マラソンは私たちの生活において、身近にあるスポーツです。
しかしマラソンがいつ、どこで始まったのかを知っていますか?
意外と知られていないのではないのでしょうか!
今回はそんなマラソンの歴史について解説していきます!
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マラソンの歴史を紐解いてみると、起源は紀元前まで遡ります。
マラソンという名称は、古代ギリシャの「マラトン」という地が由来とされています。
このマラトンでペルシア戦争のマラトンの戦いが行われ、ギリシャ軍がペルシアの大軍に勝利を収めました。
このことを報告するため、ギリシャの兵士だったピリッピデスという青年が、伝令として40km以上離れたアテネまで走り続けたことがマラソンの由来となっています。
ちなみにこのピリッピデスは、自軍の勝利を報告する使命を終えたあとで絶命し、その功績が称えられました。
アテネで行われた記念すべき第1回のオリンピック大会では、ピリッピデスが走った距離にちなんで、選手が競い合い、今日まで続くマラソンの歴史が始まったのです。
マラソンの距離は42.195kmですが、なぜこのような中途半端な距離で設定されているのでしょうか。
この距離が採用されるようになった歴史を振り返ってみましょう。
第1回のアテネ大会は「約40km」という曖昧な距離で行われています。
42.195kmという距離が初めてマラソンのルールとして採用されたのは、1908年にロンドンで行われた第4回のオリンピック大会からになります。
この大会では最初、42kmで競い合う予定でした。
しかし、当時のイギリスの王妃アレキサンドラが「スタートの地点を宮殿の庭にし、ゴール地点を競技場のボックス席の前」にするようにと注文したことがきっかけで距離が追加されることになり、42.195kmに変更されます。
このロンドン大会の結果を見てみると、イタリアのドランド・ピエトリが意識がもうろうとする中で1位でゴールしますが、途中倒れるたびに係員が補助したことで失格扱いとなってしまいます。これは「ドランドの悲劇」と呼ばれています。
しかし、見守った7万人超の観客はピエトリの懸命な姿に感動し、同じく心打たれたアレキサンドラ王妃も、メダルの代わりに彼に銀のカップを授与しました。
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このように過去を遡って見てみると歴史のあるスポーツであると分かりますね。
現代ではマラソンは健康的な身体をつくり、ダイエット効果が期待できるという点でも人気のスポーツです。また、誰でも始めやすいのが利点です。
健康志向の高まりから、競技としてだけでなく日常にマラソンを取り入れて健康維持に努めている方が世界には大勢います。
世界で最も大きなマラソン大会は、「東京」「ボストン」「ロンドン」「ベルリン」「シカゴ」「ニューヨーク」の6つです。
これだけ見てもマラソンが世界共通の人気スポーツであることが分かります。
「なぜ走るのか」という理由は、ランナーそれぞれ思いがあると思います。
前述したように健康維持のためだけでなく、走ることで自分を追い込んで自信を得たい方や、何よりゴールしたときの達成感を味わうためにマラソンをする方は多いはずです。
こうしたランナーの様々な思いが、マラソンの長い歴史を作ってきたと言えるでしょう。
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