情熱の矛先は [横浜の活性]×[人の輪]×[スポーツ]。20代で『横浜DeNAベイスターズ』全体を巻き込みビジネススクールを始めた、彼女を支える芯

(株)横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループ:矢野 沙織

情熱の矛先は [横浜の活性]×[人の輪]×[スポーツ]。20代で『横浜DeNAベイスターズ』全体を巻き込みビジネススクールを始めた、彼女を支える芯

(株)横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループ:矢野 沙織

「やりたいことがやれる」「自分のアイデアが活かせる」

求人ではよく見る言葉だと思います。会社の中で、自分に与えられた役割の中で、これらを実行できることはもちろんですが、時にはブレイクスルーをし、一旦会社という枠を外して挑戦することもあるでしょう。ワガママではなく、本当に誰か・何かのために動くことで「やりたいことができる」という側面は非常に多いと個人的に感じていますが、一方で「やりたいことが見つからない」「そもそもアイデアが浮かばない」と悩む方も多いのでは?

今回は、先日スポジョバ内でもリリースした『横浜DeNAベイスターズ』が主催する『第2回横浜スポーツビジネススクール』を企画された、同社ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループの矢野 沙織(やの さおり)さんを直撃。

「どんな経緯で始めたの?」「始めて感じたことは?」等々、根掘り葉掘り聞く中で、企画を実現することだけではなく、企画を通じて何を実現したいかの大切さを、矢野さんから学んだ気がします。アイデアに悩む方も、やりたいことを探している方も、きっと矢野さんの言葉に気づかされることが多いはず!


(取材:構成=スポジョバ編集部 小林亘)

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第2回横浜スポーツビジネススクールの反響と、主催者の想い

__まずは今回の2回目のビジネススクールを通じて、矢野さんが感じられたことから教えていただけませんか?かなり参加者の熱量も高かったなと、個人的には感じているのですが。





矢野:今回は取り上げていただきありがとうございます。参加者の方の熱量のおかげで、とても盛り上がったスクールになったと実感しています。

ビジネススクールの開催はまだ2回目で、まだまだ発展途上ではありますが、参加者の方が私たちと一緒になってビジネススクールを創り上げてくださったことは本当に嬉しかったですね。


__今回のスクールの最後では、それぞれの参加者が事業計画を発表されていたと思います。私も聞いていて非常に面白いな~と感じていたんですけれど、その後、皆様が考えられた企画はどうなっていくのでしょうか?





矢野:今回は、ベイスターズに対して何かご提案いただく、という形ではございませんでしたが、皆様からご提出いただいた事業計画書は私たちの想定以上のものばかりでした。社長の木村を筆頭に全員の事業計画書に目を通してフィードバックをお返しさせていただきました。その上でさらにご提案いただいた場合にはコラボレーションを検討をさせていただく可能性はございます。

また私たちとしては、事業計画書を書いていただくだけでなく、このスクールをキッカケに参加者同士が繋がって、横浜の地で何か新しい産業を生み出す機会になれれば、とも思っています。そういう意味では、これから先も参加者の皆様と繋がりは持っていきたいと思っていますし、皆様が考えたアイデアを本格的に始動できるような環境も整えていきたいと思っています。


__3回目、4回目があると期待してしまいますが、今度このスクールがどんな形になっていくか気になるのですが、そこまで突っ込んだことを聞いてもいいものですか……?(笑)





矢野:ありがとうございます。私としては3回目、4回目もぜひ続けていきたいと思っています!今回の参加者の中には、企業の元役員や医師、大手企業の現役社員、そして学生と本当に幅広く色んな想いを持った方がいました。参加者が変われば、ビジネススクールもどんどん変わってくると思います。普段関われないような方々と仕事以外の場所で繋がれる機会や、お互いフィードバックしあえる機会って、なかなかないとも思っていますし、卒業生たちがここで繋がれるようにしていきたいとも思ってます。

また、ビジネススクールには終わりがないとも実感しています。第2回目のビジネススクールでも「色んなことを吸収できてよかった」という声もあれば「もっと小規模で開催してほしい」「もっとこういうことを学びたい」など、様々な声もありました。嬉しい声が多かった反面、皆様が求めるところはそれぞれで、さまざまな反響をいただけたので、今後にも繋げていければと思っています。







そもそもどうして始めようと思った?どんなキッカケが?

