「サウスポーって強いイメージがある!」
「コンバーテッドサウスポーってどんなもの?」
サウスポー(左利き)は何かとスポーツにおいて有利と言われています。
格闘技においてもサウスポーの利点はあるのでしょうか?
今回は、格闘技のサウスポーについて解説します!
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サウスポーとは左利きの選手のことを指します。一方で右利きの選手をオーソドックスといいます。
格闘技で言えばボクシング、キックボクシング、総合格闘技などでサウスポーで活躍している選手が非常に多いです。
サウスポースタイル、オーソドックススタイルの違いを比較しながら説明します!
サウスポースタイルは、ガードポジションの時、右手は前、左手があごの下、右足が前、左足が後ろになります。
一方でオーソドックススタイルは、左手は前、右手はあごの下、右足は後ろ、左足は前になります。
要は、利き手、利き足を後ろに引くイメージです。
ほとんどは右利きですから、オーソドックススタイルの選手の方が多く存在します。
一方でサウスポーの選手はあまりいないので対策がしにくい傾向があります。
サウスポーにも実は種類があります。
通常のサウスポーと右利きサウスポー(コンバーテッドサウスポー)の2つです。
元々左利きの選手が使う通常のサウスポーは、左手を思いっきり後ろに引いて右でガードをして左で強いパンチを撃つ特徴があります。
腰の回転をフルに乗せることができるので左は強い打撃が出せます。
那須川天心選手はサウスポーです。
一方で、右利きの選手が使うコンバーテッドサウスポーは、左手は軽く引いておくぐらいにしておきます。
右利きの選手が使うコンバーテッドサウスポーは、右、左両方のパンチ力があります。
前手が強ければ押しが強いですし、下がりながら相手のパンチの撃ち終わりに右手で合わせてカウンターを狙うこともできます。
また、コンバーテッドサウスポーは右も強いので相手が右を取りにきたときもフックで対応することができます。
さらに、左手も使えるので左側にスライドして撃ちこむこともできます。
このように、通常のサウスポーは左は強くても右が弱いですが、右も左も強いのがコンバーテッドサウスポーです。
よって、コンバーテッドサウスポーは通常のサウスポーにも対応しやすくなります。
通常のサウスポーは右手で崩し左手で撃ちこむスタイルですが、コンバーテッドサウスポーは右手が強ければ体幹も強いので崩されずに対応することができます。
右利きの選手があえてコンバーテッドサウスポーの構えを取り入れることでサウスポーだけの選手、オーソドックスだけの選手よりも有利になると考えられています。
右左両方でガードも攻めもできるわけですから、納得ですね。
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実際、アメリカの総合格闘技団体UFCやレスリングではサウスポーで成功している選手が多いことが分かっています。また、有名選手でサウスポーの選手はたくさんいます。
例えば、ピーターアーツはムエタイ選手にも関わらず、右手あご下、左手前のコンバーテッドサウスポーの構えをしています。
最近であれば、マニー・パッキャオもサウスポーで有名ですね。
このように、サウスポースタイル、オーソドックススタイル、コンバーテッドサウスポーなど色々なスタイルがあります。
ただ、この中でもコンバーテッドサウスポーが一番有利といわれているのは汎用性の高い戦い方ができるからです。
左右偏らず、ガードをしつつ、右、左で攻めていく。また、右も左も強い打撃が出せるのでサウスポーの選手、オードソックスの選手両方対応することもできるのがメリットです。
実際に、サウスポースタイルで強い選手はたくさんいるのも頷けますね。
今回は格闘技のサウスポーについて解説しました!
どのスタイルが一番強いというわけではなく、そのスタイルを極めた選手が一番強いと言えるでしょう。
右で受けて左で思いっきり叩くやり方でも成果を出している選手はいますからね。
右利き選手がオードソックススタイルからあえて、コンバーテッドサウスポーに切り替える選手が多い理由が掴めましたか?
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