バスケットボールのコートのサイズは?ラインの名称は?

編集部 スポジョバ

バスケットボールのコートのサイズは?ラインの名称は?

編集部 スポジョバ

国内からNBAまで!バスケのコートサイズ・名称を解説!

バスケットボールの試合を見ていて、あるいは実際にプレーしていて、ふとコートのサイズを知りたくなったり、コートの名称・ラインの名称を知りたくなる方もいるのではないでしょうか?

また正確なコートのサイズを知っている方は少ないのではないのでしょうか?

実際にプレーをしていたり、試合を観戦しているとコートのラインやエリアの名前を耳にすると思いますが、知っているのと知らないのでは面白さが半減してしまいます。

ここでは、バスケットボールのコートの正確なサイズ・コートの名称・ラインの名称について解説していきます。


これだけ抑えれば大丈夫!コート・ラインの名称

<バスケットボールのコート名称>

ここではバスケットボールの試合を観戦するに当たって、最低限は知っておきたいコートの名称を簡単に説明していきます。また合わせて関連したルールについても簡単に説明していきます!




○センターサークル

文字通りコートのど真ん中にある円のことです。

試合開始時のジャンプボウルがこのセンターサークルで行われます。

○サイドライン

長方形の長い部分のラインのことを指します。

○エンドライン

ゴール裏に引かれている長方形の短い部分のラインのことを指します。

このサイドラインとエンドラインがコートの中と外の境界線になります。
ここで大事なのはライン上はコートの『外』ということです。
つまりラインを踏んだ状態でボールを持つとコートの外でボールを持ったことになり、相手ボールになってしまいます。
逆にコートの外からスローインをする時はラインを踏んでいても、それはコートの外なので大丈夫です。

○センターライン

コート中央に引かれている、コートを半分に分けているラインのことを指します。

○フロントコート

コートをセンターラインで2つに分けた時、オフェンスが攻める側のことを指します。

○バックコート

コートをセンターラインで2つに分けた時、ディフェンスが守る側のことを指します。

センターラインはこのフロントコートとバックコートの境界線になります。そしてこのセンターラインですが、実は試合中に様々な場面で意味を持ちます。ここでセンターラインに関する代表的な2つのルールについても解説します。

★観戦する前に知っておきたい豆ルール★

・8秒ルール

8秒ルールとは、オフェンスは8秒以内にバックコートからフロントコートにボールを運ばなければならない、というものです。
もしオフェンス側が8秒以内にバックコートからフロントコートにボールを運べなかったら相手ボールになってしまいます。

・バックコートバイオレーション

バックコートバイオレーションとは、オフェンスは1度フロントコートにボールを運ぶとバックコートにボールを戻してはいけない、というものです。もしボールをバックコートに戻してしまうと相手ボールになってしまいます。ちなみにセンターラインを踏んでしまうとバックコートに戻ったとみなされて相手ボールになります。

○フリースローライン

ゴールの向かい側にエンドラインに平行に引かれている短いラインのことを指します。
このフリースローラインはフリースローを打つ時に、超えてはいけないラインとして使われています。

○スリーポイントライン

ゴールの外側を大きく囲うように引かれた大きな半円状のラインのことです。

スリーポイントラインの外側から打って入ったシュートは全て3点で、スリーポイントラインの内側から打って入ったシュートは全て2点となります。
ちなみにスリーポイントライン上は内側になるので、ラインを踏んでいた場合は2点扱いになります。

○ペイントエリア

ゴール付近の小さい長方形で囲まれたエリアのことを指します。

この区域は区別をするために違う色でペイントされていることが多いので「ペイントエリア」と呼ばれているようです。このペイントエリアにも関連する代表的なルールがあるので簡単に解説します。

・3秒ルール

3秒ルールとは、オフェンスプレーヤーがこのペイントエリア内に3秒を超える時間留まってはいけないというルールです。もし3秒以上留まってしまうと相手ボールになってしまいます。

○ノーチャージングセミサークル

ノーチャージングセミサークルとは、ペイントエリア内のゴール下付近に引かれている、半円状のラインのことです。

このラインの内であれば、オフェンスプレーヤーはゴールに向かっている際には、ディフェンスと接触をしてもオフェンスファウルを吹かれることはありません。

※人に話したくなるマメ知識

実はこのノーチャージングセミサークルはもともとありませんでした。

十数年前にNBAで活躍していたシャキール・オニールという選手がいるのですが、彼はとても体が大きく試合中に何度かゴールを破壊したことがあるような選手でした。このオニール選手はゴールに向かう際にディフェンスと接触すると、体が強すぎて相手選手をなぎ倒してしまい、度々オフェンスファウルを吹かれていたようです。体が強すぎるがためにオフェンスファウルが吹かれてしまい、得点が認められないのはいかがなものなのか、という話になりこのノーチャージングセミサークルは誕生したと言われています。

