「フリーランスって大変じゃない?」よく言われます、この言葉。アナウンサー、スポーツライター、編集者。複数の仕事を並行し、全てフリーランスで生計を立てている編集者(34歳 独身 ♀)。私なりの価値観をつぶやきます。
前回連載はこちら→フリーランスの仕事論(8)「1出すために10の準備をする」
スポーツの仕事に身を置いていると、勝負の世界というのは厳しくも儚くも美しいものだと実感させられます。この年末年始は高校サッカー選手権のアナウンサーとして仕事をし(毎年担当しているんです)、高校生たちのひたむきな姿に人目をはばからず自分も涙して、翌朝目がパンパン…なんていうこともありました。
勝負、でいうと、自分も結構負けず嫌いでした(今も?)。小さい頃で言えば「男の子に負けたくない」とか、学生時代だと「他の子に勉強で負けたくない」とか。アナウンサーになってからも、その負けず嫌いは発揮していたし、今でもそのメンタルは成長に必要なものだったと自覚しています。
でも、フリーランスになってからは、「こんな自分がこの厳しい世界で生きていけるのだろうか」という思いも正直ありました。自分より上手い子、可愛い子、若い子は沢山いる。じゃあ自分はいったいどうすれば?
そんな時に自分を奮い立たせたのが、親しくさせていただいている先輩アナウンサーの言葉です。
「誰かに勝つとかではなく、唯一無二の存在になればいい」
「ナンバーワンにならなくてもいいから、オンリーワンになればいい」
某国民的アイドルの歌詞みたいですよね。
そうだ、私はそもそもオファーをこちらから欲しがるのではなく、オファーが向こうから舞い降りてくるような人間になれているのだろうか?そもそも仕事をオファーする側としても、オファーする相手に何かしらの起用理由があってオファーしているのです。
そのことに気づいてから、私は自分の関心のある分野であるスポーツ(特にパラ)で、唯一無二の存在になろうと心に決めました。誰よりも現場に足を運んで、誰にもない視点で伝えること。そして、伝える手段を「話す」だけでなく「書く」「撮る」にも増やすこと。ありがたいことに、今はMCだけでなくゲストやスピーカーなどでもオファーをいただいたり、ライターの仕事も充実しています。
何でもいいから、「コレ」と思ったことは極めてみる。
フリーランスとして生きる1つのヒントだと思うのです。
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