「自転車業界の旗振り役に」自転車競技の面白さを広めるためのスポーツ業界への挑戦

株式会社SJP 野崎 祐一郎

「自転車業界の旗振り役に」自転車競技の面白さを広めるためのスポーツ業界への挑戦

株式会社SJP 野崎 祐一郎

野球を超えたい。
そう話すのは、自転車業界に特化した情報サイトの運営や自転車トラック競技チームのPR業務などを行っている株式会社SJPで働く野崎さん。
ひょんなことから自転車競技と出会い、今は競技者ではなく旗振り役として自転車の面白さを伝えていきたいと話します。
野球を超えたいという言葉に込められた思いとは。
野崎さんの熱意、そしてSJPという舞台で描く彼の夢に迫ります。
スポジョバを使って採用された人を追うスポジョバ採用ファイル。
常に目的意識をもち、スポーツ業界に挑戦を続ける野崎さんに話を伺いました。

(取材・執筆:中田 初葵、編集:伊藤 知裕)

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信頼関係が築けたからこそ開けたSJPへの道

ーーー早速ですが野崎さんは、スポジョバのキャリアアドバイザーである小林が間に入り、実際にSJP様へ採用されました。スポジョバの他にも求人媒体は使用されていたのでしょうか?

野崎:いえ!スポジョバしか使っていませんでした。スポーツ業界に行きたいなと思っていたこともあったので、スポーツに特化したスポジョバだけを使っていましたね。

ーーー嬉しいです!でも他の求人媒体を使わずそこまでスポジョバを信頼してくれたのはなぜですか・・・笑?

 野崎:2つあって、1つ目はキャリアアドバイザーの小林さんのキャラクターが良かったことですね(笑)あとは、やっぱりスポーツに特化していたからだと思います。スポーツって名前が付くだけで印象が変わるというか。スポーツ業界に行きたかったからこそ使おうと思えましたね。

ーーー小林のキャラクターが良かったという話が出たので、お互いの印象を教えてもらってもよろしいですか?

小林:ご経歴を見た段階で、通常の転職活動をされてきていないことが分かったので強気な人が来るなと正直身構えていました(笑)でも渡り歩いた経験は非常に素晴らしかったので、野崎さんの強みをどう企業へ伝えていったらいいかを考えていましたね。

野崎:自分の思いや考えを理解し、それに合わせた提案をしていただけたのが非常にありがたかったです。聞き入れるだけでなく自分の経歴に合った道をたくさん提案してもらえました。

ーーーお二人の信頼関係が築かれていることがひしひしと伝わってきます!たくさんの幅を持たせた上で提案したのには理由があったのですか?

小林:今までの野崎さんのセールスのご経験や組織を引っ張っていく経験は、スポーツ系のベンチャー企業は必要な要素だと思っていたので、欲している企業をピックアップしていました。

野崎:ここだったら自分で展開できるということを毎回求人紹介の際に伝えてくれていましたね。

小林:求めている企業も大きい企業でカチッとしているところよりも自分の裁量で自由に取り組める場所が多かったなと感じています。

ーーー結果的にSJP様にご入社されることになりましたが、お二人の中で印象的なエピソードはありますか?

野崎:最終面接の際に、自転車業界の課題点や挑戦していきたい点を代表の望月とひたすら語りましたね。気づけば採用担当の方を置き去りにしてしまうほど熱いディスカッションになっていました。面接の最後に、望月から言われたんです。「俺の分身だ」って(笑)

小林:そこからすぐに採用となって結局面談から1ヶ月程度で入社されましたね。それだけ早く採用されたのも、自転車業界に野崎さんがビジネスパーソンとして入るべきだと直感で思えたし、それを野崎さんや僕が思うだけの片道通行ではなく、SJP様も同じように思ってくださっていたからこそ入社にまで至れたのかなと思っています。

自転車競技との出会いと別れ

ーーー面接を受けられたのがSJP様のみという話も伺いましたが、野崎さんと自転車との繋がりを伺ってもよろしいですか?

