【ボクシング】世界主要4団体とは?井上尚弥選手が目指す4団体統一とは?

編集部 スポジョバ

【ボクシング】世界主要4団体とは?井上尚弥選手が目指す4団体統一とは?

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「ボクシングの団体っていくつある?」
「ボクシングの団体ごとの違いは?」
「4団体統一戦ってなに?」

2022年12月13日、井上尚弥選手のバンタム級4団体統一タイトルマッチが日本国内で開催される予定です。

ではこの「4団体」とは一体何なのでしょうか?

今回はボクシングの団体について解説します!


ボクシング 世界主要4団体とは

世界中にあるたくさんのボクシング団体の中で、世界タイトルマッチを開催することが認められている団体が4つあり、この4つの団体がいわゆる「世界主要4団体」と呼ばれるものです。

これら4つの団体ですが、各団体ごとにルールが異なるなど、若干の違いがあります。ここからは各団体についてそれぞれ詳しく解説していきます。

WBA(世界ボクシング協会)

「World Boxing Association」の頭文字を取って「WBA」と呼ばれる他、日本では直訳して「世界ボクシング協会」と呼ばれることがあります。このWBAは1921年設立と主要4団体のなかで最も歴史が古く、2022年現在90カ国が加盟しており、本部はパナマのパナマシティに設置しています。

競技のルールとしては「※スリーノックダウン制」を採用しています。
※1ラウンドで3回ダウンした場合は即KO負けとなる

またWBAはスーパー王座制度を導入していることも大きな特徴と言えます。

このスーパー王座制度とは、WBA世界王者が他の3団体のいずれかの王座を獲得し統一王者となった場合、「WBAスーパー王座」として繰り上げられ、通常のWBA世界王者(正規王者)は空位になり、空位となった通常の王座に新たな選手が認定される、という制度です。

つまりWBAはスーパー王者と正規王者が同時に存在する可能性もあり、加えてスーパー王者と正規王者が別々に防衛戦を行うことも認めています。

2022年10月現在、日本人選手でWBAのチャンピオンベルトを保持しているのはバンタム級の井上尚弥選手のみです。


WBC(世界ボクシング評議会)

「World Boxing Council」の頭文字を取って「WBC」と呼ばれる他、日本では直訳して「世界ボクシング評議会」と呼ばれることもあります。

このWBCは1963年に設立され、2022年10月現在4団体の中で最も多い161カ国が加盟しています。本部はメキシコのメキシコシティに設置しています。

競技のルールとしては「※フリーノックダウン制」を採用。
※1ラウンドで何回ダウンしてもOK

またWBCの最大の特徴は4ラウンドと8ラウンドの終了時に採点を公表する「オープンスコアリングシステム」を採用しているということでしょう。これによって選手の戦い方も変わり、観客の見方も変わります。

もちろん途中経過で負けている選手はより攻撃的になるので、より白熱した試合を見られるようになるのが期待できますね。

2022年10月現在、日本人選手でWBCのチャンピオンベルトを保持しているのは、ライトフライ級の寺地拳四朗選手とバンタム級の井上尚弥選手です。


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IBF(国際ボクシング連盟)

「International Boxing Federation」の頭文字を取って「IBF」と呼ばれる他、日本では直訳して「国際ボクシング連盟」と呼ばれることもあります。

このIBFは1988年設立で65カ国が加盟しており、本部はアメリカニュージャージー州に設置されています。

競技のルールとしては「フリーノックダウン制」を採用。

またIBFが他の3団体と比較して特徴的な点は、当日計量が行われている点です。基本的にボクシングなどの格闘技は試合前日に計量が行われ、前日の計量さえクリアできれば試合当日の体重はいくら増えていても問題ありません。しかしIBFが認定するタイトルマッチにおいては、前日計量に加え当日計量も行っており、その間に10ポンド(約4.5kg)以上増量してはいけないというルールを規定しています。遵守されなければ、タイトル保持者はタイトル剥奪、挑戦者はタイトル挑戦ができなくなります。

2022年10月現在、日本人選手でIBFのチャンピオンベルトを保持しているのは、バンタム級の井上尚弥選手です。

WBO(世界ボクシング機構)

「World Boxing Organization」の頭文字を取って「WBO」と呼ばれる他、日本では直訳して「世界ボクシング機構」と呼ばれることもあります。

このWBOは1983年に設立された世界主要4団体で最も新しい団体で、27カ国が加盟しており、本部はプエルトリコのサンファンに設置されています。

競技のルールとしては「スリーノックダウン制」を採用。WBOは他の3団体と比較すると、競技ルール等で変わった点があるわけではなく、オーソドックスなスタイルです。

2022年現在、日本人選手でWBOのチャンピオンベルトを保持しているのは、ミニマム級の谷口将隆選手、フライ級の中谷潤人選手、スーパーフライ級の井岡一翔選手です。


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4団体統一王者とは

ボクシングの4団体統一王者とは、同一階級で先述した4つの主要団体のチャンピオンベルトを全て同時に保持している王者のことを指します。

2022年10月現在、日本の井上尚弥選手はバンタム級でWBA・WBC・IBFのチャンピオンベルトを持っており、同年の12月にはバンタム級のWBO世界王者のポール・バトラー選手との統一戦が予定されています。

この試合の勝者が、バンタム級の4団体統一王者になるのです。この4団体統一は達成がかなり難しく、過去に8人しか達成していない偉業です。

では4団体統一は、なぜ難しいのでしょうか?

単純に4つの団体で王者になる強さも必要です。しかし強いだけで実現できるものではありません。各団体ごとに独自の規定があり、王者統一戦の実現が難しいということも理由として挙げられます。

したがって裏を返せば、4団体統一にはそれだけの価値があると言ってもいいでしょう。

<4団体統一の達成者>

デヴィン・ヘイニー(ライト級/アメリカ)
テレンス・クロフォード(スーパーライト級/アメリカ)
ジョシュ・テイラー(スーパーライト級/イギリス)
ジャーメル・チャーロ(スーパーウェルター級/アメリカ)
バーナード・ホプキンス(ミドル級/アメリカ)
ジャーメイン・テイラー(ミドル級/アメリカ)
サウル・アルバレス(スーパーミドル級/メキシコ)
オレクサンドル・ウシク(クルーザー級/ウクライナ)


今回はボクシングの団体について解説してきました。

2022年12月、井上尚弥選手が4団体統一という偉業に挑戦します。

”モンスター”はあらゆる困難を乗り越えて史上9人目の偉業を成し遂げるのでしょうか。日本が誇るスーパースターの活躍に大きな期待がかかりますね!


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