__今回のビジネススクールに関しては、矢野さんが主導で動かれていると伺っています。「20代の女の子が主導で頑張ってるんですよ(笑)」と、広報担当の方から伺っていたのですが、始めようと思った経緯等々についても伺えますか?





矢野:あはは(笑)。そうですね、私は東京の出身なんですけれど、高校生のときに東日本大震災がありまして。そのときに『OECD』という経済協力開発機構がやっている教育復興スクールに参加して被災地を回り、東北の学生と日本の未来について議論をしました。そこで現地の方々が声をかけあって助け合っている素敵な姿や繋がりを大切にしているところを数多く目の当たりにしまして。「人と人との繋がりって本当に凄いな」「自分もそのキッカケを作れる人間になりたいな」と当時思ったのが根本にあって。


__その話は非常に感慨深いですね……。想いを持ち続けていること自体、尊敬です。





矢野:いえいえ。それで人と人とを繋げるにはどうしたらいいか考えたときに、自分がこれまでスポーツを通じて多くの人と繋がりを持ってきたことに気がつき、大学時代はスポーツを通じて人と人とを繋げられるような、スポーツビジネスやコミュニティ醸成について学べる学科に入ったんです。

新卒のときは「人と人との繋がり」という観点から大手人材企業に営業職として入社したんですが、その後、たまたま「『THE BAYS』を通じて街づくりとやスポーツタウン構想を実現するため、人を募集する」という当社の求人を見つけて。そこからジョインして今に至る形ですね。


__その想いがあったからこそ、ビジネススクールを始められたという認識で間違いないですか?





矢野:そうですね!元々ビジネススクールをやりたいと思っていたわけではありませんが、ベイスターズの野球の試合結果に関係なく、ベイスターズが街にあるからこそ誇りに思ってもらえたり、自分のチームと思ってもらいたいという想いがありました。また今回のビジネススクールを運営している『CREATIVE SPORTS LAB』のミッションが「新しいスポーツ産業を産む」ことでした。それを具現化するために、これまでは、ゲストを呼んでのトークイベントやファンの方と球団職員とがオープンミーティングする『Next Ballpark Meeting』を開いたり、色々な取り組みは行っていたものの、産業を生むまでに至れなかったんです。

私たちがファンや横浜市民の意見を取り入れて、それを参考に価値提供ができるようになりつつはあったんですが、対ベイスターズとコラボするだけではなく、スポーツビジネスに興味を持っている人たちが集まってきてくれて、そこで自発的にビジネスが生まれるような場所を作る必要があると感じるようになりました。また、様々なイベントをする中でベイスターズの取り組みやスポーツビジネスを学びたい方が多いことも知りました。そこで次のステップとして「これまでのものをパッケージ化して、ビジネスマンを呼んで学び提案できる場を創ろう!」という発想から、第1回ビジネススクールが始まった、という形になりますね。







産業を生みたいだけじゃない。裏の狙いと、最終的なゴール

__あ、なるほど!元々あったものをまとめたわけですね!だから1日目には試合観戦があったりするわけですか!





矢野:そうです!ですから目的としては「ベイスターズのファンの方」というよりは、ベイスターズはもちろん「横浜という地を一緒に良くしていきたいと思っている方々」に参加いただきたいと思って、第1回目は始まりました。お伝えした通り、最初から完璧なものを提供できると思っていなかったこともあって、一緒に形を創っていただけるような方に参加していただいてですね。

