2014年から導入された「チャレンジシステム」。
試合が中断されているシーンを見たことがある方もいるのでは?
それは、チャレンジシステムかもしれません!
今回は…
・チャレンジシステムの仕組み
・チャレンジシステムの対象プレー
このようなことについて解説します!
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「チャレンジシステム」とは、審判の判定に対して異議がある際にビデオ判定を要求できるシステムのことです。
ボールのイン・アウトやタッチネットなどは、人間の目だけでは正確に判定しにくい場面も多々。
そんな時に誤審を防ぐ制度としてチャレンジシステムは非常に重要です。
チャレンジシステムは、2012年のロンドンオリンピック後に試験導入が決定され、2013年の男子バレーボールワールドリーグ、女子バレーボールワールドグランプリの一部試合で試験導入されました。
そして、2014年から正式に導入されています。
チャレンジシステムを使うことができるのは基本的には監督のみで…
・1セット2回まで
・監督が不在の場合は、キャプテンが要求することが可能
・対象となるプレーから5秒以内に要求しなければならない
このようなルールが決められています。
ビデオ判定の結果、要求側が正しかった場合は「チャレンジ成功」となり、1セット2回までの権利は減りません。
つまり、チャレンジに失敗すれば要求できる回数は減り、成功すれば減らないということです。
また、審判にチャレンジシステムを要求する際はタブレット画面で行うため、特別なサインがあるわけではありません。
バレーボールの審判について知りたい方はこちらをお読みください!
ここでは、チャレンジシステムの対象となるプレーについて解説します!
バレーボールでは、反則行為は全て相手の得点となってしまうためビデオ判定の結果はとても重要です!
1.ボールのイン・アウト
→ボールがエンドライン・アタックラインに対してインかアウトかのジャッジ。
点数に直結するため、チャレンジシステムの中で最も要求されることが多いプレーです。
ほこりなどによる映像の見ずらさを考慮し、CGグラフィックで判定する場合もあります。
2.ワンタッチ
→アタックしたボールが、ブロッカーの手に当たることをワンタッチと言います。
たとえば、コートの奥を狙ったアタックをしてアウトになってしまった場合。
ブロッカーの手に当たって(ワンタッチ)アウトになってしまったのか、ブロッカーの手に当たっておらずアタックそのものがアウトなのか、という微妙な判定をチャレンジシステムで判定できます。
3.ネット・アンテナ接触
→プレーヤーの体がネットやアンテナ(ネットの両端に設置されている赤白模様の棒)に触れることは反則となり、相手にポイントが入ります。
しかし、相手が打ったボールや風などでネットが膨らんで触れてしまった場合は反則にはなりません。
プレーヤーの接触だけでなく、ボールがアンテナに接触した場合は反則となり、相手ポイントとなります。
ネットやアンテナの接触は、主審や副審の死角になりやすいためビデオ判定が多く使われます。
4.ライン踏み越し
→サーブの際にエンドラインを超えていないか、アタックの際にアタックラインを超えていないかを確認することが出来ます。
5.ボールの落下
→ボールが床に落ちそうな場面で、選手が飛び込んでボールを上げるシーンを見たことがある方も多いはず。
ここでは、本当にボールが床に落下していないかを確認します。
チャレンジシステムでは、このようなプレーでの誤審を防ぐためにコートの周りには複数のカメラを設置しており、カメラ台数が25台と言われた試合もあったそう。
様々な角度からプレーを正確に判定できるようにしていることが分かりますよね。
人の目だけでは見分けにくいプレーに対して、デジタルの力を借りて誤審を防ぐチャレンジ制度は、公平な試合を実現するために重要です。
会場では、審判が見る動画と同じものが大型スクリーンに流れているので、直接観戦する際にはぜひ注目してみてください!
今回はバレーボールのチャレンジについて解説しました!
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