華麗なプレーに思わず、「かっこいい!」「凄い!」と声が出てしまう。サッカーの試合を観ているとそのような場面がありませんか?
サッカーでは、ディフェンスの選手と相対する時、シュートを放つ時、パスを出す時など様々な場面で「技」を繰り出し対戦相手に立ち向かいます。
華麗な技は、相手を翻弄する大きな武器となります。
有名マンガの「キャプテン翼」でも、独創的な技がたくさん登場しています。
元ブラジル代表のロナウジーニョ選手やアルゼンチン代表のメッシ選手も、圧巻の技の数々を使いこなし世界的スター選手になりました。
今回の記事では、サッカーの技の種類や実例についてご紹介します!
まずは、ドリブル技をご紹介します!
基本的にドリブルでは、フェイントをかけることで相手を騙し、抜き去ります。
・エラシコ
➀アウトサイド(足の外側)でボールタッチをし、ボールを外側に動かします。
②即、インサイド(足の内側)でボールタッチをし、相手を一気に抜き去ります。
エラシコは、一瞬で相手を抜き去るスムーズさが求められます。簡単そうに見えて、非常に難易度が高い技です。
「エラシコ」という言葉は、そのスムーズさが輪ゴムがついているように見えることから、ポルトガル語で「輪ゴム」を意味する「エラッスチコ」が由来となっています。
・シザース
➀左右の足でボールをまたぐように動き、フェイントをかけます。
②ディフェンスのタイミングがずれたのを見計らい、一気に相手を抜き去ります。
「シザース」は英語で「ハサミ」という意味で、ボールの軌道は変えずにボールを挟むような様子から、シザースと名付けられました。
・ファルカン
➀片方の足裏で、軸足方向にボールを転がします。
②軸足に一瞬ボールを移し、相手を引きつけます。
③相手が引きつけられたのが確認出来たら、ボールを元の足に戻し、相手を抜き去ります。
ファルカンは、フットサル界のスター選手、アレッサンドロ・ローザ・ヴィエイラ選手が編み出したフェイント技です。彼は、ファンやチームメイトから「ファルカン」というニックネームで呼ばれています。そこから、技の名前もファルカンと名付けられました。
・クライフターン
➀ボールの横に軸足を置きます。
②利き足でキックフェイントをかけます。
③軸足のかかと側でボールを蹴り、ドリブルで相手を抜き去ります。
クライフターンは、元オランダ代表で、現役時代はFCバルセロナなどで活躍したヨハン・クライフ選手が編み出した技であることから、そう呼ばれています。
・マルセイユルーレット
➀足裏で身体側にボールを引きつけます。
②引きつけると同時に、反対側の足を軸にして回転します。
③相手側に向きなおったら、一気にドリブルで抜き去ります。
元々、「ルーレット」という単純な名前でしたが、元フランス代表で、現役時代はユベントスやレアルマドリードで活躍したジネディーヌ・ジダン選手がルーレットを多用していました。
ジダン選手の出生地がフランスのマルセイユであることからマルセイユルーレットと呼ばれるようになりました。
今回は、5種類のドリブル技を簡単にご紹介しました。ドリブルには他にも、ダブルタッチ、シャペウ、ジンガなど様々な種類の技があります!
たくさんのドリブル技を使いこなすことができれば、ドリブルがもっと楽しくなりますね!
リフティングとは、地面にボールを落とさずに連続でボールタッチをする技術のことです。
技術練習の一環として行なわれるだけでなく、回数を競うこともあります。
2014年には、ネイマール選手とロナウジーニョ選手が日本でリフティング対決を行いました。
リフティングには、上げ技、回し技などがあります。
上げ技
リフティングをする時、初めにボールを足で上に上げます。
その際に用いられる技を上げ技といいます。
・ジャンプリフト
両足のかかと付近でボールを挟み、ボールを上げ、リフティングを開始します。
・スクラッチリフト
ボールをつま先で身体側に引きつけ、逆回転でボールを上に上げ、リフティングを開始します。
回し技
リフティングの動作中に、ボールを中心にボールを扱っている足を一回転させる技です。
・アラウンドザワールド
回し技の中で最も基本的な回し方です。例えば、右足でボールを上に上げ、ボールが浮いている間に、ボールを中心に右足を一回転させます。
・カリオカ
アラウンドザワールドとボールを上に上げるところまでは同じですが、サイドステップをしながら足を一回転させます。難易度が非常に高く、上級者向けの技といえます。
最近では、フリースタイルと呼ばれる、回数だけでなく技の芸術点や完成度を競うリフティングの大会も開催され、おしゃれでかっこいい技がたくさん登場しています!
ここまで、ドリブルやリフティングの技を紹介してきました。
サッカー選手が技を披露する場面はまだまだあります。
例えば、PK(ペナルティーキック)の場面です。
PKに関するルールやシュチュエ―ションはコチラの記事をお読みください!
日本代表の主力選手として活躍し、2021年シーズンはジュビロ磐田に所属する遠藤保仁選手は、独特なPKの蹴り方をします。
遠藤選手は、敢えてゆっくりボールを地面に転がすPKを蹴ります。ボールがコロコロと転がりながらゴールに向かっていくことから「コロコロPK」と呼ばれています。
遠藤選手は、ボールを一切見ず、相手ゴールキーパーの動きを最後まで見極め、相手ゴールキーパーが動く方向を予測し、逆方向にボールを転がすように蹴ります。ゴールキーパーが動かない場合はサイドに強く蹴ります。
PKは試合の中でも非常に重要な局面です。相手を翻弄することで、得点にも繋がりやすくなります。
今回は、サッカーの技について説明してきました。
スポジョバでは、サッカーに関する求人を沢山紹介しています!
あなたの経験や興味や活かせるお仕事がきっと見つかるはず!
ぜひ、以下の求人情報を覗いてみてください!
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!