24歳の事業部長が明かす、人気ウェルネスベンチャーが成長する理由

株式会社TENTIAL 石川朝貴

24歳の事業部長が明かす、人気ウェルネスベンチャーが成長する理由

株式会社TENTIAL 石川朝貴

数あるウェルネス系ベンチャー企業の中で今、大注目なのが「株式会社TENTIAL」。設立2年ながら、世界的経済誌の日本版「Forbes JAPAN」のプロジェクトに選出されるなど、存在感を光らせています。

事業内容はスポーツメディア「SPOSHIRU」の運営と、D2C(メーカーが直接消費者に販売する形態)による独自のブランド「TENTIAL」の展開。今回は、若き事業部長・石川朝貴さん(24歳)にインタビューしました。会社が成長しているヒミツと仕事への原動力、求める人物像とは?そこには、社員たちに共通する熱い思いがありました。

(取材・構成=スポジョバ編集長 久下真以子)



100人のライターをマネジメント!?メディア事業の舞台ウラ


ーー石川さんは2つの事業の両方を見ていますが、このうち担当されている「メディア事業統括マネージャー」についてのお話をメインに伺いたいです。

石川:「SPOSHIRU」はスポーツの情報格差をなくすことをコンセプトに立ち上げたメディアで、トップアスリートだけでなくスポーツ初心者の方にもトレーニング方法や用品などについて情報を提供し続けています。僕の仕事はメンバーのディレクションや、外部ライターのマネジメントです。実はライターは100名くらいいるんですよ。

ーー100人も!

石川:「コンスタントに」「大量に」「質のいい」コンテンツを出していきたいということで、たくさんのライターさんに協力してもらっています。そういったライターの方々に記事を発注して納品された記事を確認したり、KPI(目標達成のための指標)の策定をしたりしていますね。どういう戦略でどうやって売上を上げていくか。それを基本的に僕が考えてメンバーに落としこんでいるんです。

ーー実際に、サイトの数値も順調なようですね。

石川:訪れる数は、月間100万UU(ページに訪れるユーザーの数)くらいです。SEO(サイトそのものが検索上位に来るよう作る記事)に弊社が強みを持っているので、メディアの立ち上げから徹底して行ってきたのが結果につながっていますね。SPOSHIRUからインソールがすごく売れて、それならば自分たちが作ってユーザーに届けられればいいのではないかという思いから、オリジナルD2Cブランド「TENTIAL INSOLE」が生まれたという背景もあります。






「上には上がいる」。社員たちの挫折経験と向上心が成長の理由


ーー石川さんは、現在社会人3年目。どうしてベンチャー企業に参画したのですか。

石川:大学4年の時に僕が就活イベントの運営をした経験があるんですけど、そこに今の代表取締役の中西裕太郎が来ていたのが出会いです。僕も経営について興味があったし、中西もスポーツについての熱い思いを語っていたので意気投合し、おととしの2月に「株式会社TENTIAL」を設立しました。実は僕、卒業後にいったん大手新聞社に就職したんですけど、3ヶ月で辞めて戻ってきてるんですよ。

ーー3ヶ月で?!

石川:当時は大手企業で2~3年やろうと思っていました。大学卒業後もTENTIALとは関わりがあったんですけど、その中で「新しい挑戦がしたい」という想いが強くなって。中西のラブコールもあって戻ってきたんです。でも短いとはいえ、研修などで社会人としての基礎やマナーをしっかり学ばせていただいたので、お世話になった新聞社には感謝しています。

ーー元々ベンチャー企業には興味があったのでしょうか。

石川:ベンチャーというよりは、経営に興味はありましたね。僕は高校までJFAアカデミー福島というクラブチームでサッカーをやっていて、本気でプロ選手を目指していたんですよ。でも夢を叶えていく仲間も多い中、自分はなれなかった。「サッカーではプロになれなかったけど、仕事で一流になって見返したい」というのが、原動力なんです。彼らの活躍には刺激をもらっていますね。

