自分が脚光を浴びる人生、誰かを支える人生。どちらがあなたには合っていますか?
今回お話を聞いたのは、学生時代の経験から「支える」ということにフォーカスし、お仕事選びにも活かされている太田 零士さん。大好きな白浜という地でスポーツに励む方々を支え、ご自身はプレイヤーとしてスポーツにも全力で取り組んでいます。毎日0.1歩でも成長するために太田さんが意識されていることとは?
スポジョバを通じて入社された方のその後を追う企画「スポジョバ採用ファイル」。今回は株式会社R.projectで様々な挑戦を続ける太田さんにお話を伺った。
(取材・執筆:中田 初葵、編集:伊藤 知裕)
ーーー本日はどうぞよろしくお願いいたします!早速ですが太田さんはどんなスポーツを経験されてきたのですか?
陸上競技を中学時代からずっと続けています。今でも大学時代の先輩方が立ち上げたチームに所属しながら、昨年までは練習に取り組んでいました。今は仕事の都合上、練習に参加できる回数は減りましたが大会に出るほど陸上が好きです。
ーーー社会人になっても続けられているのですね!太田さんが考える陸上の魅力はどんなところにありますか?
自分の成長の足跡が目に見えることですね。陸上の世界では数字が全て。今までよりも強くなったのかどうかは数字で判断できます。自分の取り組みが正しかったのか違っていたのかも数字が教えてくれるんです。陸上は正直で素直なスポーツなので取り組み甲斐がありますね。
ーーー陸上への愛がひしひし伝わってきます。大学卒業後はどこかにご就職されたのですか?
卒業後は就職せず、トレーナーの専門学校へ進みトレーナーの資格を取得する勉強をしていました。
ーーートレーナー!なぜ専門学校へ進んでまで資格を取ろうと思われたのですか?
大学二年の頃、水泳部のトレーナーをしている先生の授業を履修したのですが、これが本当に面白くて。人間の体の仕組みや筋肉の動きなどを学びました。その頃、自分自身タイムに伸び悩んでいたところがあったので、その先生の授業を履修し、体の動かし方を意識したところ、なんと3ヶ月でタイムがぽんと上がったんです。就職活動を考えないといけないとなったときに、何がしたいか考えたらやっぱりこの先生の顔が浮かびました。スポーツに関わり、何かを人に教えたり伝えたりすることも好きだったので、トレーナーを目指すことになりました。
ーーー太田さんの人生を変えるほどの授業や先生と出会えたんですね!でもなぜトレーナーにはならなかったのですか?
誰かを「支える」仕事自体は好きでしたが、プレーヤーでいるときほどの充実感は感じられませんでした。自分の中でトレーナーを仕事にするという選択肢はなくなり、他の就職先を探すことにしました。
ーーー他の就職先を探していく中で、どうしてR.projectにご入社しようと決められたのですか?
自分はスポーツしかやってこなかった人生でした。スポーツって何か力を持っていると感じていたので、スポーツに関わる仕事がしたいと思いました。また、スポーツって場所がないとできないし、合宿となればなおさら場所が無いと実現しない。施設があってご飯があって寝床があってようやく集中してスポーツに取り組めると思うんです。そんな環境を作りたいと思いました。たまたまスポジョバで探していたら、使われなくなった公共施設とか行政でも手に負えなくなった施設を再利用しているというR.projectのコンセプトに共感したので、入社を決めました。
ーーー合宿施設はR.projectさんの中でも全国各地にあると思うのですが、なぜ白浜を選ばれたのですか?
一番大きな理由はやはり土地の縁ですね。祖父母の家が実は白浜にあるんです。前から素敵なまちだと思っていたのですが、そこで働くことはできないだろうなと思っていました。でもこれもたまたまスポジョバで探していたら、見覚えのある住所が見えたんです!スポジョバを開いていなかったら出会えていないので、本当に運がよかったなと思っています(笑)
ーーーなんて偶然の巡り合わせ!スポジョバに登録していただきありがとうございます!ちなみに太田さんが考える白浜の魅力はどんなところにありますか?
ありきたりかもしれませんが、とにかく自然が豊かなんです。海も山もあって、空を見上げれば星空がすごくきれいで静かで。何より過ごしやすくて暖かいです。だからこそ、この過ごしやすい環境で体を思う存分に動かしてもらいたいなと思います。
白浜って千葉の端っこの方なので、わざわざ足を運んでまでプライベートに来るところでは無いんだろうなと思っています。だからこそ合宿というものを通して、白浜に来てもらって「ここめちゃくちゃいいじゃん!」と思っていただきたいですね。合宿施設の仕事を通してそんな白浜の素晴らしさをアピールしていきたいです。
ーーー先ほどスポーツが持つ力についてお話がありましたが、どんな力があるとお考えですか?
