「サッカーのヘディングって本当に大丈夫なの?」
「痛そうだし怖い!脳に影響はないのかな?」
あらゆるサッカー技術の中で特に危険視されているヘディング。
頭に直接ボールが当たると考えただけで怖くなりますよね…
今回はそんなヘディングに注目して、脳への影響はどれくらいなのか?どんな対策ができるのかということに関して取り上げます!
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サッカーのヘディングはスポーツ界の中で直接頭にボールを当てるという珍しい技術です。ヘディングを行うと頭に直接的なダメージとなるため様々なリスクが発生します。
実際に懸念される症状は
・認知症
・脳震盪
・慢性頭痛
・慢性外傷性脳症(CTE)
脳だけではなく、ヘディングで首を捻ることによる頸椎捻挫などの症状も懸念されます。
「元プロ選手ジェフ・アストル氏の死はヘディングによるCTEである」というニュースによりヘディングリスクが注目され、研究や調査が行われています。
ヘディングのような脳への衝撃は長期的な影響を及ぼすとされ、禁止や制限の声もあがっています。
それぞれの発症率は明確になっていませんがプレー時間や回数に比例してリスクは高まっているというのは事実かもしれません。
サッカーのヘディングは痛い。そのようなイメージも多くあると思います。
脳震盪などの脳へのリスク研究が発表されるなど注目が集まっていますが、他の競技ではどうでしょう。
激しくぶつかり合うスポーツとしてはラグビーやアメフトが挙げられると思います。
スポーツの格闘技とまで言われるこのスポーツはプロテクターなどの器具を使いますが、それでもサッカーに比べてかなり脳震盪の回数が多くなります。
タックルが主に原因ですが観戦をしていても痛々しい退場シーンを見ることは少なくありません。
しかしなぜサッカーでの脳震盪が懸念されているのか。理由としては
・頭に直接ボールを当てる。
・防具がない。
・脳震盪などから選手を守るルールが少ない。
などが考えられます。
サッカーでは、ラグビーやアメフトなどの危険から身を守る管理が出来ていないゆえに危険であるため、サッカーにおいても対策が必要となりそうです。
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ここまでに述べてきたようにサッカーには実際に危険が伴います。
しかし子供のサッカーにおけるリスクは大きくなく対策によっては心配のいらないことかもしれません。
よりリスクを軽減するためにはどのようなことができるでしょう。
・プロテクターなど器具を使う。
サッカーではヘッドギアの使用が認められていて、頭をボールの衝撃から守ることができます。
プロサッカー選手にはチェフというヘッドギアをつけてプレーする有名な選手もいます。
またヘディング回数は増えてしまいますが、
・正しいヘディングの練習やコツを掴むこと。
一番安全であったり、脳以外にも首へのリスクも軽減できるでしょう。
ヘディングは危険を伴う必要不可欠な技術です。脳へのリスクや頭痛、痛い!という思いをなるべく減らしていく必要があります。
練習から正しいヘディングをマスターしましょう。また、サッカーコーチとしても安全面は重視することも求められています。
サッカーのコーチを目指す方は、こちらの記事も併せてお読みください!
→プロサッカーコーチの仕事内容や年収は?指導者資格についても解説
サッカーの練習、または試合において選手はどれくらいの頻度でヘディングを行っているのでしょうか。
米ニューヨークのアルベルト・アインシュタイン医学校では2週間、222人のアマチュア選手を対象とした研究が行われました。
ヘディング回数で4つのグループに分けて調査。
その最多回数チームの平均はなんと125回、
最少グループでは平均4回。
この研究はあくまでアマチュアチームであり、プロ選手や子供は対象外です。
子供のサッカーにおいては練習や試合時間、ボールが頭より高く上がるハイボールの回数に大きな差があるため当てはまるとは言えません。
クロス・ゴールキック・コーナーキックの時も、なかなかヘディングは行われません。
しかし練習メニューにヘディングを導入するチームも多くあります。
回数は0に程近いかもしれませんが多少ダメージを受けてしまいます。
研究によると、ヘディングの最多回数チームは最少チームに比べて脳震盪の症状発生の確率が約3倍であったとされています。
子供のサッカーでは大人に比べてほとんどリスクがないのかもしれませんが少なくともリスクがあるため対策は必要となるでしょう。
今回は、ヘディングの脳への影響を詳しく紹介しました!
頭を守るという考えを持ち、できるかぎりの対策を取りサッカーを安全にプレーしましょう。
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