野崎:自転車競技との出会いは、高校生です。高校では珍しい自転車競技の部活がありました。当時はモテたかったという単純な理由で入部したのがきっかけです(笑)
いざ入ってみると他の競技の部活と違って部室もなかったので、一年で辞めようと思っていました。でもやってみたら県予選での優勝をきっかけに九州大会、全国大会・・・と進むことができ、国体の強化選手にまで選んでもらえて気付いたら大学までやっていましたね。

ーーー高校から国体の強化選手にまで・・・!一時は辞めようとまで思っていた自転車競技を大学まで続けられた理由は何だったのですか?

野崎:勝つことに対しては貪欲で一番を目指していたからですかね。また、自転車競技をやらせてくれた親からの期待を裏切りたくなかったという部分もあります。自転車競技は費用が非常にかかるのでそれでも続けさせてくれた親には感謝しています。

ーーー競技者としての7年間は、楽しいことばかりでは無かったと思います。難しさや辛さは無かったのですか?

野崎:正直いつも辛かったです。でもそこに壁などは全く感じませんでした。自転車は努力した分だけ力量が上がってくるスポーツです。辛いことには変わりないので、その環境の中でどう楽しんでいくのかを考えられるようになりました。

ーーー野崎さんが考える自転車競技の楽しさはどんなところにあるとお考えですか?

野崎:スピード感と爽快感です。すごいスピードが出るので、初めて見る方の中にはちょっと怖いと感じる方もいるかもしれません。しかし見ていくうちにそれが「すごい!」「面白い!」と感じられるスポーツだと思っています。誰もが見て楽しめる競技であることに間違いないのですが、その魅力を十分に伝え切れていないのが現状ですね。

ーーー競技者だった野崎さんだからこそ感じられている自転車競技の課題があるのですね。

野崎:海外も経験してきましたが、ベルギーやオランダではお茶を飲む感覚で自転車を漕ぎに行きます。日本にも車道はたくさんありますが、自転車専用の道路はまだまだ少ないですよね。ヨーロッパでは一般道のいたるところにサイクリスト向けのコースマップがあるほど、自転車が生活の中に根付いています。

ーーーハイレベルな環境で続けてこられた野崎さんはアスリートとしての道もあったと思いますが、選手として活躍する道は選ばれなかったのですか?

野崎:結果的にその道には進みませんでしたね。自転車競技は好きでしたが、子どもたちに夢を与えられるような存在になれるとは、自分では思えなかったんです。だからこそ、“次は社会人として一流を目指そう”と考え、企業に勤めて、自分なりの挑戦をしていくことを選びました。

スポーツ業界に挑戦する目的とは?

ーーー目的をもって今まで5社を経験されてきた野崎さんですが、どうしてスポーツ業界への転職を目指そうと思われたのですか?

野崎:奥さんに「好きなことをすれば?」という言葉をもらったことがきっかけです。今まではお客さんのために、企業のために働いていました。次は自分が好きなことや興味のあることで仕事をしたいと思いましたね。

ーーーSJP様で働くこと、そしてスポーツ業界で働くことの目的は何ですか?

野崎:自転車業界を広めることです。僕はスポーツには世界を変える力があると思っています。見た人が感動して涙を流し、勇気をもらい、「自分も挑戦しよう」と思える。それがスポーツの魅力だと思っています。海外では誰もが楽しみながら応援してくれるのですが、日本ではどうしてもビジネス要素が強くなってしまっている。競技者自身は、その競技の面白さを知っているのに、それを十分に伝え切れていないのが現状です。だからこそ、自転車競技の面白さを伝える”旗振り役”になりたいと思っています。自転車競技の認知を広めることをゴールにする中で、SJPはメディア運営も行なっているため、その発信力を活かせるという点で、非常に適した環境だと感じました。

ーーー私もスポーツを通じて勇気や感動を与えてもらったからこそ、スポーツ業界の可能性を非常に感じています。やはり広めるという部分においてはメディアが適切なのでしょうか?

