「相撲の十両力士とはどういう意味?」
「十両の優勝賞金はどのくらい?」
前回は、相撲の階級について紹介しました。
こちらの記事では、その中から十両について更に詳しく掘り下げていきます!
「スポーツへの興味を仕事に活かせる?」
【スポーツ×求人】を見に行く!
相撲の十両は階級の1つです。最上級が幕内、その次が十両になります。
十両は一人前の力士、つまり、関取以上を意味し,東西南北三十枚まで合計26人で構成されています。
十両以上の力士は毎月、一定の給与が支払われます。
1つ下の階級である幕下以下の力士が各場所の出場手当や賞金のみが支給されるのと比較すると、「プロの力士」と呼ぶことが出来ますね!
そのためあらゆる特権が認められています。
・力士会への参加
・部屋での雑用が免除
・相撲部屋の個室もしくは別居が認められる
・土俵入りで化粧まわしを絞めての参加
・自身のしこり名が入ったのぼりを立てたりサインを書くことが認められる
・本場所で塩をまくことができる
・付き人がつく
など
そして、十両以上の回しの色は稽古場では白。幕下以下の力士は黒色になります。
相撲界は非常に上下関係が厳しい世界です。
そのため、力士は初めて白い回しを付けたことで番付昇格を実感することになります。
ちなみに、十両のもともとの語源や由来は江戸時代までさかのぼり、「年棒で10両もらえた」から十両と呼ばれるようになったとされています。
1両13万円と言われているので130万円程度でしょうか。
【幕下→十両への昇進条件】
相撲界は実力社会なので、幕下力士が十両へ昇進するには幕下力士同士の取り組みで勝ち越すことが最低限必要です。
幕下で4勝できれば十両へ昇進できるシステムですが、人数の関係でそれができないこともあります。
また、番付編成会議で十両の昇進が決まっている力士から優先して十両昇進が行われます。
【十両→前頭への昇進条件】
こちらも、十両番付で勝ち越すことが前提条件になります。勝ち越した回数が多い力士ほど有利に昇進できます。
ただし、幕内力士は42人と決まっています。よって、42人いる状態ですと椅子がないので昇進はできません。
前頭へ昇進するには幕内力士が降格、引退などタイミングが重要になります。
十両の平均給料は月額110万円、年収1320万円、ボーナスなしです。
そのほか、賞金、金星などがあります。一番高額な賞金が200万円。力士褒賞金は1場所で16万円(持ち給金最低額40円)力士褒賞金は力士によって多少の差があるのも特徴的です。
例えば、白鵬関が十両時代の勝ち越し点数は46円、遠藤関は46.5円など。
ボーナスはありませんが似たようなものが賞金として支給されるのです。
【最速昇進記録】
平成の大横綱と呼ばれた貴花田関は史上最年で大関に昇進。
17歳2カ月の史上最年少関取になっています。
【全勝優勝】
十両で15戦全勝優勝を果たしたのは、栃光関、内田(豊山)関、北の富士関、把瑠都関、栃ノ心関。
【幕内からの最短十両昇進記録】
板井圭介関、土佐豊祐哉関、常幸龍貴之関、炎鵬晃関が6場所で達成しています。
若くして、十両以上に昇進した力士もいれば、圧倒的な強さで全勝優勝を果たした力士もいます。
そういった十両の記録に注目してみると、相撲観戦がより一層面白くなるかもしれませんね!
スポジョバでは、スポーツ×求人を紹介しています!
あなたの経験や興味や活かせるお仕事が見つかるはず!
ぜひ、以下の求人情報を覗いてみてください!
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!