポーツです。白熱の取組は、観戦にも熱が入ります。
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