野崎:メディアが一番強いと思っています。善し悪しはもちろんありますが、やはり人に届けやすい。フォロワーが多ければ、一瞬で情報を届けられますし、そこからさらに拡散されていきます。何万人もの方に見てもらえるものをつくり、知ってもらうことで、「実際に会場に足を運んでみよう」と思うきっかけになる。そして現地でその魅力を体感して、楽しんでもらえたらうれしいですね。

ーーー今回採用されたのが未経験であるディレクター職だと思うのですが、抵抗はなかったのですか?

野崎:ディレクターになることを目的に入社したわけではなく、自転車業界を広めていくことが目的で入社したのでその点で抵抗は無かったですね。今ではディレクター以外の仕事もたくさんやっていますので(笑)

ーーー具体的にはSJP様で他にどんなことをされているのですか?

野崎:もちろん記事も書いていますが、営業はもちろん様々な案件の進捗管理、ホームページの提案など・・・本当にいろいろ取り組んでいます。望月とは考え方が似ているので、同じ目標に向かって一緒に進んでいけていると感じています。

面白さを広められた先の未来

ーーーご自身の思いが望月代表にも伝わり、会社全体にも浸透していることがよく分かります。自転車業界を広めていきたいとのことでしたが、何を広めていきたいのでしょうか?

野崎:自転車競技の面白さです。でも、一言で語るのは難しいんです。というのも、自転車競技には本当に多くの種目があって、それぞれに違った魅力があります。「これが面白い!」と一概には言えませんし、その魅力を無理に押しつけたくないという気持ちもあります。まずは自転車を知って触って乗ってみて自分だけの面白さを見つけてほしいです。僕が携わる以上、その方々が自転車競技を見て「楽しい」「面白い」「幸せだ」と思えるようなきっかけや場面をつくっていきたいです。

ーーーそれは自転車以外のスポーツにも言えることなのでしょうか?

野崎:もちろんです。SJPとしてこれから提案していきたいのは、ほかのスポーツイベントへの出展です。マイナースポーツ同士でタッグを組むことで、相乗効果を生み出したいと考えています。Win-Winの関係を築けますし、お互いに競技の楽しみ方を伝えられるようになり、スポーツ業界全体の盛り上がりに繋がると思っています。

ーーー野崎さんはその自転車競技の面白さを伝えていくことで、どんな状態になっていることが理想だと感じていますか?

野崎:野球を超えたいです。日本のメジャースポーツはサッカーと野球。ヨーロッパではサッカーと自転車競技が主流です。個人的に日本ではサッカーの次に野球だと思っています。サッカーはボール1つでどこでもプレーをすることができるのでハードルがとても低い。まずは野球を超えることが目標です。

ーーー日本のメジャースポーツを変えていきたいということですね。野球を超えた状態とはどういう状態なのでしょうか?

野崎:例えば、子どもたちが学校で自転車に関する会話をする。自転車に関連するCMが日常的に流れてくる。ライブの会場が野球場ではなく競輪場になる。などなど、自転車がより身近な存在になっている状態をイメージしています。さまざまな方に競輪場へ足を運んでいただき、これまで知らなかった自転車競技の魅力に触れてもらえたら嬉しいですね。

ーーー海外でのご経験をされているからこそ日本の課題も見えてくるのだと感じています。そのために、野崎さんはSJP様でどういう存在でありたいですか?

野崎:正直、「自分がどういう存在でありたいか」にはあまりこだわっていません。個人的にはそれよりも組織として自然と案件が舞い込んでくるような、多くの企業から信頼される組織を築きたいと考えています。

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【PROFILE】
野崎 祐一郎 (のざき ゆういちろう)
マイブームは太陽を浴びること。起床後は家族と一緒に外へ出て太陽を浴びながら散歩やランニングをするそう。太陽を浴びながら気持ちをリフレッシュさせ、代表の右腕として仕事にも励んでいる。

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第1位

第2位

第3位

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第5位

設立年月 2011年07月
代表者 望月 秀太郎
従業員数
業務内容

・デジタルコンテンツの企画、立案、制作、配信、販売
・広告宣伝及び販売促進並びに印刷物に関する企画、制作、実施
・企業の広告、宣伝などのマーケティングに関する企画、調査及びコンサルティング業務
・アパレルデザイン、企画・販売

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