「柔道の固め技って何種類あるの?」
「固め技のコツが知りたい!」
体育の授業でなかなか上手くできない方に分かりやすく紹介します!
柔道の技は、投げ技と固め技に分けることができます。今回は固め技に注目して解説します!
投げ技のコツやポイントは、【柔道】投げ技の基本がわかる!コツを言葉で簡単解説!で紹介しています!
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柔道の固め技は合計で32本あり、
抑え込み技、絞技、関節技に分類されています。
その中でも、学校の授業や部活動で教えているポピュラーな固め技をいくつか紹介します。
あなたの知っている有名な技もあるのではないでしょうか?
1.抑え込み技
袈裟固(けさがため)、横四方固(よこしほうがため)
2.絞技
送襟絞(おくりえりじめ)
3.関節技
腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)、腕緘(うでがらみ)
ここで紹介した技は、筆者が中学生時代の柔道部で習った技です。
非常に有名なので、初心者でも知っている技もあるのではないでしょうか。
1.袈裟固
袈裟固は、中学校で習う人も多いので知っている人も多いと思います。
中学生の試合だと、ほとんどの人が使うシンプルな固め技です。
仰向けになっている相手に対して、相手の右手を左脇に挟み、右手で奥襟をつかみ首を抱えるようにします。
相手の体に自分の体重を乗せるようにして背を多少張ります。
足はスライディングの形で踏ん張るようにします。
ここで、相手に足を絡まれないように注意しましょう。
2.横四方固
柔道の試合では、結構使っている選手がいる、定番の技です。
袈裟固と同様に相手の首をしっかりと抑えます。
次に相手の股を掴みます。これは金的ではなくあくまでも下衣を掴んでいるだけです。
そして、相手に体重を乗せて、膝は相手の腰、脇のあたりに置きましょう。
こちらも相手が仰向けの場合に使います。
3.送襟絞
中学生大会でこの技を使っている選手は多いので使いやすいと考えられます。
まず、うつ伏せになった相手の左奥襟を右手でつかみ、首の右横に左肘を差し込むようにして入れる。
腰を落とし体重を乗せるようにして足はスライティングして回します。
このとき、相手の肩よりも自分の背中が前に来るようにし、胸を張ることで絞まりやすくなります。背中と腕で相手の首を固めるようなイメージです。
タイミングは背負い投げを仕掛けられた際に使いやすく有効ですが、逆にうつ伏せの場合でも相手が警戒している際は難しいと思います。
4.腕挫十字固
柔道、総合格闘技、サンボ、ブラジリアン柔術などあらゆる競技で使われる関節技です。
腕挫十字固は、肘がこれ以上伸びないところにウエイトを乗せるため、相手の動きを制限することができます。
しかし、なぜこれができるのか?
原理を知ることは重要です。
例えば、仰向けの状態で大の字になったところで全然痛くないですよね。
しかし、腕挫十字固が作用するのは肩の位置を高い場所に固定するため、動きを制限できるのです。
要するに、テコの原理を使っているのです。
肩が床の位置にあると決まらないので、腕挫十字固をやる際は、両足で肩を挟むだけではなく高い位置に固定させることが大事になります。
・相手に上を取られた時は下から入る
・うつ伏せの相手にフェイントで襟技をやると見せかけて腕挫十字固に持っていく
・横四方固めと見せかけて腕挫十字固を仕掛ける
など非常にバリエーションの多い技です。
5.腕緘
腕緘は、総合格闘技やブラジリアン柔術でいうところのアームロックです。
バリエーションがある技ですが、オーソドックスなやり方としては横四方のように仰向けに寝ている相手の胴体にのしかかった状態から仕掛けます。
右利きなら相手の左手首を右手でつかみ、相手の手のひらを外側に向けるようにします。
これをすると相手が力を入れにくくなるからです。
さらに、自分の肘を相手の腰骨に密着させることで固定できます。
次に左手の甲を天井に向けて相手の脇から差し込み、自分の手首をつかみます。
そして、相手を少し起こすと空間が作れます。
この時に右足で相手の頭をロックすると逃げられなくなります。
ここで相手の肩甲骨のあたりに腕を持っていくと決まります。
いろいろな固め技について説明してきましたが、寝技も立ち技と同じで相手のガードが固い時に無理やり決まるものではありません。
うつ伏せで硬くなっているなら、まずは崩しを入れてひっくり返すなど寝技を仕掛けるタイミングというのを作る必要があります。
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柔道の固め技も投げ技と一緒で、知っていると使えるは全く違います。
例えばプロレスを見て腕挫十字固を知ったからといって実際に使ってみたら綺麗に決まらないなどよくある話です。
細かいポイントを知らないと決まらない技は結構あるものです。
固め技も、重要なのは常に練習相手との実戦形式で稽古をすることです。
今回は、柔道の固め技を詳しく取り上げました!
初心者でも出来るようなポピュラーな技を紹介してきました。習い始めの方や、中学校などの授業で扱う方はぜひ参考にしてください!
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