「自転車競技についてもっと知りたい!」
「マウンテンバイク(MTB)はどんな種類のレースがあるの?」
日本ではあまり知られていないスポーツの1つである自転車競技。
今回はマウンテンバイク(MTB)のレースに焦点を当てて解説します!
【自転車競技に携わりたい方】
マウンテンバイクは、1970年代にアメリカのカリフォルニアで数名のライダーがバイクを自作し、近くの山で遊び始めたのが起源のスポーツです。
自転車競技の中では比較的新しい競技になります。
ゴツゴツした太いタイヤと強力なサスペンションでどんな山道も走れるようになっており、
マウンテンバイクレース(MTB)は険しい山道を基本としたコースを走ることになります。
※サスペンション
→衝撃を吸収する仕組み、パーツのこと。身体への衝撃が減り疲れにくくなる。
走行が安定し、乗り心地が良くなる。
次にマウンテンバイクレースの種類について紹介します!
マウンテンバイクレースには大きく分けて2つの種類があり、
①エンデュランス(主にクロスカントリー=XC)
→競技時間が長い
起伏のある山岳、丘陵地帯に設定された周回コースを一斉スタートし、規定周回数を走り順位を競う長距離レース。
②グラビティ(主にダウンヒル=DH)
→スピードを競う
山の上をスタート地点とした決められたコースを下り、山の下のゴールまでをタイムアタックで競うレース。
があります。
この2つのレースからさらに細かく分かれています!
①エンデュランス
・クロスカントリーオリンピック(XCO)
<コース>約4~10km(1周あたり)
<競技時間>2時間程度
マウンテンバイクの代表的な種目の1つで人気が高く、オリンピック、世界選手権大会、ワールドカップの正式種目です。
起伏のある山岳、丘陵地帯に設定された周回コースを、一斉スタートし順位を競います。
クロスカントリーと呼ぶと、ほとんどの場合これを指します。
・クロスカントリーエリミネーター(XCE)
<コース>約500~1000m(1周あたり)
世界選手権大会、ワールドカップの正式種目です。
タイムアタックによる予選を行い、メインイベントは4~6名の1ヒートごとに一斉スタートし、上位勝ち上がりのトーナメント形式のレースです。
スピーディーなレース展開を目の当たりにできるので、観客も一緒に楽しむことが出来ます。
・クロスカントリーマラソン(XCM)
<コース>約60~160km(全長)
世界選手権大会の正式種目です。
2015年世界選手権大会で男子エリートトップは87kmを4時間24分でゴールしました。
距離によっては競技時間が8時間以上になることもあります。
②グラビティ
・ダウンヒルインディヴィジュアル(DHI)
<コース>1500~3500m
<競技時間>2~5分程度
マウンテンバイクの代表的な種目の1つで人気が高く、世界選手権、ワールドカップの正式種目です。
山の上のスタート地点からの決められたコースを下り、下のゴールまでを1人ずつタイムアタックで競います。
最高速度が80kmに達するコースもあります。
前後ロングストロークのサスペンションを装備した一見オートバイかのようなマシンを使用します。
ダウンヒルと呼ぶと、ほとんどの場合これを指します。
・ダウンヒルマラソン(DHM)
集団で一斉スタートするダウンヒル競技です。
・フォークロス(4X)
<競技時間>1分弱
ジャンプやバンクが多用されたショートダウンヒルコースでタイムアタックによる予選を行い、メインイベントは4名の1ヒートごとに一斉スタートします。
上位勝ち上がりのトーナメント形式となります。
アクション性が高くスピーディーなレース展開を目の当たりできるので、観客も一緒に楽しむことが出来ます。
世界選手権大会の正式種目。
・エンデューロ(END)
近年誕生した新種目です。
中継ステージと下りを基調とした時計ステージがあり、時計ステージの合計タイムで順位を競います。
時計ステージでは各競技者のスタート時間が決められており、それに間に合うようにリエゾンを通過しなければなりません。
グラビティ系に区分されていますがエンデュランス系選手も楽しめる競技とあって人気急上昇中です。
※リエゾン→複数の時計ステージを繋ぐ区間
このように自転車競技のマウンテンバイクレースに注目すると、様々な競い方があることが分かります。
ぜひ実際にレースを見て楽しんでみてはいかがでしょうか。
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