キャリアアドバイザーとの二人三脚でスポーツ業界への転職を成功させた徳田さん。その裏側にあった、幼いころからの「スポーツ業界を稼げる世界にしたい」という強い思い。今回は、自身の原体験からの壮大な夢を抱き、それを実現するためにあえて遠回りの道を選んだ徳田さんのゆるぎない「芯」に迫ります。理想のキャリアを切り開いた転職成功の秘訣、そしてその先に見据える「稼げるスポーツ業界」とは何なのか。
スポジョバを通じて入社された方のその後を追う企画「スポジョバ採用ファイル」。スポーツ業界へ熱い思いをもった徳田さんにお話を伺いました。
(取材・執筆:中田 初葵、編集:池田 翔太郎)
背中を押す存在との二人三脚での転職活動
――先日は、スポジョバ卒業生の会(https://spojoba.com/articles/pr/1486)のご出席ありがとうございました!最初はスポジョバのことや、キャリアアドバイザーの小林との転職成功ストーリーを伺っていきたいと思います。面談が中心だったとは思いますが、スポジョバの求人も見られていましたか?
徳田:見ていました。それこそ他社のサイトだと、「スポーツ」って打ってもそれらしい求人って出てこないんです。プロチームに行きたいと決めていた私にとってはスポジョバは非常に使いやすかったです。チームといっても、マーチャンダイジング(MD)とかチケッティングとか様々な案件があるんだなと感じられましたね。
――FanCircleさまの求人も掲載されていましたが、ご存じだったのですか?
徳田:いえ、全く知らなかったです。面談を通じて紹介されましたね。
――具体的にはお二人でどういう視点で面談をされていたのですか?
小林:徳田さんの場合は目的が明確だったので、それをどうやって実現しますかという軸でしか話していないです(笑)
徳田:私が叶えたい夢の実現のための選択肢を教えてください、と伝えていました。その中でチームに入る選択肢やリーグに入る選択肢、コンサルという選択肢も提示してもらいました。それぞれで身に着けられるスキルや給与面とか本当に叶えられるのかなど、いろいろ聞いていました。だからこそ、転職相談というより人生相談でしたね(笑)
――ご自身の生き方などもご相談されていたのですね!面談を通じてよかったなと思う部分や転職に成功した秘訣などはありますか?
徳田:他社ってたくさん案件がある中で利益が大きいものを紹介してくるんです。年収下げてまでこの会社に行くんですか?って言われたりもします。そんな中で自分の思いを一番尊重してくれたのが小林さんでした。なんでスポーツ業界にチャレンジしたいのか、しっかり理解してもらったうえで選択肢を提示してくれました。
小林:徳田さんはやっぱり芯の強さがありましたね。スポーツ業界に挑戦したい思いが利己的ではなくて利他的でした。その思いに共感できましたし、自分も支援の熱が入りました。あとは、中長期的に人生を考えられていたので目先の利益に惑わされないところも素晴らしかったです。
徳田:でも最後の最後に悩んだんです。本当にこれでいいんだろうかと、理想像に走っている自分と、現状で落ち着いた方がいいと思っている自分がいました。でもそんなときに小林さんは寄り添うというよりも「徳田さんはこうしたいんでしょ」と背中を押してくれました。ただ優しいとかではなく、目指している最後のゴールに対してどの選択肢がいいのかを伝えてくれたのはありがたかったです。
小林:これでFanCircleではない選択肢を取ったときに後々後悔する徳田さんが見えたんです。もちろんどの選択をしても後悔はすると思いますが、やらない後悔のほうが大きいですよねと伝えました。安定である方を選択して後悔している徳田さんからの連絡は僕は欲しくなかったので(笑)
――「背中を押す存在」。なんだかお二人の会話を聞いていると、キャリアアドバイザーと転職を勝ち取ることが素敵だなと聞いていて思います。これから転職を考えている求職者に向けて、キャリアアドバイザーを使う良さを教えていただいてもよろしいですか?
徳田:タイパがいいですよね。自分で探して応募したことももちろんありましたが、仕事もしながらの転職活動はとにかく時間がないんです。リサーチする時間を代わりにしてくれるのがよかったですね。
――ここからは徳田さんご自身について迫っていきます。幼いころからスポーツ業界に入りたいと思われていたのでしょうか?