だからこそ1回目は「横浜のまちをスポーツで盛り上げるには?」というテーマ設定にしたんです。この内容も非常に面白く多くの反響をいただけたのですが、一方で「産業を生む」という側面から見ると少し弱い。1回目の反響・反省を踏まえて、2回目は敢えてマネタイズ方法まで考えてもらうようにして、もっとビジネス要素を強くしたんです。そういう意味では、今回の着地はかなり狙い通りになったと言いますか。


__「参加者の反応を見ながら」という形で創っていく中で、狙い通りになったことで、見えてきたものもあるんじゃないですか?





矢野:本当に参加者の方々の関わり方が積極的だなと感じています。すでに1期生と2期生の交流会は開催されていて、皆様が考えられたアイデアや企画を、どうやって実現していくかを考えられていたり、情報共有を密に行って、また別のビジネスチャンスを見つけたりされているんですよね。

まだ目的である「産業を生む」というところまで到達できてはいないんですけれど、でも少しずつその実現に向けて参加者同士が手を取り合っていると伺ってはいます。その行動が、私たちとしても「横浜の街を元気にする」という目的に繋がるとも思っていますので、今回のビジネススクールで人と人とをつなぐことができたこと自体が、そもそも嬉しいことと言いますか。


__もちろん「産業を生む」という目的はあるものの、もっと根本には「人と人とを繋げる」という思いがあって、そこに向かっているという認識で間違いないですか?





矢野:ゆくゆくは『横浜DeNAベイスターズ』という冠がなかったとしても、横浜に行けばスポーツに関わる何かが学べる、だからこれからスポーツ業界で活躍されたい方は、まず横浜に。という風になっていけたら良いな~と思っています。

やっぱりビジネススクールは10万円参加費をいただきますから、ハードルが多少なりともあると思っています。でも『Next Ballpark Meeting』とかのオープンミーティングであれば、ファンの方の意見を取り入れて新しい商品開発をしたりもしていますから、まずはこの会からでも来て楽しんで行ってほしい気持ちも持っていまして。最終的には『THE BAYS』を通じて、人と人とを繋げ産業を生むことができたら、これ以上嬉しいことはないかもしれませんね。






企画を成熟させるために。トライ&エラーの中で見えてきた答え

__今回のビジネススクールに関しては「さまざまな要素をパッケージ化した」という話がありましたが、矢野さんが企画に際して大切にされていることなどがあれば教えてください。





矢野:やっぱり参加いただいた方の声は大切にしていて、ビジネススクールはもちろん「横浜スタジアムを観光するツアー」など、どんなに小さなイベントでも必ずアンケートをとっています。そのアンケート結果をいつも一緒にイベントを運営しているスタッフと一緒に見返し「こうすればよかった、ここがいけなかったかな」と反省会をしています。ありがたいお話で9割程度の方に毎度ご回答いただいているんですが、どんなに自分たちが「良い企画だった!」と達成感を感じたとしても毎回必ず反省点が出てくるんですよね。

だから「じゃあ次はこうしよう」と、できる範囲で修正を加えるようにしています。まだまだトライ&エラーの段階ですが、参加いただいた方々の声を無視せず、挑戦を続けたいですね。


__企画が企画を生んでいる、という風にも見えますが、その流れを創っていることも凄いです。





矢野:でも本当に、色んな意見をいただくんですよね。回答者も全然違って、それこそビジネススクールであればビジネスマンの方のご意見ですし、ファン向けのイベントであればファンの方、オープンミーティングであれば他競技をされている方からご意見を頂戴するケースもあります。

そのような方々のご意見を1つにまとめるって結構大変ではあるんですけれど(笑)。間違いなく視野が広がっていきますし、凄い強い繋がりではないにしても、その場で一緒に盛り上がったという1つの体験は、確実に人を繋げるキッカケにもなると思うんです。だから今後はもっと細かくカテゴライズして対象者を絞って、1つひとつ内容の濃い企画を実行していきたいですね。


