会社と人の出会いは、本当に一期一会。転職サイトを運営していると人事の方や求職者の方から「採用できた」「入社できた」と色んな声をいただきます。話を紐解いていくと「こんな風に思って仕事選びをしているんだ」と感動することもしばしば。そこで、大手専門商社から今年10月に転職した営業担当の私・牧野(まきの)の転職理由を、少しばかりお話させていただければと思います。
今回は『まきの成長日記』という新企画のプロローグ。私の転職理由が、どこかの誰かに届いて、キャリアを見つめなおすキッカケになれば非常に嬉しく思います。加えて、転職するか悩んでいるあなたの背中を押すことができましたら、非常に嬉しい気持ちでいっぱいになります。もしよろしければ、最後までお読みください。
「私は北海道出身で、野球をずっとやってきました。北海道の中では頑張ってる方だと思っていたんですけれど、甲子園に出させていただいた時や、大学野球をしていた際に、周りのレベルの高さに圧倒されまして……。「これはプロは無理だろう」と思って、結構早い段階でアスリートの道は諦めたんですね。ただ、スポーツに関わる仕事はしたいと思ってました。とはいえ、私の場合は『スポーツ関連企業に入る=物凄く敷居が高いこと』も理解していました。入るのであれば中途社員として、個の力を高めてからでないと無理だろうと。
そこで、大学4年生の頃は一生に一度しか使えない『新卒カード』の切り方を凄く考えました。恐らくこのカードを使う事で、中途採用よりは大手企業に入りやすいんじゃないかな、と考えましたし、そこで得た経験をスポーツ関連企業で活かせないかな、と。それを念頭に、就職活動ではメガバンクや誰もが知るような大手企業などばかり受けていました。その中で、なんとか大手専門商社に入ることができたんです。
なじみ深い言葉で言うと『営業サポート』のような仕事をしていました。ただ正直な話、あんまり面白い仕事とは言えなかったんです。とはいえ『さすが大手』と思いますが、収入面は非常に良かった。ペーペーの私が「こんなにもらっていいの?」と思ってしまうくらい。そのおかげで色々なことを経験できましたし、不自由なく生活はできていたんです。ただ一方で、きっとこの会社にいることでどんどん年収は上がっていって、将来結婚して家族を養うってことを考えたら「居続けないといけない」「自分のやりたいことができない」という恐怖の方が年々強くなっていったんです。それが3年目の頭くらいに考えたこと。
そんなときに、高校時代一緒に野球を頑張ってきたA君と話す機会があったんです。彼、スポーツとは全く関係ない身体を張る仕事をしていて、そのグチを長く話していたんですね。それを聞いて「なんであんなに高校時代野球を頑張ってきたA君が、今こんなに充実していないんだろう」と思いました。でもふと見渡せば、高校時代の野球部の仲間は同じような境遇のメンバーがほとんどでした。もちろん彼らは、そう言いながら現状が楽しいのかもしれません。でもホンネを言えば、関われるのであればスポーツの仕事に関わったほうが絶対充実するとも彼らは言っていて。当時、特別「これがやりたい」と明確ではなかった私でしたが、A君の話をキッカケに「スポーツを頑張ってきた人が、またスポーツに関わる仕事で毎日を充実してほしい」「そんな手助けのできる仕事がしたい」と思うようになったんです」
「一方で、社会はとても厳しい。それも私にとっては苦しいものでした。学校の勉強を一生懸命やってきた人は、大手企業に入って世の中を動かしていて。学生時代に一生懸命部活を頑張ってきた人は、現場で頑張っていて。頑張ってきた方向が違うだけで、社会に出てからこんなにも格差があるのかと。もちろん学校の勉強を頑張ってきた人は凄いです。リスペクトがないわけではありませんし、むしろめちゃめちゃ尊敬しています。
でもきっと、部活を頑張ってきたパワーのある人であれば、社会に出てからも同じように頑張れる。ましてそれがスポーツに関わる仕事であれば尚更。でも、世の中はそう上手くできていない。A君みたいな人っていっぱいいるわけです。じゃあそんな人たちが、スポーツ業界に違う形で戻ってきて、働いて活躍できるようなサービスやプラットフォームを持つような会社ってないかなって探し始めたのが、転職活動の最初の最初でした。
だからこそ私は、プロスポーツチームやメーカーなどではなく「スポーツ業界の求人サイト」に絞って転職活動をしていたんです。ただ、エージェントサービスの仕事ではないな、と。多くの人に求人をご案内できる求人サイトと比べて、どうしてもエージェントサービスだと1対1になってしまいますから、影響度が弱い。重ね重ねで恐縮ですが、A君のような人の笑顔を取り戻したいと思ったので、人材サービスで影響力が強いのは求人サイトだろうと。そんなときにスポジョバと出会って「これだ!!」と思い即応募。事業部長である伊藤さんとお話をして、想いに強く共感したことで今に至る形です。
今年の10月に入社してまだ2か月。まだまだ力不足ですが、僕の夢は変わっていません。もっと言うと、皆様が一度は聞いたことのあるような転職サイトと同じような立ち位置まで、スポジョバを持っていくことが夢です。「スポーツ業界で働くなら、絶対スポジョバを使った方がいいよ」と、世の中の人が自然と言うようになり、スポジョバを使った人がスポーツ業界で働き充実した毎日を送る。少し抽象度の高い夢ではあるんですけれど、目標に向けて今日も少しずつ成長していきたいと思います」
今回のコラムニスト:スポジョバ営業部 牧野堅哉
北海道札幌市出身。小学校から大学まで17年間野球一筋。メンバーにも恵まれて小中高と全国大会(甲子園含む)への出場経験がある。卒業後は「スポーツ企業に入りたいけど、それは中途で力をつけないと難しだろう」と新卒カードを上手く使って大手専門商社へ入社。そこで力をつけたものの、自分が将来やりたいことと、甘い蜜をたくさん吸った同社を辞められなくなる恐怖から、年収をガッツリ下げても良いと決め2021年10月にスポジョバへジョイン。11月26日(金)現在、上司の手も徐々に離れ、1人でクライアントへの商談も始めた。
設立年月 | 2010年01月 | |
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代表者 | 篠﨑克志 | |
従業員数 | 272名(連結:2023年12月末現在) | |
業務内容 | ◆スポナビ合同就職セミナーの企画・運営(体育会学生限定合同就職セミナー)
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