学生時代から将来はスポーツ業界で活躍したいと思っていましたね。高校生の頃は陸上でインターハイにも出場していたこともあって、選手として活躍するのが夢でしたね。でも、大学に入ってからは周りのすごさに圧倒されて、自分では無理だと挫折を経験しました。
――選手としての夢を諦めざるを得なくなった徳田さんですが、スポーツ業界への熱い思いは変わらなかったのですか?
大学の授業を受けている中で、栄養や筋肉、歴史など本当にスポーツに関わるあらゆることを学びました。だからこそ、自分は選手以外にもスポーツに関わる選択肢はたくさんあるのだなと思いました。その中でもお金に関わることが面白かったんです。そのころから、「スポーツ業界を稼げる世界にしていきたい」という夢を持つようになりました。
――もう大学生のころから大きな夢を持つようになったのですね。
工夫次第でスポーツ業界でお金を稼げるんだと思いました。スポーツ自体の魅力ももちろんあるけど、人の力によってその人気って変わってしまうんです。と思うと、今まで自分がやってきた陸上って人気がないなと。誰かが工夫をすればそういうスポーツも人気になるし、お金も稼げると思いました。
――大きな夢を抱きながら、大学卒業後に直接スポーツ業界に飛び込まなかったのはなぜですか?
もう卒業するころには明確にやりたいことも決まっていました。でも、今の自分の経験値なども考えると、スポーツ業界に入っても実現したい世界は叶えられないだろうと感じて。スポーツ業界にいない人財になろうと思い始めました。だからこそ私がちゃんとスキルや能力を身に付けて、稼げる世界にしたいと感じて、まずはスポーツ業界に入ることは選択から外しました。
――目の前のスポーツ業界という夢をいったん置いて、長期的なご自身の成長に目を向けられることが素敵です。どんなことを身に着けたいと思われたのですか?
自分の中のテーマはマーケティング。どんなに良いものでも素敵なサービスでも届け方を失敗すれば、ユーザーに気づいてもらえません。だからこそマーケティングができる人材になろうと決めました。将来はそのマーケティングの経験を活かしてスポーツ業界に行きたかったですし、家庭を持つという夢ももっていたので、逆算しながら就活もしましたし、このタイミングでの転職を決めました。
――スポーツ業界に初めて飛び込む中で、どうしてFanCircleさまを選ばれたのでしょうか?
なりたい姿とやりたいことがある程度決まっていた中で、自分の中では1つのチームに入ってそのチームの魅力をどのようにマーケティングの力で広めるかという選択肢しかありませんでした。でもFanCircleを紹介されたときに、色々なチームを掛け持ちしながらマーケティング支援をする会社があるのだと初めて知りました。世の中には、イベント運営だけやりますとかグッズ作成をやりますなど、一部分だけを担う会社もありますが、私はチーム運営、マーケティングの根幹に携わりたかったので、FanCircleを選びました。
――またスポーツ業界の視野が広がったのですね!
また何よりも決め手だったのが複数のチームに携われることでした。やはり種目によっても規模も違えば歴史も違う。チーム数の分だけ知見が得られます。野球やサッカーなど日本国内でかなり人気があり、マネタイズできている種目に比べて自分がやってきた陸上や柔道などの個人競技やマイナー競技だとマネタイズできていないと思っています。そういった競技でもきちんとファンがついてマネタイズできる世界にして、その競技の選手たちがきちんとお金を稼げる世界にしたいんです。
――どうしてスポーツ業界を稼げる世界にしたいのですか?
大学時代に陸上部で自分が挫折するくらい、自分よりはるかに努力を重ねてすごいと感じる人たちがたくさんいる中で、その人たちが競技を辞めていく姿を見てきました。スポンサーがいないから、自分でバイトをしながら競技を続けている人もいます。努力しても報われない世界って夢がないなと感じたんです。そんな姿を見て、スポーツをやっている子どもたちがオリンピック選手になりたいという夢を抱けるのかなと。頑張れば華やかな世界がある、ということを未来の子どもたちには感じてほしいです。
――徳田さんの原体験から生まれた大きな夢だったのですね。
自分がすごいと思ってきた人たちが諦めなければならない世界って本当に面白くない。スポーツが大好きな自分だからこそ、日本のスポーツ業界がもっと夢のある世界になってほしいなと思うんです。
――そんな夢をもってご入社されたFanCircleさまですが、ぶっちゃけ今はどうですか?