__ニーズに対して100よりも120、200%の満足度を得るための、カテゴライズや企画内容の成熟等々あると思うのですが、矢野さんが行っていることについても最後聞かせてください。





矢野:ビジネススクールにおいては、当社の木村をはじめ、大学の名教授の方々を始めさまざまな方を講師としてお招きしたんですが、このような繋がりから広がりを見せていて、多くの方々にご協力いただいている現状があります。ですから、参加者の方々はもちろんですけれど、私たちとしても「どういうゲストを呼んだらいいか」という情報収集は常にやっていきたいですし、現在進行形で提案している部分もあります。

仰る通りアンケートの回答に100%応えるだけではなくて、その期待を超えていけるように様々な企画は実行していきたいですし、やっぱり参加いただく方も「横浜を盛り上げたい!」という想いを持っている方に集まっていただけると、もっともっと良いコミュニティができていくとも思うんですよね。終わりはないかもしれないんですが、私たちが目指す「『THE BAYS』を通じて横浜という街を盛り上げ新たな産業を生む」という目標に向けてこれからも頑張っていきたいです!






【PROFILE】

矢野 沙織|(株)横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループ

東京都出身。幼少期は両親の影響もあり、男子と混じって地域の少年野球チームで野球をしていた経験がある。中高校時代は陸上部に所属。大学時代はタッチフットやサーフィンなど、幅広いスポーツを行ってきたとのこと。高校時代に東日本大震災があり『OECD』という経済機構が行う教育復興スクールに参加して被災地を回った際、人と人との繋がりの強さに感動し、自身がスポーツを通じて感じてきた"それ"を体現したいと、慶應義塾大学に進学後はスポーツビジネスや街づくりについて学んだ。

その後「人と人を繋ぐ」という観点から某大手人材企業に営業職として入社。その後たまたま『横浜DeNAベイスターズ』の求人を見つけた事で、これまで自身が経験してきたことや想いを叶えられるのではないか、と可能性を感じ転職。現在広報部として『THE BAYS』という施設全体の取りまとめを担当している。


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「やりたいことがやれる」「自分のアイデアが活かせる」

求人ではよく見る言葉だと思います。会社の中で、自分に与えられた役割の中で、これらを実行できることはもちろんですが、時にはブレイクスルーをし、一旦会社という枠を外して挑戦することもあるでしょう。ワガママではなく、本当に誰か・何かのために動くことで「やりたいことができる」という側面は非常に多いと個人的に感じていますが、一方で「やりたいことが見つからない」「そもそもアイデアが浮かばない」と悩む方も多いのでは?

今回は、先日スポジョバ内でもリリースした『横浜DeNAベイスターズ』が主催する『第2回横浜スポーツビジネススクール』を企画された、同社ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループの矢野 沙織(やの さおり)さんを直撃。

「どんな経緯で始めたの?」「始めて感じたことは?」等々、根掘り葉掘り聞く中で、企画を実現することだけではなく、企画を通じて何を実現したいかの大切さを、矢野さんから学んだ気がします。アイデアに悩む方も、やりたいことを探している方も、きっと矢野さんの言葉に気づかされることが多いはず!


(取材:構成=スポジョバ編集部 小林亘)

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第2回横浜スポーツビジネススクールの反響と、主催者の想い

__まずは今回の2回目のビジネススクールを通じて、矢野さんが感じられたことから教えていただけませんか?かなり参加者の熱量も高かったなと、個人的には感じているのですが。





矢野:今回は取り上げていただきありがとうございます。参加者の方の熱量のおかげで、とても盛り上がったスクールになったと実感しています。

ビジネススクールの開催はまだ2回目で、まだまだ発展途上ではありますが、参加者の方が私たちと一緒になってビジネススクールを創り上げてくださったことは本当に嬉しかったですね。