ここまではコート・ラインの名称について解説してきましたが、次に最低限知っておきたいコートサイズについて解説していきます。

バスケのコートサイズってどれくらい?最低限知っておきたいコートのサイズ

バスケットボールのコートの大きさですが、カテゴリーごとに大きさが違います。
また世界で一般的に使われているコートとNBAではコートの大きさが若干違ったりします。

ここでは一般的に使われているコートの大きさとNBAのコートの大きさについて解説します。

<一般的なコートの大きさは?>

○コートサイズ

日本では中学生以上のカテゴリーではコートサイズは全て同じです。

そのコートサイズですが、

・サイドライン 28m

・エンドライン 15m

で 28m ✕ 15m となっています。

○ゴールの高さ

ゴールの高さは305cmです。

305cmの高さのゴールにダンクをする選手たちの迫力は本当にすごいですよね!

○リングの直径

バスケットボールのリングの直径は 45cmです。

ちなみに男子で使われる7号のボールが直径24.5cm,女子で使われる6号ボールが直径23.5cmなので、だいたいボール2個分ほどの大きさになっています。

○フリースローライン

フリースローラインはゴールから4.225mの距離にあります。

決めて当然のように思われるフリースローですが、約4m離れた場所から直径24.5cmのボールを直径45cmのリングに射抜くことは難しいものです。

○スリーポイントライン

スリーポイントラインのゴールからの距離は6.75mです。
なお、角度が0度(エンドライン付近)のスリーポイントラインの距離は6.6mと若干近くなっています。

トップ選手たちはいとも簡単にリングを射抜いていますが、実はスリーポイントの距離は7m弱もありとても遠いのです。そんな遠い距離から直径24.5cmのボールを直径45cmのリングにいとも簡単射抜く選手たちは本当にかっこいいですよね。

ここまで一般的に使われているコートサイズについて解説してきたので続いてNBAのコートサイズについて解説していきます。

<NBAのコートの大きさは?>

○コートサイズ

NBAで使われているコートサイズですが、

・サイドライン 28.65m

・エンドライン 15.24m

で 28.65m ✕ 15.24m となっていて一般的なものより若干大きくなっています。

○ゴールの高さ・リングの直径

ゴールの高さは305cm、リングの直径は45cmと、ここは一般的なサイズと変わらないようです。
ただしボールの大きさは6.5号で若干小さいサイズとなっています。

○フリースローライン

このフリースローラインの距離も4.225mと一般的なものと変わらないようです。

○スリーポイントライン

一般的なものとの1番の大きな違いはこのスリーポイントラインの距離でしょう。

NBAのスリーポイントラインの距離は7.24mとなっていて一般的なコートより50cmも遠くなっています。イメージがしにくいかもしれませんが、一般的なコートのスリーポイントの1歩後ろあたりだと思っていただければ分かりやすいと思います。この1歩の差は実はとても大きく、1歩下がるだけでシュートが届かなくなったりします。

ちなみに、現在NBAで活躍している渡邊雄太選手のスリーポイント成功確率は41.2%とNBA選手の平均を大きく上回っています。またNBAを代表するスリーポイントの名手ステフィン・カリー選手は、練習で驚異の105本連続でスリーポイントを成功させたこともあるようです。
こんな遠い距離からいとも簡単にシュートを決めるNBAの選手たちは本当にすごいですね。

*4ポイントラインができる?!?!*

NBA選手のなかには「ロゴスリー」と呼ばれる、センターサークル内にペイントされているチームロゴから打つシュートまでもいとも簡単に決めてしまうのです。そこでスリーポイントラインのさらに外側に”4ポイントライン”を導入するというアイデアが出てきたようです。
もしこの”4ポイントライン”が導入されれば、今までとは違うバスケの楽しみ方ができるようになるかもしれませんね。

ここまでNBAのコートサイズについて解説してきました。NBAのコートはリングの高さなど一部同じサイズではありますが、全体的に大きいというのが分かっていただけたと思います。

コートの名称・サイズを知るとバスケ観戦がより面白くなる!

今回はコートの各名称、コートサイズについて解説してきました。

解説などでもコートやラインの名称が度々使われていたりしますが、そのような用語を知っていれば、より深いところまで解説を理解することができより楽しめるようになるでしょう。

またコートのサイズ感を知っていれば、コートでプレイしている選手たちが実はどれだけすごいことを簡単にやってのけてるのかを、より身にしみて感じられるようになるかもしれませんね。そうするとよりバスケットボールというものが面白く感じられるはずです。

また試合を見ていて、解説を聞いていて気になること、専門用語が出てきたらどんどん調べてもっともっとバスケットボールを楽しんでいきましょう!

バスケットボールの専門用語について解説している記事はこちら

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