「大会に出るとき、どんなウォーミングアップをしたらいいんだろう?」
「短距離と長距離ではウォーミングアップの内容が違うの?」
大会当日、競技場の開放時間またはサブトラックでレースに向けてウォーミングアップをしますよね。
どれくらいの時間動けばいいのか、どんなことをしたらいいのか、迷った人は多いはず。
今回は、陸上競技の大会に出るための試合当日のウォーミングアップについて、短距離と長距離で分けて、詳しく解説します。
これでもうウォーミングアップで困ることはないでしょう!
短距離、長距離に関わらず、走る前にウォーミングアップをすることはなぜ大切なのでしょうか。
ウォーミングアップの目的としては
・パフォーマンスを最大限発揮できるようにする
・怪我の予防
などがあげられます。
ウォーミングアップをすることで
・関節の可動域を広げる
・体温、筋温を向上させる
・心拍数を徐々に増やす
・動作の確認
……などなど。さまざまなメリットがあると言われています。
レース直前のウォーミングアップは、レース前最後の確認と言ってもいいでしょう。
きちんと最終確認をしたい気持ちはよく分かりますが、ウォーミングアップで疲れてしまっては本末転倒。
疲れすぎないようにアップの内容を考えたり、室内・屋外で行うか場所を選んだりしましょう。
レースの時間から逆算して、いつからウォーミングアップを行うのか考えることも大切です。
ここでは短距離の試合当日のウォーミングアップについて紹介します。
▼ストレッチ
▼ウォーキング
▼ジョグ
▼体操
▼ドリル
▼流し
▼スタートダッシュ(SD)
このような流れでやっている人が多いと言われています。
ドリルとは、体の軸や接地動作などを反復して習得するためのものです。
動作の確認はもちろん、普段の練習で行っているウォーミングアップを行うことでいつも通りのパフォーマンスが出来るようにします。
流しとは、70〜80%の力で100〜120m程を走ることです。
アップの中でスパイクを履いて走るのはこの流しのタイミングからが一般的と言われています。
速い動きに慣れることはもちろん、その日の調子をチェックする目的があります。
スタートダッシュは、スターティングブロックを使ってスタートし、そのまま20〜40m走るものです。
当日のコンディションに合わせてスターティングブロックの間隔や高さを変えてみるのもいいかもしれません。
続いて、長距離の大会当日のアップについてご紹介します。
流れとしては
▼ストレッチ
▼ウォーキング
▼ジョグ
▼体操
▼ドリル
▼流し
と基本的に短距離と同じようなイメージです。
ですが、目的や時間が異なります。
ウォーキングやジョグは、短距離選手より距離を長めに行うのが一般的です。
レースで長い距離を走るということもあり、身体をあたためておくことが大切です。
しかし、ウォーミングアップで体力を使い切ってもいけません。
最高な状態でレースを迎えられるように場所を工夫したり、自分にあった速度にしたりしましょう。
また、長距離も流しを行います。
長距離の選手は持久力ばかりに意識がいってしまいそうになりますが、スピードも大切です。
速い動きに慣れる、刺激を入れるといった目的で流しを行います。
短距離選手より長い距離、または多い本数で行うのが一般的といわれています。
今回は、短距離・長距離別の大会当日のアップについて詳しく解説しました。
自分にあったウォーミングアップをし、最高のパフォーマンスを披露してください!
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