__今回のスクールの最後では、それぞれの参加者が事業計画を発表されていたと思います。私も聞いていて非常に面白いな~と感じていたんですけれど、その後、皆様が考えられた企画はどうなっていくのでしょうか?





矢野:今回は、ベイスターズに対して何かご提案いただく、という形ではございませんでしたが、皆様からご提出いただいた事業計画書は私たちの想定以上のものばかりでした。社長の木村を筆頭に全員の事業計画書に目を通してフィードバックをお返しさせていただきました。その上でさらにご提案いただいた場合にはコラボレーションを検討をさせていただく可能性はございます。

また私たちとしては、事業計画書を書いていただくだけでなく、このスクールをキッカケに参加者同士が繋がって、横浜の地で何か新しい産業を生み出す機会になれれば、とも思っています。そういう意味では、これから先も参加者の皆様と繋がりは持っていきたいと思っていますし、皆様が考えたアイデアを本格的に始動できるような環境も整えていきたいと思っています。


__3回目、4回目があると期待してしまいますが、今度このスクールがどんな形になっていくか気になるのですが、そこまで突っ込んだことを聞いてもいいものですか……?(笑)





矢野:ありがとうございます。私としては3回目、4回目もぜひ続けていきたいと思っています!今回の参加者の中には、企業の元役員や医師、大手企業の現役社員、そして学生と本当に幅広く色んな想いを持った方がいました。参加者が変われば、ビジネススクールもどんどん変わってくると思います。普段関われないような方々と仕事以外の場所で繋がれる機会や、お互いフィードバックしあえる機会って、なかなかないとも思っていますし、卒業生たちがここで繋がれるようにしていきたいとも思ってます。

また、ビジネススクールには終わりがないとも実感しています。第2回目のビジネススクールでも「色んなことを吸収できてよかった」という声もあれば「もっと小規模で開催してほしい」「もっとこういうことを学びたい」など、様々な声もありました。嬉しい声が多かった反面、皆様が求めるところはそれぞれで、さまざまな反響をいただけたので、今後にも繋げていければと思っています。







そもそもどうして始めようと思った?どんなキッカケが?

__今回のビジネススクールに関しては、矢野さんが主導で動かれていると伺っています。「20代の女の子が主導で頑張ってるんですよ(笑)」と、広報担当の方から伺っていたのですが、始めようと思った経緯等々についても伺えますか?





矢野:あはは(笑)。そうですね、私は東京の出身なんですけれど、高校生のときに東日本大震災がありまして。そのときに『OECD』という経済協力開発機構がやっている教育復興スクールに参加して被災地を回り、東北の学生と日本の未来について議論をしました。そこで現地の方々が声をかけあって助け合っている素敵な姿や繋がりを大切にしているところを数多く目の当たりにしまして。「人と人との繋がりって本当に凄いな」「自分もそのキッカケを作れる人間になりたいな」と当時思ったのが根本にあって。


__その話は非常に感慨深いですね……。想いを持ち続けていること自体、尊敬です。





矢野:いえいえ。それで人と人とを繋げるにはどうしたらいいか考えたときに、自分がこれまでスポーツを通じて多くの人と繋がりを持ってきたことに気がつき、大学時代はスポーツを通じて人と人とを繋げられるような、スポーツビジネスやコミュニティ醸成について学べる学科に入ったんです。

新卒のときは「人と人との繋がり」という観点から大手人材企業に営業職として入社したんですが、その後、たまたま「『THE BAYS』を通じて街づくりとやスポーツタウン構想を実現するため、人を募集する」という当社の求人を見つけて。そこからジョインして今に至る形ですね。