一言で言うとつなげる力です。スポーツを通して知らない人とも仲良くなれるように、人と人をつなげる力があると思っています。あとは、人と土地をつなげる力もあると思っていて、プライベートでは行かない場所も合宿という機会があれば来られるんです。スポーツというたった一つを通して、人とか物、場所をつなげることができると信じています。
ーーースポーツに関わるお仕事を探されていたということでしたが、今回の合宿施設のスタッフはスポーツに直接関わるお仕事では無いと感じています。そこには何かお考えがあるのですか?
もともとトレーナーを目指していたきっかけとも重なりますが、何か自分のほんの少しの手助けで誰かが幸せになれば、それが自分の幸せにつながると思っています。誰かの喜びが自分の喜びへと変わるというか。人が笑顔になってくれれば、自分にとっての嬉しいとか幸せへとつながるんです。
ーーーそのお考えをこのお仕事にどう活かしていきたいですか?
合宿って、やっているときは相当しんどいと思います。辛い部分もたくさんあると思いますが、ちょっとでも自分の力で癒やしの空間を提供できたらと思っています。自分も大学時代合宿施設の方々の気遣いや心遣いに救われたことが多々あったので、自分もそんなスポーツに励む方々の支えになりたいです。
ーーーなんだか私の心まで温かくなりました。それだけ誰かを支えたいという思いはどこから沸いてくるのですか?
自分が主役である時間も当然あってもいいと思うのですが、自分は誰かが輝く姿を見ることが楽しいんです。また、自分のモットーとして日々成長することを考えていて、1日0.1歩でもいいので前進することを心がけています。でもその成長を自分一人が占めちゃもったいないと思っていて。停滞していちゃもったいないのでその手助けをしたいです。自分が0.1歩のつもりでふっとアドバイスしたことが実はその人にとっては1歩2歩の成長に繋がっている可能性もあるんです。
ーーーその思いを持ち続けられることになった何かご経験やきっかけはあったのですか?
大学卒業後に関わっていた陸上部の主将からトレーニングを見てほしいと言われ、二人三脚で週2日ぐらいトレーニングを一緒にしていました。結果的に大会でタイムを伸ばすことができました。もちろん結果につながったことが嬉しかったのですが、その主将から「本当にありがとうございました」とお礼を言われました。結果よりもその一言が自分を沼にはめてきたんです(笑)「ありがとう」の一言が自分を支えているんだなと感じています。
ーーーまだご入社されて日は浅いと思いますが、今はどんなことに取り組まれているのですか?
お客さんが宿泊されていたので、初日から現場で働かせていただきました。清掃やキッチンをメインに取り組みました。野菜を切って盛り付けたり、洗い物をしたりとすでにたくさんのことを経験させてもらっています。
ーーーご入社した初日から現場で業務を行っているのですね!実際短い間ではありますが、働いてみていかがですか?
現場での仕事に関してはほぼマッチしているなというくらい思い描いていた通りでした。全くギャップもなく、やっぱりここに来てよかったなと思っています。お客さんのいない時期も裏側の作業にも取り組ませていただいています。合宿1つを組むのにこんなに大変だったのかと感じています。現場期間は2週間程度ですが、仕事の楽しさを感じられているところです!
ーーーご入社される前と後でギャップなく働けていることに安心しました!それだけ太田さんにマッチしたお仕事だということですね。今後、どんなことに挑戦していきたいですか?
まずは独り立ちを早くして周りの方々の負担を少しでも減らしたいと思います。そのためにも毎日0.1歩でも歩みを進めて一人前になれるようにしていきたいです。また、自分のトレーナーの経験をどこかで活かせる場があればいいなと思っています。
ーーー毎日成長をしていく上で、何か意識されていることはありますか?
できないことを見つけること、まずは行動してみることだと考えています。できないことを把握できていなかったら、次何をすればいいのかが分からないということをこの数週間で感じています。また、びびって行動しなかったらこういうリスクがあるんだということにも気付けない。はじめの1歩は確かに怖いですが踏み出してみたことで見えてくる世界が変わってくると思っています。
ーーーまだご入社されて間もない中慣れないこともあると思いますが、日々成長しようという思いが伝わってきます。では、白浜のこの合宿施設をどのような場所にしていきたいですか?
ここを利用する方々が増えて、「白浜の合宿施設よかったよ」と全ての団体さんに言ってもらえるようにしていきたいです。また、合宿がきっかけでプライベートでも白浜に行ってみたいなと思っていただきたいですね。結果的にそれが白浜の活性化にも繋がってほしいです。
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【PROFILE】
太田 零士
マイブームはトレーニング。バランスボールを使って毎日欠かさず行っている。目標は陸上の大会に出場すること。種目は100メートル。
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設立年月 | 2006年11月 | |
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代表者 | 丹埜 倫 | |
従業員数 | 300名(アルバイトスタッフ含む) | |
業務内容 | ・宿泊施設及びスポーツ施設の運営事業
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