ーーTENTIALには、トップレベルで活躍しながらも悔しい思いをした経験のある社員が多いと聞きました。

石川:バスケットボール大学日本代表だったり、シンガポールに行ってサッカーを頑張っていたけど日本でプロにはなれなかったという社員がいます。彼らや僕に共通するのは、「上には上がいる」という思いを経験したこと。それが熱量につながっているのだと感じます。また弊社にはプロ経験者もいて、元Jリーガーの播戸竜二さんなどにも参画いただいています。仕事の生産性を上げるための意識がすごくて、プロから勉強させてもらうこともたくさんありますね。

ーーこんなにトップレベルのアスリートが集まっている会社ってなかなかないんじゃないですか。

石川:確かにあまりないかもしれませんね。体育会系のゴリゴリしたイメージや、「営業しかできない」のようなイメージを払拭したいので、「ITの力を生かしてこんなことができるんだぞ」というのを社会に見せたいというのは核として持っています。






「ユーザーの役に立てるかどうか」が採用基準。十人十色のスキルを生かせる会社


ーーTENTIALでは、インターンや社員を募集しています。

石川:「チャレンジ精神がある」というのは大前提ですよね。あとは文化を大事にする会社なので、考え方にフィットするかどうか。同じ方向を向いて一緒のものを作り上げられるかどうかを面接を通してお話したいです。「こういうことをやってみたい」という希望も大歓迎で、投げ出さずに最後までやり切ってくれる方を待っています。

ーートップレベルでスポーツをやっていなくても大丈夫でしょうか…?

石川:大丈夫です(笑)。学生の部活で少しやっていたというメンバーもいるので、スポーツへの想いがあれば活躍できる会社ですよ。

ーーメディアを支える外部ライターも募集していますよね。

石川:「ユーザーにとって有益な情報を書けるか」というのは一番見ています。情報格差をなくすことがテーマなので、適当な情報は書いてほしくないんですよね。ネットにはいろんな情報があると思いますが、正確かつユーザーが読みやすく、ためになるようなものを書けるライターさんを求めています。採用時にテストライティングを実施しているんですが、未経験でも弊社の求めるラインを超えていただければ問題ないと考えています。

ーー100人もライターさんがいれば、色んな分野を網羅できそうです。

石川:実際アーチェリーをやっていた人にはアーチェリーの記事を書いてもらっているし、アイスホッケー経験者もいたりします。スポーツに関する情報が初心者になかなか届かないという現状をなくしていきたいですね。






「TENTIALならば何でも実現できる」。会社の目指す未来像


ーー今後実現したいことはありますか。

石川:まずメディア事業については、ブランディングをもっと高めて「SPOSHIRUありきで見に来る」「SPOSHIRUを検索して見に来る」という状況を作ることですね。「SPOSHIRUを見たらスポーツのことは何でもわかる」という世界を作りたいです。

――今、なかなか人々が外出できない状況で、WEBだからこそ出来ることもありそうです。

石川:家でできるストレッチやエクササイズなどのコンテンツはもっと出していこうと考えています。役に立てる情報を与えることができれば、もっともっと弊社が愛される存在になると信じています。

ーーもう1つの事業、D2Cの成長も、ますます期待しています!

石川:インソールのオリジナルD2Cブランド「TENTIAL INSOLE」は弊社としても非常に力を入れていますが、ブランドを作るというのは非常に時間のかかることなんです。知名度もまだまだこれからなので、「いかにファンを増やすか」「いかに長く使ってくれるか」というのを試行錯誤しながら取り組んでいきたいですね。いずれは「ウェルネスブランドと言えばTENTIAL」と第一想起してもらえるようなところまでいきたいです。






【PROFILE】

石川朝貴(いしかわ・ともき)

1995年生まれ、栃木県出身。クラブチーム「JFAアカデミー福島」でサッカーに打ち込み、プロを目指していた。大学4年時から株式会社TENTIALの立ち上げに参画。毎日新聞社へ新卒入社も3ヶ月で退職し、再びTENTIALへ参画。現在はスポーツプラットフォーム『SPOSHIRU』の事業統括とD2Cブランドのマーケティングを担当。元U-14日本代表。


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設立年月 2018年02月
代表者 中西 裕太郎
従業員数 20名(インターン・業務委託含む)
業務内容

スポーツプラットフォームxデータxプロダクト事業
「SPOSHIRU」
「TENTIAL」

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