__その想いがあったからこそ、ビジネススクールを始められたという認識で間違いないですか?





矢野:そうですね!元々ビジネススクールをやりたいと思っていたわけではありませんが、ベイスターズの野球の試合結果に関係なく、ベイスターズが街にあるからこそ誇りに思ってもらえたり、自分のチームと思ってもらいたいという想いがありました。また今回のビジネススクールを運営している『CREATIVE SPORTS LAB』のミッションが「新しいスポーツ産業を産む」ことでした。それを具現化するために、これまでは、ゲストを呼んでのトークイベントやファンの方と球団職員とがオープンミーティングする『Next Ballpark Meeting』を開いたり、色々な取り組みは行っていたものの、産業を生むまでに至れなかったんです。

私たちがファンや横浜市民の意見を取り入れて、それを参考に価値提供ができるようになりつつはあったんですが、対ベイスターズとコラボするだけではなく、スポーツビジネスに興味を持っている人たちが集まってきてくれて、そこで自発的にビジネスが生まれるような場所を作る必要があると感じるようになりました。また、様々なイベントをする中でベイスターズの取り組みやスポーツビジネスを学びたい方が多いことも知りました。そこで次のステップとして「これまでのものをパッケージ化して、ビジネスマンを呼んで学び提案できる場を創ろう!」という発想から、第1回ビジネススクールが始まった、という形になりますね。







産業を生みたいだけじゃない。裏の狙いと、最終的なゴール

__あ、なるほど!元々あったものをまとめたわけですね!だから1日目には試合観戦があったりするわけですか!





矢野:そうです!ですから目的としては「ベイスターズのファンの方」というよりは、ベイスターズはもちろん「横浜という地を一緒に良くしていきたいと思っている方々」に参加いただきたいと思って、第1回目は始まりました。お伝えした通り、最初から完璧なものを提供できると思っていなかったこともあって、一緒に形を創っていただけるような方に参加していただいてですね。

だからこそ1回目は「横浜のまちをスポーツで盛り上げるには?」というテーマ設定にしたんです。この内容も非常に面白く多くの反響をいただけたのですが、一方で「産業を生む」という側面から見ると少し弱い。1回目の反響・反省を踏まえて、2回目は敢えてマネタイズ方法まで考えてもらうようにして、もっとビジネス要素を強くしたんです。そういう意味では、今回の着地はかなり狙い通りになったと言いますか。


__「参加者の反応を見ながら」という形で創っていく中で、狙い通りになったことで、見えてきたものもあるんじゃないですか?





矢野:本当に参加者の方々の関わり方が積極的だなと感じています。すでに1期生と2期生の交流会は開催されていて、皆様が考えられたアイデアや企画を、どうやって実現していくかを考えられていたり、情報共有を密に行って、また別のビジネスチャンスを見つけたりされているんですよね。

まだ目的である「産業を生む」というところまで到達できてはいないんですけれど、でも少しずつその実現に向けて参加者同士が手を取り合っていると伺ってはいます。その行動が、私たちとしても「横浜の街を元気にする」という目的に繋がるとも思っていますので、今回のビジネススクールで人と人とをつなぐことができたこと自体が、そもそも嬉しいことと言いますか。


__もちろん「産業を生む」という目的はあるものの、もっと根本には「人と人とを繋げる」という思いがあって、そこに向かっているという認識で間違いないですか?





矢野:ゆくゆくは『横浜DeNAベイスターズ』という冠がなかったとしても、横浜に行けばスポーツに関わる何かが学べる、だからこれからスポーツ業界で活躍されたい方は、まず横浜に。という風になっていけたら良いな~と思っています。

やっぱりビジネススクールは10万円参加費をいただきますから、ハードルが多少なりともあると思っています。でも『Next Ballpark Meeting』とかのオープンミーティングであれば、ファンの方の意見を取り入れて新しい商品開発をしたりもしていますから、まずはこの会からでも来て楽しんで行ってほしい気持ちも持っていまして。最終的には『THE BAYS』を通じて、人と人とを繋げ産業を生むことができたら、これ以上嬉しいことはないかもしれませんね。






