「今週末、初めてテニス観戦に行く!」
でも、ちょっと待って!あなたはテニス観戦の正しいマナーをご存じですか?
知らずに違反すると、審判から注意を受けたり、自分のせいで試合が止まってしまう・・・なんて事も!
ここでは日本人がやりがちなマナー違反や観戦時の服装など、初心者のためのテニス観戦マナーを徹底解説します。
テニス観戦において写真撮影する際に最も気を付けたいのが、フラッシュを使用した撮影。試合中は選手のプレーの妨げになりますので、フラッシュを使用した撮影は厳禁です。
フラッシュを焚かずに撮影する場合も、サーブのタイミングは要注意!
サーブ時は選手が一番、集中している時です。シャッター音などが意外と響いて、選手の集中の妨げになる場合もあります。
また試合中、動画の撮影は禁止されています。
携帯電話やスマホのカメラで撮影する人もいると思いますが、マナーモードに設定するのもお忘れなく!
テニスのサーブについて詳しく知りたい方は、こちらの記事がおススメです→【テニス】サーブの順番はどう決める?基本ルールを徹底解説!
試合中、トイレに行きたくなったり、食事を買うために席を離れたい!
そう思ってもテニスの試合中は、席を移動していいタイミングが決められています。
ここが他のスポーツ観戦とは大きく違うマナーかもしれません。
観客が席を立っていいのは
・「コートチェンジ間」:奇数ゲーム終了(但し1ゲーム目を除く)から次のゲームが始まるまで(3ゲーム終了時、5ゲーム終了時など)
・「セット間」:セットとセットの間
基本的には、この2種類のタイミングのみです。この間、選手はコートを移動して自分のベンチに座ります。選手がベンチに座っている間は観客も移動してOKです。
コートチェンジ間は90秒、セット間は120秒です。
短い時間ですから、トイレなどに行ってその時間内に戻ってくるのはほぼ不可能です。
席に戻るのは、また次のタイミングまで観客席入口前で待ちましょう。
だいたい係の人がロープを張って立っていて、入っていいタイミングを教えてくれます。
これ以外のタイミングで席を移動したりすると、審判から直接、注意を受ける場合があります。観客の目が一斉にあなたに注がれる・・・なんて事もあるので、気を付けましょう。
テニスは試合時間が決まっておらず、時には3時間、4時間に及ぶ事も!そんな時は食事をしながら楽しみたいですよね。
テニス観戦は、観客席で食事を取る事が出来ます。おにぎりやサンドウィッチなど片手で食べられるものがオススメです。
大きな大会になると、会場内で様々な飲食ブースがでていて、お弁当や飲み物を購入する事も出来ます。
四大大会、グランドスラムの会場では、その会場ならではの名物になっている食べ物もあります。
またアルコールを飲むのもOKです。飲み過ぎて、ついつい声が大きくなってしまった・・・なんて事はマナー違反ですが、お酒片手にテニス観戦を楽しむ事もできます。
テニスの四大大会について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい→テニスの四大大会って何?コートが違う?各大会の特徴を解説!
テニスは紳士、淑女のスポーツ。もしかしてドレスコードが?
そんな事はありません!テニス観戦は、他のスポーツ観戦と同じように服装は自由です。
ただ光を反射するようなキラキラした素材の服や大きなアクセサリーは、選手の視界の妨げになりますので避けるのがマナー。
テニス観戦は長時間に及びますので、リラックスできる服装がオススメです。
自分の応援する選手と同じユニフォームを着ている観客もいます。
またテニス観戦は屋外が基本。
・サングラス
・帽子
・パーカーなど羽織もの(寒暖差対策も兼ねて)
・日焼け止め
などの紫外線対策グッズは必須アイテムです。長時間、座っているので座布団などのグッズも活躍します。紫外線対策とはいえ、席で日傘をさすのは後ろの人の迷惑。マナー違反となりますので控えましょう。
他のスポーツ観戦と同様に是非、声を出して応援しましょう!
ただ応援も、席の移動と同じようにタイミングが大切。
抑えておきたいマナーは「ラリー中は絶対に音をたてないこと」です。
どちらかの選手がサーブを打ってから、そのラリーが終了するまで、観客は故意に音を発して選手のプレーを妨げてはいけません。
では、いつが応援のタイミングか。
ポイントが決まった瞬間やプレーとプレーの間です。
応援する選手のポイントが決まった瞬間、是非「カモン!」や「ナイスショット!」と叫んでみて下さい。「カモン!」はテニス応援でよく耳にする言葉で「よし!」「よっしゃ!」などの意味で使われます。
また選手を鼓舞する時にも使えますので、応援する選手が負けている時「カモン〇〇(選手のファーストネーム)!」という風に応援する事もできます。
声を出すのが恥ずかしい人は、是非、拍手を送って下さいね。
そして逆に、控えてほしいリアクションが「ため息」です。
伊達公子さんが現役時代、試合中に「ため息ばっかり!」と日本人の観客に苦言を呈した事があります。
ため息は選手の士気を下げてしまいます。
ミスをして気持ちが一番落ち込んでいるのは、選手自身です。
そんな時こそ、ため息をつくのではなく「次、次!」「切り替え!」など気持ちを盛り返す声援を送りましょう。
いかがでしたか?
テニス観戦には様々なマナーが存在しますが、大切なのは「選手の集中を妨げないこと」です。
これさえ気を付けて、テニス観戦を思いっきり楽しみましょう!
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