「ロードレースでは各選手にどのような役割が割り振られているのだろう?」
「ロードレースの役割をそれぞれ解説してほしい!」
前回は世界的に有名なロードレース「ツール・ド・フランス」のルールや各賞について詳しく解説しました!
→【初心者向け】ツールドフランスのルールを詳しく解説!ジャージの種類もご紹介!
大人気漫画「弱虫ペダル」の影響もあり、自転車のロードレースは日本でも知名度が上がってきています。
一見、個人競技にも見えるロードレースですが、各選手はチーム内においてそれぞれ役割があることを知っていますか?
今回はロードレースでの各選手の役割について詳しく解説していきます!
サイクルロードレースでは1チーム複数人で出場し、1人の「エース」を勝たせるためにチームメンバーはアシストを行います。
風よけや補給を渡す、ペースを作るなど、各選手が役割を全うして勝利を目指す、ロードレースは実はチーム競技なのです。
距離は数kmの短いものから、200kmを超える大会など様々あります。
世界的に有名なロードレースの大会「ツール・ド・フランス」についてはこちらの記事で分かりやすくまとめているので、ぜひ併せてお読みください!
→【初心者向け】ツールドフランスのルールを詳しく解説!ジャージの種類もご紹介!
ロードレースでは選手によって得意、不得意があり、それに応じて役割が分けられています。
今回は「エース」「アシスト」「スプリンター」「クライマー」の4種類の役割を説明していきます!
①エース
チームの中で最も実力や実績がある選手、またはコンディションが整っている選手はエースという役割が与えられます。
総合力があるエースであれば総合優勝を狙いますし、上りが強いエースなら山岳賞を狙うなど、エースの性質によっても戦略は変わってきます。
周りのアシストで体力を温存させ、勝負所で前に出て勝負を決める、それがエースの役割です。
②アシスト
ロードレースではエースをサポートするアシストの働きなくして勝利することはできません。
ツール・ド・フランスでは各チーム9名が出場しますが、エース以外の選手は基本的には全員アシストとなります。
アシストの一番の仕事はエースのために風よけになることです。
ロードレースは空気抵抗との戦いといっても過言ではありません。
エースの前を走ることによって、エースの空気抵抗による疲労を軽減させるのがアシストの重要な役割です。
レースの間ずっと1人の選手が風よけになるということはほぼ不可能なため、数人で先頭を交代しながらエースを守ることが多いです
③スプリンター
平坦なステージにて集団から飛び出し、スプリント力を武器にゴールへ駆け込むのがスプリンターです。
レース終盤での彼らの馬力は凄まじく、時速約70kmもの速度を出すことができます。大柄でムキムキな選手が多く、その筋肉の重さが故に、ヒルクライムが苦手なことが多いです。
とはいえ、一瞬の爆発力は凄まじいため、アシストたちは、エーススプリンターをゴール前数百メートルの勝負できる位置まで連れていくために、一列棒状の列車を組んでスプリンターを引っ張っていきます。
④クライマー
坂を登るのを得意とする選手がクライマーです。
山岳ステージなどでその力を発揮します。
先ほどのスプリンターとは違い、体重が軽い方が坂道は有利なため、小柄で痩せている、持久力に優れた選手が多いです。
クライマーがアシストの場合は、山道にてエースの先頭を走ってペースを作り、エースを引き上げたり、厳しい登りでは先頭集団でのペースを上げることで他選手の体力を削ったりなど、様々な役割を担います。
今回はロードレースでの選手たちの役割について詳しく取り上げました!
スポジョバではロードレース以外にも様々なスポーツに関するコラムを掲載しているので、ぜひ併せてお読みください!
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