企画を成熟させるために。トライ&エラーの中で見えてきた答え

__今回のビジネススクールに関しては「さまざまな要素をパッケージ化した」という話がありましたが、矢野さんが企画に際して大切にされていることなどがあれば教えてください。





矢野:やっぱり参加いただいた方の声は大切にしていて、ビジネススクールはもちろん「横浜スタジアムを観光するツアー」など、どんなに小さなイベントでも必ずアンケートをとっています。そのアンケート結果をいつも一緒にイベントを運営しているスタッフと一緒に見返し「こうすればよかった、ここがいけなかったかな」と反省会をしています。ありがたいお話で9割程度の方に毎度ご回答いただいているんですが、どんなに自分たちが「良い企画だった!」と達成感を感じたとしても毎回必ず反省点が出てくるんですよね。

だから「じゃあ次はこうしよう」と、できる範囲で修正を加えるようにしています。まだまだトライ&エラーの段階ですが、参加いただいた方々の声を無視せず、挑戦を続けたいですね。


__企画が企画を生んでいる、という風にも見えますが、その流れを創っていることも凄いです。





矢野:でも本当に、色んな意見をいただくんですよね。回答者も全然違って、それこそビジネススクールであればビジネスマンの方のご意見ですし、ファン向けのイベントであればファンの方、オープンミーティングであれば他競技をされている方からご意見を頂戴するケースもあります。

そのような方々のご意見を1つにまとめるって結構大変ではあるんですけれど(笑)。間違いなく視野が広がっていきますし、凄い強い繋がりではないにしても、その場で一緒に盛り上がったという1つの体験は、確実に人を繋げるキッカケにもなると思うんです。だから今後はもっと細かくカテゴライズして対象者を絞って、1つひとつ内容の濃い企画を実行していきたいですね。


__ニーズに対して100よりも120、200%の満足度を得るための、カテゴライズや企画内容の成熟等々あると思うのですが、矢野さんが行っていることについても最後聞かせてください。





矢野:ビジネススクールにおいては、当社の木村をはじめ、大学の名教授の方々を始めさまざまな方を講師としてお招きしたんですが、このような繋がりから広がりを見せていて、多くの方々にご協力いただいている現状があります。ですから、参加者の方々はもちろんですけれど、私たちとしても「どういうゲストを呼んだらいいか」という情報収集は常にやっていきたいですし、現在進行形で提案している部分もあります。

仰る通りアンケートの回答に100%応えるだけではなくて、その期待を超えていけるように様々な企画は実行していきたいですし、やっぱり参加いただく方も「横浜を盛り上げたい!」という想いを持っている方に集まっていただけると、もっともっと良いコミュニティができていくとも思うんですよね。終わりはないかもしれないんですが、私たちが目指す「『THE BAYS』を通じて横浜という街を盛り上げ新たな産業を生む」という目標に向けてこれからも頑張っていきたいです!






【PROFILE】

矢野 沙織|(株)横浜DeNAベイスターズ ビジネス統括本部 広報・コミュニケーション部 広報グループ

東京都出身。幼少期は両親の影響もあり、男子と混じって地域の少年野球チームで野球をしていた経験がある。中高校時代は陸上部に所属。大学時代はタッチフットやサーフィンなど、幅広いスポーツを行ってきたとのこと。高校時代に東日本大震災があり『OECD』という経済機構が行う教育復興スクールに参加して被災地を回った際、人と人との繋がりの強さに感動し、自身がスポーツを通じて感じてきた"それ"を体現したいと、慶應義塾大学に進学後はスポーツビジネスや街づくりについて学んだ。

その後「人と人を繋ぐ」という観点から某大手人材企業に営業職として入社。その後たまたま『横浜DeNAベイスターズ』の求人を見つけた事で、これまで自身が経験してきたことや想いを叶えられるのではないか、と可能性を感じ転職。現在広報部として『THE BAYS』という施設全体の取りまとめを担当している。


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