中に入ってみて華やかだけな世界ではないということがわかりました。裏では泥臭い仕事をしているのだなと思いましたし、そういう人たちが支えているからこそ選手が輝いていて、華やかな世界に見えているのだなと感じました。多少のギャップは感じたものの、自分の努力ややり方次第でもっと選手が輝く、そしてもっと選手が稼げる世界にできるなと同時に思いました。
――ギャップをこれからご自身で埋めていこうとされているのが伝わります。実際に働いてみた面白さや難しさなどはありますか?
前職がBtoBの仕事だったので、今行っているBtoCの仕事が難しいなと感じています。相手にするのが1人の消費者。今までの企業と企業とのやり取りでは生まれなかった配慮もしなければならないので、難しさを感じると同時にこちらの見せ方次第で変化を生み出せる面白さも感じています。
――具体的にはどのようなお仕事をされているのですか?
会社としては、チケット販売やデジタル活用の推進、ファンクラブの運営などを行っていますが、私は特にファンクラブ領域からスタートしています。ファンからの生の声を聴き試行錯誤しながら、ファンクラブのプロモーションをチームのスタッフの方々と一緒に行っています。
――難しさと面白さを感じながら日々業務に取り組まれていると思うのですが、今までご経験されてきているマーケティングのお仕事の面白さとはどんなところにありますか?
良いもの、素敵なものを「これ良いものだよ!」「これ素敵だよ!」と届けてあげる伝書鳩のような役割がマーケティングだと思っています。伝え方次第でいいものが悪く見えるし、すごくいいものにも見えてきます。難しいですが小さな変化が大きな成果につながることがあるので、自分の見せ方次第で変化を生み出せるところが面白いですね。
――難しさと面白さの両面を感じながら働いてらっしゃる徳田さんですが、今後FanCicrleさまで挑戦したいことはありますか?
入ってからは業務に慣れることに必死でした。目の前の情報を届けるだけでなく、本来やりたかった根幹に触れられることに挑戦していきたいです。もっと俯瞰した目線でどうやったらファンになってくれるだろう、どうしたら試合に来てくれるだろう、どうしたらお金を落としてくれるだろう、というところに目を向けていきたいです。
――まだ入って1年足らずなのにも関わらず、素晴らしいです…!そのために徳田さんが頑張りたいことはありますか?
私はチームの人ではないので、まずはクライアントであるチームの方々に信頼してもらえることが重要なタスクだと考えています。「信頼残高」を積み重ねていくために目の前の仕事に真摯に取り組んでいきたいです。そのうえで今後は、チームのノウハウを活かしてほかのチームなどに転用していきたいです。もっと他のチームなどの情報もインプットしていきます。
――おっしゃっていただいたことが実現できたら徳田さんの夢である稼げるスポーツ業界に近づけると思います。では、稼げるスポーツ業界とはどんな状態のことを徳田さんは指していますか?
スポーツを続けてきた人が本当はやりたいけど諦めるという状態が、一件でも減っている状態ですかね。本当は競技を続けたいのに、あきらめて別の道を歩むことが私にとっては一番悲しいことです。だからこそ、それぞれのスポーツの魅力を届けられるようにして、お金が回る世界にしていきたいです。
――最後に、徳田さんはどういう人間でありたいですか?
前職の職場で伝えたこともあるのですが、「熱い女」になりたいですね(笑)。今はスポーツ業界に対して思いを持っていますが、いつでも、そしてスポーツ業界以外でもこの熱量を持ち続けられる人間でありたいです。
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【PROFILE】
徳田 沙那子(とくだ さなこ)
マイブームは音楽を聴くこと。特にBMSGグループが大好きだそう。キラキラした目で夢を追いかけているアーティストの姿を見ると、自分も頑張ろうと思えるそう。
設立年月 | 2020年01月 | |
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代表者 | 山本 恭平 | |
従業員数 | 15名(うち業務委託6名) | |
業務内容 | 01
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